迫りくる夏を前に、せめてもう1サイズ分くらいは脂肪を落としたい…。
そんな無茶な願いを叶えてくれるプログラムがあるという。
それが、日本初マインドフルネスワークアウトの「BurnesStyle秋葉原」で開催している「Groovit(グルービット)」。
室温30℃、湿度約65%というホットな暗闇の中で、大音量のミュージックに合わせて色とりどりに輝くドラムスティックを打ち鳴らす、エアドラムエクササイズだ。
2017年9月オープンの「BurnesStyle秋葉原」だけど、今年5月からスタートした「Groovit2STOMP(グルービット2ストンプ)」が、これから薄着になる夏にぴったりだという噂をキャッチ。
一体、なにが“ぴったり”なのだろうか…?その真相を確かめるため、リズム感皆無のライターFが、「BurnesStyle秋葉原」へ向かうのであった。
* * *室温30℃、湿度約65%のレッスンルームに“秋葉原の王子”登場!フロントで手渡された特殊なシューズを持って、いざレッスンルームへ。
さすがの室温30℃、湿度約65%! ただいるだけでも蒸し暑くて、汗がじんわり。
これは汗びっしょりの予感。
足首や足の甲をしっかりと固定できるこのシューズは、履き替えてみると、動きやすさはもちろんのこと、足を踏み込むときの伝導力がお見事。
これはめちゃくちゃ動かされる気配ムンムンじゃん…。
しかもこんなホットな空間で…。
これから消費するであろうカロリーへの期待と不安を抱く私に、爽やかな笑顔を向けてくれたのは、「BurnesStyle秋葉原」の王子こと、インストラクターを担当するKENGOさん。
「ようこそ、グルービット2ストンプへ。
30分でスクワットを最大587回、カロリー消費は最大850kcalです! 僕も全力でがんばるので楽しんでいってくださいね」ステキすぎる笑顔にキュンとしながらも、「夏にぴったりとはそういうことか…」とすぐさま悟る私。
ピンクとブルーに光るドラムスティックを受け取りながらも、これからスタートするプログラムにビビりまくるのであった。
スティックを叩いてストレス解消!暗闇の中、重低音が鳴り始める。
いよいよプログラムのスタートである。
私はというと、少しでもプログラムに癒やしを求めるべく、KENGOさんの真正面をしっかりとキープ。
「左右の足を踏み込んで、スティックをクロスして叩いていきましょう!」KENGOさんの男らしい声が、やややる気をアップさせる。
そして驚くことに、スティック同志が重なることで光る仕組みとなっている模様だ。
右のスティックを体の前に出したら、左のスティックでパチン。
これを左右入れ替えて10回ほど繰り返す。
日常にない動きでぎこちなさたっぷりだけれど、スティックを叩くという行為そのものが楽しい。
「原稿まだですか?」と請求してくる編集担当の顔を思い出してパチン。
「ちょっと太った?」と笑うあいつの顔を思い浮かべてパチンといった具合で、いつものストレスもフリーに。
そんなことを思いながらニヤケを止められなくなるが、プログラムはもちろんノンストップだ。
片足を踏み込んでスティックで床を叩き、元の位置に戻ったら腕を上げてスティックをクロスしてパチン。
これが噂のスクワットである。
20回ほどやってもう息が途切れ途切れ。
こ、これはヤバイやつや…。
そんなつぶやきもなんのその。
この2つの動作を連続で行うことを元気いっぱいに要求してくるKENGOさん。
プログラム開始早々、“限界です”的な顔で訴えてみる。
すると、舞台から降りて近くまで来てくれ、「オッケー! ナイス!!!」と声掛けが…。
よし、私、がんばる!ちょっとやる気に火がついたところで、踏み込んだ足の前で反対側の手に持ったスティックを床にタッチ。
そして間髪入れずに、「二の腕をシェイプアップ!」という声とともにスクワット連続20回! 足とお尻の疲労を感じながらようやく1曲目が終了。
バンザイ!リズム感がなくても楽しいエアドラムエクササイズ「ハァハァハァ。
しんどい(笑い)」。
1曲目が終わり、楽しい反面、思わず笑いがこぼれてしまうくらいのキツさなのである。
そして2曲目がスタート。
足を肩幅に開き、スティックで床を2回叩く。
しかもジャンピングを入れながら。
KENGOさんがやると超かっこいいのに、リズム感のない私がやると、メスゴリラが喜んでいるようなありさま。
それから足を片方ずつ踏み込むと同時に、腕も片方ずつひいてから両手クロスしてパチン。
リズムに合わせて両足をステップして床を叩いていく動作やスクワットも行い、曲も止まらなければ、動きも止まらない! これは高カロリーを消費するわけだ。
もちろん、キツイはキツイけれど、スティックを使うことでストレス解消にもなるし、動きも新鮮だから楽しいのなんの。
そして2曲目の締めくくりには、「オッケー、アメージング!」とKENGOさん。
この言葉さえあれば、私、まだまだやれる(気がする)!再びやる気を取り戻す私。
とはいえ、「いつまでこれ続くの?」と思ったのが本音である。
そんな私に朗報が! さらに照明を落とし、目を閉じて深い呼吸を意識する瞑想タイムである。
1~2分という短い時間だけれど、これはマジ、リフレッシュだ。
【いよいよ、怒濤のフィニッシュへ!】