太ももがパンパンに張ってしまっていて美脚からはほど遠いあなた。
決して太っているわけではないのだけれど、太ももだけが太いというお悩みをお持ちの人はいませんか。
そんな人は、太ももの筋肉の張りが原因でふとももが太くなっているのかもしれません。
今回は、太ももの張りに着目して、太もも痩せについて解説していきます。
太ももの張り。
一体何が原因?ふつうと変わらない日常生活を送っているはずなのに、なぜ太ももが張ってしまうのでしょう。
ここではその原因について説明しましょう。
太ももが張る原因:その1「靴によってつま先重心になっている」ブーツやヒール、ミュールなどのかかとの高い靴を履いていると、重心がつま先のほうによって来てしまいます。
これは、常にブレーキをかけている状態で、立ったり歩いたり座ったりという日常動作を行っていることになります。
太ももの筋肉にはブレーキをかけるという役割がありますので、この筋肉が常に使われているということです。
よって、太ももがパンパンにはってしまうのです。
太ももが張る原因:その2「大股になっている」ウォーキングをするときに大股で歩くといいと言われていますが、重心よりも前に足を出し過ぎると。
太ももの筋肉が必要以上に使われ、張ってしまうことがあります。
太ももが張る原因:その3「いつも膝が曲がっている」高いヒールのくつを履いて歩いたときに、前に出た足が真っすぐにならずに曲がってしまっていることがよくあります。
膝下が伸びずに曲がったままの姿勢で歩いていると、太ももの表の筋肉が張ってしまいます。
太ももが張る原因:その4「立ったときに骨盤が前に出ている」立ったときに骨盤が前に飛び出たような姿勢になっている人は注意が必要です。
このような姿勢で立っていると、常に鼠径部のリンパ節が圧迫された状態になってしまいます。
鼠径部にはリンパ節がありますので、リンパの流れや老廃物の流れが滞ってしまいます。
その結果、太ももが張ってしまうようになります。
太ももが張る原因:その5「一日のうちで座っていることが多い」一日のうちで座っている時間が長い人は、注意が必要です。
座っている姿勢では鼠径部が圧迫されますので、先ほどと同じようにリンパ節が圧迫されてしまい、太ももが張りやすくなってしまうのです。
太ももが張ってしまうのは歩き方に問題あり!?先ほども太ももが張ってしまう原因に歩き方を挙げていましたが、もう少し詳しくみていきましょう。
どんな歩き方が良くないのでしょうか。
歩き方が前のめりになっている高いヒールを履いて歩いている女性は、太ももの表側の筋肉が発達してしまっています。
膝だけを曲げでヒールの音をカツカツ鳴らしながら歩いている人は、常に前のめりの状態で体重を受け止めてしまっています。
そのような歩き方を続けていると、太ももはどんどん太くなってしまう一方です。
また、階段を上るときも同じように、前のめりになっていると、太ももの負担は増大します。
上半身が後方に倒れてしまっている先ほどは前のめりの歩き方がNGという話でしたが、今度は後ろのめりもNGだという話です。
上半身を後ろに持ってきすぎてしまうと、太ももの表側が最初に前に出てくることになります。
すなわち骨盤を突き出して歩いてしまっている状態です。
この姿勢で歩くことは、太ももだけでなく足全体に大きな負担がかかります。
高いヒールのくつばかりを履いてしまっている女子は高いヒールの靴を履きたいものですよね!ヒールの高い靴は可愛いですし、高いヒールを履くことで足長効果を得たいからだと思います。
しかし、この高いヒールを履くことで、足が太くなってしまっては本末転倒です。
高いヒールばかりを履いていると、先に述べたような前のめりの姿勢や逆に後ろのめりの姿勢になってしまいやすく、姿勢の悪さを引き起こしてしまうことが多いです。
太ももの張りにくい歩き方の4つのポイント!太ももが張ってしまう原因についてお話してきましたが、ここではあるきかたのポイントを説明します!くるぶしの下に重心を置く重心をつま先のほうに置くのではなく、くるぶしの下に重心が来るようにしてまっすぐ立ちましょう。
太ももの表と裏側の筋肉の使われ方がバランス良くなりますので、太ももの表側が張りにくくなります。
骨盤が膝の真上にくるような適度な歩幅足の裏が地面に着いてからすぐに、その上に重心である骨盤がくるような歩幅で歩くようにしましょう。
そうすることで、必要以上に太ももの表側の筋肉を使わないでいいので、太ももが張りにくくなります。
階段を降るときに陽に、ストンストンと骨盤が膝の真上にリズム良く載ってくる感じです。
足の裏が着地してから骨盤が真上にくるまでは膝を伸ばしておく足の裏が地面に着地してから骨盤が膝の真上にくるまでは、膝を伸ばした状態にしておきます。
固くなっている太ももの裏側の筋肉をストレッチなどで柔らかくしておきましょう。
そうすることで、太ももの表側の筋肉は柔らかくなり、足長効果が得られます。
直立した状態のときはふとももの付け根にくぼみをつくる太ももの付け根をあまり突き出さずに、ほんの少しくぼみができるように立ちましょう。
また、座っているときにはなるべく腹筋に力を入れるようにして、骨盤を立てて座ることで太もものつけ根の鼠蹊部にゆとりをつくることができます。
太ももの張りを解消する簡単マッサージ!太ももの張りを解消する方法としては、マッサージがおすすめです。
マッサージをすることで、太ももの前側の筋肉をほぐします。
それと同時に、マッサージによって脂肪の層にも刺激を与えながら燃焼を促進します。
また、リンパの流れも良くすることでむくみも解消することができます。
このように、マッサージをすることは、太ももの張りを解消し太もも痩せを行うのに必要です。
太ももの張りを解消するマッサージ:その1「手のひらを使ってさする」【やり方】椅子などに腰かけて、太ももの表面を手のひらでさすっていきましょう。
表面をさすることで皮膚の温度や筋肉のおんどを上げて、脂肪を燃焼しやすい状態にします。
また、むくみ解消を促します。
【ポイント】椅子に浅く腰をかけるとやりやすいです。
また、膝上から太ももの付け根まで手に平を密着させて左手と右手を交互にさすり上げましょう。
太ももの付け根にある鼠蹊部リンパ節に向かって老廃物を流すようなイメージで行います。
太ももの張りを解消するマッサージ:その2「にぎりこぶしでさする」【やり方】にぎりこぶしを作りましょう。
膝上から太ももの付け根まで、にぎりこぶしを右と左交互に動かして太ももの表面を押し上げましょう。
【ポイント】このとき、冷たいところや硬いところを重点的に行っていきます。
太ももの張りを解消するマッサージ:その3「手のひらを使って押す」【やり方】膝上から太ももの付け根まで、両手の手のひらに体重をかけながらグッと押していきましょう。
太ももの付け根の鼠蹊部に向かって少しずつずらしながら押していきます。
【ポイント】このとき、「2~3秒押してから手を離す」動きを繰り返しましょう。
太ももの張りを解消するマッサージ:その4「もみほぐす」【やり方】膝上から太ももの付け根まで、雑巾を絞るようにして両手で互い違いに動かしながら太ももの表側の筋肉をもみほぐしていきましょう。
【ポイント】このマッサージでは筋肉をもみほぐすことで血行を良くして、セルライトの解消や脂肪の燃焼の効果をアップします。
太ももの張りを解消するマッサージ:その5「たたく」【やり方】手のひらを少し丸めてくぼみを作ります。
この手でポコポコと太ももの前側全体を叩いていきましょう。
【ポイント】このたたく行為をタッピングと言いますが、タッピングをすることで細胞が活性化され血行が良くなります。
たるみのある部分にはとても効果的で、マッサージの仕上げとしてエステなどでも行われます。
太ももの張りを解消する簡単ストレッチ法太ももの張りを解消する簡単なストレッチ方法をご紹介いたします。
太ももの張りを解消する簡単ストレッチ法:その1【やり方】立て膝の状態になり、左の足を前に出しましょう。
(床についている膝が痛ければ、下にタオルなどをしくといいです)左の膝を深く曲げて、股関節や太ももの表側の筋肉が心地よく伸びていると感じるところまで、膝の角度や出した足の幅などを調整しましょう。
両手は前に出した左足の太ももにそっと置いておきましょう。
後ろから右手で右の足を持ちましょう。
できるだけ右足のかかとをお尻まで近づけていきます。
限界まできたらその状態を30秒間キープしましょう。
ゆっくりと元の状態に戻します。
反対の足も同じように行いましょう。
【ポイント】無理はしすぎずに、呼吸がしっかりとできるくらいで行いましょう。
少し痛気持ちいいくらいのところでキープするようにしましょう。
ゆっくりと深い呼吸を意識しながら行います。
太ももの張りを解消する簡単ストレッチ法:その2【やり方】両足の膝を曲げて、左足は外側へ倒して足先を太ももの前側の付け根まで近づけ、右足は足先をお尻のほうへ持っていきます。
左手は体を支えるように床につき、右手で右の足先を持ちましょう。
右膝をできるだけ後ろのように引いていきます。
太ももの表側の筋肉が伸びていくのを感じましょう。
右足を持ったまま、上半身だけを左の方へひねります。
(このとき、上半身をひねることで右の太ももや右のお腹の横側がストレッチされます。
上半身のひねり具合を調整しながらストレッチの強度を調節します。
)このとき、お腹と胸をしっかり伸ばすように意識しましょう。
ゆっくりと元の状態に戻します。
反対の足も同じように行いましょう。
太ももの張りを解消する簡単ストレッチ法:その3【やり方】足を90°くらいに開いて足を伸ばして座りましょう。
左足を外側に曲げて両足ともつま先は90°に曲げておきます。
上半身を後ろのほうに倒していきます。
このとき、肘で体を支えながら倒していきます。
太ももの表側の筋肉が伸びていることを感じながら限界まで上半身を倒します。
限界まできたらその状態で30秒間キープしましょう。
このとき、骨盤をひねりすぎないように気をつけましょう。
ゆっくりと元の状態に戻します。
反対の足も同じように行いましょう。
太ももの張りを解消する簡単ストレッチ法:その4【やり方】立膝の状態で右足を前に出し両方の足は90°にしておきます。
手は下のほうに下げた状態にしておきます。
前足(右足)に重心をかけていきます。
このときの足の幅が狭すぎると、後ろ足(左足)の太ももの付け根のストレッチ効果があまり得られませんので、できるだけ足幅は大きく取るようにしましょう。
バランスを取りながら両手を上のほうにあげてポーズを決めます。
このとき呼吸は止めずにゆっくりと行いながら10秒間キープしましょう.ゆっくりと元の状態に戻します。
反対の足も同じように行いましょう。
【ポイント】このストレッチは、後ろ足の太ももの付け根のところにある「腸腰筋(ちょうようきん)」を伸ばしていくストレッチです。
この筋肉を伸ばすことで普段負担のかかりやすい太ももの表側の血行を良くして、ほぐしていきます。
太ももの表側の筋肉だけでなく、太ももの付け根部分である鼠蹊部も伸ばすことができます。
太ももの張りを解消する簡単ストレッチ法:その5【やり方】テーブルやいすなどの縁の部分に片手でつかまって立ちましょう。
テーブルなどにつかまっている手と反対側の膝を曲げて同じ側の手で足首を持って、かかとをできるだけお尻のほうに近づけましょう。
ゆっくりと元の状態に戻します。
反対側の足も同じように行いましょう。
【ポイント】勢いをつけて行ってしまうと、ストレッチにはなりませんので、ゆっくりと呼吸を行いながら気持ちよく伸ばすようにしましょう。
また、腰を反らせてしまうと腰を痛める原因となってしまいますので気をつけましょう。
まとめ太ももの張りにお悩みの人たち、いかがでしたでしょうか。
太ももの張りは、歩き方や日常の姿勢の習慣で引き起こされることがわかりましたね。
こちらの記事を参考に、歩き方や日常の姿勢などの習慣を見直して、太ももの張りを解消しましょう。
また、ストレッチやマッサージも効果的なので、ぜひ試してみてください。