最近、東京のあちこちにおいしい野菜をいただけるお店が増えているみたい。
そこで、ダイエッターの味方になってくれる注目店を編集部がチェック!今回は、長崎ちゃんぽんでおなじみの「リンガーハット」が2018年2月に東京・広尾にオープンした「EVERYBOWL(エブリボウル)」をピックアップ。
こちらでは、麺とソース、デリを組み合わせてワンプレートで提供。
食べたいものはそのときどきで体が求めているもの、という考えのもとに“毎日のカラダの声に応えたい”というコンセプトで誕生した、このお店をのぞいてみた。
* * *カウンター席が多く、女性ひとりでも入りやすい店内「なぜ、リンガーハットがデリ中心のお店を?」という、一番気になっていた質問を「EVERYBOWL」ブランドマネージャーの川内辰雄さんにぶつけてみた。
「もともと安全、安心、健康というコンセプトを掲げてブランドを展開してきましたが、ヴィーガンなど食への意識が海外的になってきていると感じます。
また、中食、テークアウトの需要が増えていることにも注目しました」と川内さん。
「リンガーハット」では、1日分の野菜を摂ることができる「野菜たっぷりシリーズ」を展開していることもあり、男女の利用比率は同じくらいなのだとか。
それも、デリを提供するお店をオープンしたことに関係が…?「『EVERYBOWL』は働く女性をターゲットにしていますが、会社としては女性が活躍できるプロジェクトという意味もあって、僕以外のスタッフはすべて女性。
また、中目黒のヴィーガンカフェ『アラスカツヴァイ』のオーナーで『さいころ食堂』を主催する大皿彩子さんをアドバイザーに迎えています。
彼女たちの意見を交えながらメニュー開発しているので、女性好みのラインナップになっていると思います」(川内さん。
以下「」、同)1皿で約600kcalのヘルシープレート入り口からすぐのショーウインドーには色とりどりのデリが並んでいる「EVERYBOWL」では、4種の麺、6種類のソース、日替わり8種類のデリをそれぞれチョイスし、それにオーガニックリーフサラダが付いてワンプレートとなる(1058円~)。
このメニュー設計は、「リンガーハット」の人気メニュー「まぜめん」が関係しているとか。
「夏場でも寒い日があったり、秋なのに暑い日が続いたり、昔に比べて気候が安定しません。
そんなときに熱すぎず冷たすぎない料理があったら、と『まぜめん』を開発しました。
『EVERYBOWL』のプレートも、麺とソースだけでなく、デリやサラダも混ぜて食べていただけるよう、どんな組み合わせでもおいしくなるような味付けにしています」また、1プレートにそれぞれの料理を扇状に盛り付けているのも『EVERYBOWL』のこだわり。
「何をどれだけ食べたのかわかるよう、円グラフをイメージしました。
また、どの組み合わせでも1皿600kcal程度、食塩相当量は1g前後になるよう意識した設計にしています」フォトジェニックなうえに、食べたものがひと目でわかるというのはダイエット中の食事管理にもぴったりかも。
4種の麺をクローズアップ!左上から時計回りに、「国産小麦麺」、「五穀麺」、「グルテンフリー麺」(+180円)、「五穀リガトーニ」「EVERYBOWL」では「五穀麺」2種、「国産小麦麺」、「グルテンフリー麺」(+180円)の4種類の麺を用意。
「国産小麦麺」は、中華麺のような味わい。
食物繊維たっぷりの「五穀麺」は、もっちりした太麺タイプとショートパスタの「リガトーニ」があるので、お好みで。
「グルテンフリー麺」は生パスタ感覚でいただける。
「麺をよく噛んで食べていただきたいので、『EVERYBOWL』のために歯ごたえのある麺を開発しました。
一般的な麺料理に比べて少なめの100gですが、咀嚼回数が多くなることで満足感を感じてもらえると思います」また、「麺なし」もオーダー可能で、その場合はオーガニックリーフサラダを追加してくれるというから、炭水化物を控えている人でも◎。
そこで、ダイエッターの参考になりそうな組み合わせをご紹介。
グルテンフリー&ヴィーガン対応プレート「グルテンフリー麺」にソースは「<ヴィーガン>きのこと生姜の麻婆豆腐」、デリは「ベイクドトマトのラタトュイユ」をチョイス麺にはソースごとに異なる香味オイルをからませていて、「<ヴィーガン>きのこと生姜の麻婆豆腐」には昆布を使った「だし醤油オイル」を合わせているそう。
だから、麺をそのまま食べてもほんのり味がついていておいしいけれど、きのこの旨みがしっかり効いたソースとの相性も抜群。
デリで選んだ「ベイクドトマトのラタトュイユ」は大ぶりな玉ねぎ、パプリカ、ズッキーニがたっぷりで、食べごたえ◎。
川内さんに教えてもらったように、すべて混ぜて食べてみると、ピリ辛なソースの中にトマトの酸味や玉ねぎの甘みを感じたり、グリーンリーフでさわやかさを感じたり。
食感もさまざまで、食べ飽きない。
これは確かに、しっかりと満腹感を感じられる。
麺なしプレート+1デリ「洋食屋さんの梅豚ミートソース」とデリは「梅豚ベーコン、きのこ、セロリのソテー」と「ナスのベトナム風マリネ」こちらは麺がない分、腹もちを重視してお肉を多めにチョイス。
さらにデリ1品を追加(+180円)してみた。
「洋食屋さんの梅豚ミートソース」は、日本中の豚肉から選んだという福岡・糸島産「梅豚」を使っている。
梅エキスを混ぜたエサを与えて育てているのが特徴で、脂の融点が低いため、口当たりがよく冷めてもおいしい豚肉なのだとか。
ひき肉たっぷりでコクのあるソースだから、麺がなくても満足の食べごたえ。
「梅豚」で作った自家製ベーコン入りの「梅豚ベーコン、きのこ、セロリのソテー」は、醤油ベースのしっかりとした味付け。
ゴロッとした豚肉の脂の旨みが広がる。
「ナスのベトナム風マリネ」は口直しにもぴったりなお酢の酸味と、隠し味のナンプラーが味わい深い。
キャベツがたっぷりだから、食物繊維もしっかり摂れそう。
プラスワンにオススメの1品メニュー左から、「梅豚ベーコンのグリヴィ」432円、「野菜のスパイシーフリット」432円、「オリジナルソフトクリーム<VEGAN>」410円「EVERYBOWL」では、素材の味をより楽しめる1品メニューも提供している。
「梅豚ベーコンのグリヴィ(432円)」は自家製ベーコンをマッシュルームでサンドして素揚げしたもので、ベーコンのスモーキーな旨みを堪能できる。
ナスとズッキーニに衣をつけて揚げた「野菜のスパイシーフリット」は、カレー風味の親しみやすい味。
こちらもヴィーガン対応メニューなのだそう。
「オリジナルソフトクリーム<VEGAN(ヴィーガン)>」(410円)は、もちろん動物性食材不使用。
おいしさを追求したオリジナルレシピだから、豆乳ベースとは思えないなめらかさ。
これならダイエット中にどうしてもスイーツが食べたいとき、罪悪感なく食べることができるかも。
組み合わせ無限大で、毎日でも飽きずにいただけそうな「EVERYBOWL」のメニューは、ソースのみ(1種756円)、デリのみ(1品540円)の購入もOK。
体が野菜を欲していると感じるときにも活用してみては?撮影/結城さやか【データ】EVERYBOWL住所 :東京都渋谷区広尾5-5-1広尾いがらしビル1F電話番号:03-6409-6991営業時間:11:00~22:00アクセス:東京メトロ「広尾駅」より徒歩1分http://www.everybowl.jp/【関連する記事をチェック!】●2か月で20kg減を実現したオーナーが提供する肉肉しい【野菜ランチ】●【野菜ランチ】美ヴィジュアルの野菜ビュッフェが人気!「コスメキッチンアダプテーション」●【まとめ】レシピからスイーツまで最新グルテンフリー事情●食べても太りにくいと注目のパスタ!絶品でお手軽「まかないスパゲッティー」レシピ●インスタントなのに栄養抜群!「BASEPASTAquick」を【実食レポ】