「姿勢と歩き方を変えるだけで、5才どころか10才は若く見えるようになりますよ」――そうポスチュア(姿勢)スタイリストのKIMIKOさん(56才)は話す。
KIMIKOさんは、姿勢改善・下半身やせなどの効果があるオリジナルメソッド「ポスチュア(姿勢)ウォーキング」の講師をはじめ商品開発などを行っている。
「実際の身長より低く見られていたら、それは背中が丸い証拠。
この“丸み”こそ、老けて見える元凶なんです」と、KIMIKOさん。
特に、肩から背中にかけてのラインが丸いと老けて見えるって…あなたは大丈夫?重い頭に負けないよう首を立てて姿勢を正すそもそも、老けて見えるのは、なぜなのだろうか。
「頭の重さに負けた姿勢をしているから。
つまり、背中が丸まった状態でいるからです。
頭は5kg前後もあります。
全身の筋肉を使ってしっかり支えないと、姿勢が前傾し、膝が曲がって、肩も前に出て背中が丸くなるんです」(KIMIKOさん、以下「」内同)同じ人でも背中が丸いと、老けた印象を与えてしまうのだ。
「頭の重さを支えるには、首を背骨の上にのせるイメージで後ろに引き、背筋を伸ばすようにしてください。
さらに、お腹とお尻を引き締め、膝を伸ばせば完璧です」歩く時も座る時もこの姿勢を基本にすれば美しく見える。
グッと若く見える基本の立ち方【1】首をまっすぐ背骨にのせる【2】お腹を締める【3】お尻を締めて骨盤を立てる【4】膝を伸ばすこの4つのルールを守り、さらに、足の裏を木の根っこだと思って踏ん張ると、姿勢が整う。
4つのルールを守って立ち、かかとから背中、頭までは一直線になるようなイメージで。
その際、体を左右に傾けず、首を前に突き出さないこと。
背中が丸まって膝が曲がると、腰や膝に負荷がかかり、腰痛や膝痛の原因になる。
また、脚の筋力が衰えると内股になりやすく、骨盤のゆがみにつながる。
立っている時は、足元にも気を遣おう。
かかとをもう片方の足の土踏まずにつけると美しい。
グッと若く見える歩き方きれいに歩く時のポイントは、かかとから着地すること。
大股で歩けない、または足を上げにくく転びやすい人は、筋力が落ちている証拠。
足はなるべく高く上げるように心がけて。
【1】頭・肩甲骨・尻・かかとを一直線に首をまっすぐに立て、頭を後ろに引いて重心を後ろに保つ。
背骨はまっすぐにし、頭、肩甲骨、お尻、かかとが横から見て一直線になるように意識する。
【2】かかとから着地し、膝の曲げ伸ばしに注意踏み出した足は、必ずかかとから着地すること。
足が着地している時は、膝はしっかり伸ばし、後ろから前に足を踏み出す時は、膝を曲げる。
【3】腕を振り、太ももの裏とお尻に力を入れて足の指を使って、地面をしっかり蹴ることで体を前に押し出せる。
大股で歩くこと、腕を後ろに振ること、太ももの後ろとお尻を締めることを意識する。
【4】姿勢をキープすることを忘れずに肩甲骨は寄せたまま、首を立て、お腹に力を入れておくのを忘れずに。
かかとから着いてつま先で蹴り上げると自然と大股で歩けるようになる。
グッと若く見えるおじぎの仕方おじぎをする時も、背中が丸く、肩が前に出てしまうと老けた印象に。
肩甲骨を寄せて背筋を伸ばし、頭を下げないように意識して。
【OK!】首は下げずに腰を引くイメージ肩甲骨を寄せて背筋を伸ばしたままお尻を後方に出す。
頭は下げないで腰を引くイメージで。
膝はしっかり伸ばし、両手はおへそに添えるときれいに見える。
【NG!】頭を下げるのでなく腰から折る感じで首を突き出すように頭を下げると、自然と背中が丸まってしまう。
おじぎは「頭を下げる」のではなく、「腰から折れる」意識を持って。
グッと若く見えるスマホの持ち方スマホを見る時は、顔(目)をスマホに近づけるのではなく、姿勢を正したまま、スマホを顔に近づけるようにするのがポイント。
【OK!】スマホを顔に近づける椅子に座ってスマホを見る時は、深く腰掛けること。
すると骨盤が自然と立ち、背筋が伸びる。
スマホは顔の前まで持ってきて、スマホを持つ手の肘を片方の腕で支えるときれい。
【NG!】顔をスマホに近づけるのはNGスマホの方に顔を近づけると、前かがみになり、背中が丸まる。
椅子に座っているなら、背もたれに寄りかかろう。
スマホと目の距離を離せば自然と姿勢は整う。
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