ダイエット適正診断

“月曜断食”のポイントを考案者・関口賢氏が解説「完璧じゃなくてもまず続けること!」

1週間に一度、月曜日に断食する“月曜断食”でダイエットに挑戦中のオバ記者。

このところ体重が減らず、“壁”を乗り越えようと試行錯誤しているのはこれまでお伝えした通り。

連載103回となる今回は、オバ記者が“月曜断食”の考案者・関口賢先生にお悩み相談――。

* * *”月曜断食”を始めて約4か月。

“頃合い”というか、違反、ズルの数が増えてきちゃった。

さすがに月曜日に「いただきま~す」とお箸を持ったりしないけど、ナッツを口の中に放り込んだり、アイスクリームを半カップ食べちゃったり。

先日はとうとう、禁断のカレーライスまで食べちゃった。

平日の昼に、知り合ったばかりの仕事相手から、「おいしい店があるんですよ」と誘われた。

ここで「お昼は、おかずだけしか食べないんです」なんて言ったらバカ。

オーダーのとき、「ご飯、少な目で」と言うのも野暮。

久しぶりにこんもり盛ったカレーライスを一人前、全部食べちゃったわ。

正直な話、ご飯半分でお腹、パンパンだったのよ。

ひとりだったら間違いなく、ここでスプーンを置いたと思う。

だけどそれを超えたらタガが外れた? ものすごいスピードで完食して、ハッとして顔を上げると相手はまだ食事中。

以前、婚活カウンセラーに「人と食事をするときは、相手のスピードに合わせるべし」と、言われたことを思い出したけど、あとの祭りだって。

61才にして初めて8㎏の減量に成功したのにこのままいったらズルズル、なしくずし? やだよぅ。

ここはひとつ、『月曜断食』(文藝春秋)の著者で、鍼灸師の関口賢さんに私の現状を訴えて、喝を入れていただきたい! そして最終目標の15kg減までどうしてたどり着いたらいいか、教えを乞うてきた。

訪れたのは、銀座の『関口鍼灸治療院』。

「今日はよろしくお願いします! 記事、見ていますよ!」そう笑顔を見せる関口先生は、写真だとオラオラ系に見えたけど、実際に会ってみると超ソフトな話しぶりの32才。

聞けば、高校時代はサッカーの名門・市立船橋高校でサッカー漬けの日々を送っていたスポーツマン。

高校卒業後、鍼灸の道に進んだんだって。

現在は、歌手やモデル、タレントなどのボディマネジメントなんかもやっているとか。

さて、今回はせっかくの機会なのでこれまでの私のこれまでの“闘い”を伝えると、関口さんは、真剣な表情でうなずきながら聞いたあと、「みなさん、”月曜断食”をやっていると必ず壁にぶち当たるんですよね~」とあっさり。

「そもそも”月曜断食”をするのは、これまでいろんなダイエット法をしてきた人。

どうしたら楽に痩せられるかとあれこれ試した結果、“食で体を変えるしかない”というところにたどり着いた人です」わお、それは私! なら話は早い。

「あの、これまで18回断食したけど、完璧に水だけで過ごしたのは1回だけ。

あとは何かしら口に放り込んでしまっています」と私が言うと、関口さん、「私が言うのもナンですが、本の通りに完璧にこなしている人はいないと思いますよ」だって。

”月曜断食”をおさらいすると、月曜日は食べ物を絶ち、基本は水だけで過ごす。

火曜から金曜は朝は旬の果物とヨーグルト、昼はおかずのみ、夜は野菜スープかサラダなどの野菜料理。

土日は3食とも好きなものをこぶし2つ分の量まで食べてOK。

「食べちゃダメと言われると、絶対食べたくなるものなんです。

だから平日の昼は、“おかずのみ”と本には書いていますが、ご飯や麺類は禁止とは書きませんでした。

糖分のコントロールはダイエットの要だけど、これを“悪”にしちゃうと、余計、食べたくなるんですよ」わかるわ~。

ご飯と縁が切れかけたと思ったら、スイーツに手が出る。

スイーツをやめようと思うと、立ち食いそば店に吸い寄せられるんだもの。

「あはは。

そんなものですよ。

ところで体の変化は?」「それはもう。

”月曜断食”をしてからドカ食いをしたいと思わなくなったし、スイーツは頭がしびれるほど甘く感じる。

あと、そうそう。

家の掃除をよくするようになったわ」そう答える私に、関口さんは言うの。

「いちばん残念なのは断食による体の変化を感じる前にくじけてしまうこと。

それより、まずがまんし過ぎない程度の断食をして、慣れてきたら正しい方法を確認して、その都度、ブラッシュアップしたらいい。

いずれにしても大事なのは続けることです」「だけど私は3か月で7kg落ちたけど、4か月目は1kg減がやっと。

皮下脂肪が薄くなったおかげで腕の“振袖”が大きくなるばかりです。

何かスポーツを取り入れたほうがいいですか?」これは私がいちばん聞きたかったこと。

すると関口さん、私が思いもかけなかったことを提案してきたの。

…以下は次回、お伝えします。

オバ記者(野原広子)1957年、茨城県出身。

『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。

同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。

バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。

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