太ももは体の中でも脂肪がつきやすい部位のひとつであり、すぐに太くなってしまう割には部分痩せが難しいという特徴があります。
また動かしていないと脂肪だけでなくセルライトができやすい部位でもあるので、運動をして下半身太りを解消することが大切です。
特に太ももに効果的な運動として、美脚メゾットを紹介したいと思います。
太ももが太い原因は?太ももは名前の通り足の中でも最も太い部分であり、上半身を支えるという大切な役割があるだけでなく、歩いたり走ったりと体を動かす時に使う筋肉がついている場所です。
太ももは脂肪がつきやすい部位ですが、学生時代に運動をしていたという人は筋肉がついたままで太くなっているという話しをすることがありますが、アスリート並のハードな運動をしている人以外はそこまで筋肉がついていることはほとんどありません。
ほとんどの人は筋肉がついて太くなっていると思っていても脂肪がついているだけのことが多いと言われています。
そして、もうひとつ噂されているのが、過去にスポーツをしてついた筋肉が、運動をしなくなって脂肪に変わったという話しです。
これも現実には考えられないことで、一度ついた筋肉が脂肪に変化するということはありませんし、脂肪が筋肉に変わるということもありません。
そのため、太ももの太さで悩んでいる人のほとんどは、脂肪がついて太くなっているというのが正しい解釈だと思います。
これは考え方によっては脂肪を落とすことができれば、下半身太りを解消することができるということで、痩せるためには脂肪の燃焼を高めるような運動を行うのが効果的ということにつながります。
人間の体は食べ物が十分にある状態に慣れていないので、生命維持に必要なカロリー以上に摂取した時には体の中に脂肪としてため込んで、食べ物がない時に備えるような作りになっています。
そのため、なにも考えずに好きなだけ食べていると、カロリーがオーバーした分だけ体の中に脂肪として蓄えられていくということになります。
そうなると今度は摂取カロリーを減らして、蓄えた脂肪を燃焼していかないと痩せることはできず、体重が増えたままの状態が続いてしまいます。
脂肪を蓄えるために、体の中には脂肪がつきやすい場所がありお腹や太ももなどがその部位にあたります。
太ももはもともと脂肪を蓄えるために使われる部位なので、他の場所よりも脂肪が簡単につきやすく、一度付くと落ちにくいという特性も持っています。
食事を減らすだけでは太腿が痩せにくいというのはこういった理由があるからで、食事制限だけで太ももを細く使用と思ってもかなり難しくなるでしょう。
太ももを細くしたいと思った時には運動も並行して行うことが重要です。
また骨盤の歪みなどによって太ももが太くなっているということも考えられるので、ストレッチなどで歪み改善をしていくことも効果的です。
太もも痩せに効く!1日5分の時短運動太もも痩せをしたいと思った時に大切なことは頑張り過ぎないことです。
太ももに限った話ではありませんが、痩せたいと思った時に無理なスケジュールを組んで、強制的に行ってしまうとどうしてもストレスがたまりリバウンドしやすくなります。
結果的にダイエット前よりも体重が増えてしまったという失敗をした経験がある人は多いと思います。
そういった失敗をしないようにするためには、無理をしない範囲で毎日の生活の中で行える範囲に設定するということが大切です。
運動をする習慣がない人が、最初から長時間掛けて運動をする計画を立ててしまうと、最初の数日間は頑張れても次第にやる気がなくなってしまうということになりがちなので、運動は1日5分程度のものがおすすめです。
5分であれば、忙しい毎日の中でも、寝る前などに簡単に行うことができますし、ストレスも大きくなりません。
太ももに効果的な運動はワイドスクワットで、女性でも簡単に行えるというメリットがある運動です。
下半身痩せの定番のスクワットですが、ワイドスクワットは足を開く幅を広めにとることで、太腿の内側を伸ばしながらスクワットが行えます。
足を開く幅は肩幅の1.5倍ほどの広めにして、つま先は自然に外側をむけます。
この状態で上半身を下していきますが、下半身に力を入れながら、太腿の筋肉を意識して行うと効果的です。
注意しておかないといけないことは膝が内側に入ってしまわないようにすることです。
膝の位置を確認しながらゆっくりとお尻の位置を下げていき、太腿が床と平行になるまでおろします。
曲げた時には内ももが伸びている感覚がする程度に足を開くのがベストなので、もしも内ももが伸びているという感覚をつかめない時には、もう少し足を開く幅を広くします。
自分にとって最もやりやすい幅を見つけて行うと効果を最大にすることができます。
足を曲げた後は、お尻を意識しながらゆっくりと元に位置に戻します。
この時にもかなり太ももの筋肉を使うので、足に力が入っていることを意識して、時間をかけて戻るようにすると負荷を強くすることができます。
回数は最初は多くはできないかもしれませんが、徐々に増やすことができるので、あせって増やし過ぎないようにしましょう。
少ない回数でも毎日繰り返すことが大切です。
毎日コツコツ。
太もも痩せ運動計画運動はできる限り毎日続けることが大切で、1週間に1回だけハードな運動をするよりも、毎日簡単な運動をコツコツ続けることが下半身痩せの成功の秘訣です。
筋肉をつけたり、脂肪を燃焼させたりするのは1回でできることではなく、少しずつ地道に頑張ることでしか達成できないからです。
人間の体は、同じ状態を維持しようとするので、少し体重が減ると、元に戻そうとする働きが生じます。
そのため下半身痩せを行う時には、元に戻るという体の仕組みを理解しておき、元に戻らないような対策を立てることで理想の体型に近づくことができるようになります。
そのため、一度にまとめて運動をしても、その後数日間なにもしない状態が続くと、すぐに体の状態は元に戻ってしまいます。
つけた筋肉も使わない期間があると落ちてしまうので、一度にたくさんトレーニングを行っても無駄になってしまうこともあるでしょう。
毎日コツコツと続けるためには、生活の中で運動をするための時間を確保することも忘れてはいけません。
そして無理のない計画を立てるためには、先に運動をする時間を組み込んでしまうと良いでしょう。
時間がとれた時だけに運動をするという方法では、どうしても忙しい時には運動が後回しになってしまいます。
絶対に毎日行わないといけないということはありませんが、慣れてくると毎日行うのが苦ではなくなるので、当たり前のように運動を行える生活が理想的です。
運動をする習慣が身についてくると、運動をわざわざ行うというストレスがなく、自然と体が動くようになるので、長い期間にわたって運動習慣を続けられます。
下半身痩せを成功させた後に、運動をやめてしまったり、元の生活に戻ってしまうと、体型も戻る危険が大きくなります。
一度痩せたからと言って油断をしてはいけないのが大切なことで、リバウンドを繰り返していると、徐々に痩せにくい体質になってしまうこともわかっています。
そうなってしまうと極端な食事制限をしなくてはならず、運動をしても痩せることができないという体質になってしまうかもしれません。
そのため、一度下半身痩せに成功をしても、油断せず運動習慣や食生活に気を使った生活を続けていきましょう。
まずは太もも痩せのための運動計画を立てて、目安となる回数なども設定しておきましょう。
中からも痩せる!運動効果を高める食べ物下半身痩せを成功させたい時に必要なのは運動ですが、どれだけ運動をしても食べているもののカロリーが高かったり、むくみやすい食生活をしていると、下半身痩せは実現しません。
運動の効果をしっかりと出すためにも食生活も下半身痩せに適した内容にしていくことが重要です。
もちろんカロリーのことを考えて、今以上に脂肪がつかないようにしたり、できるだけ脂肪燃焼効果の高いものを取るようにすることも同時に行うと効果的に下半身痩せを進めることができます。
下半身にとって大きな課題となるのが、むくみです。
心臓から遠い位置にあることと、重力の関係で下半身にはどうしても水分がたまりやすくなっています。
水分が溜まってしまうと、そこから冷えを引き起こし痩せにくい体質になってしまう恐れもあるので、むくみはできるだけ起きないように配慮をすると同時に、水分を排泄する力のある食物を積極的に摂ることも大切です。
むくみ予防に効く食べ物はカリウムを多く含んでいるもので、果物などがあります。
果物は基本的にカリウムを多く含んでいると言われていますが、その中でも特におすすめなのがバナナやキウイです。
他にはジャガイモやサツマイモ、納豆などもあります。
普段の食事に取り入れやすいものばかりなので、色々な調理法で献立に登場させましょう。
これら以外にも、ホウレンソウ、キノコ類、玄米、雑穀などもカリウムが多い食品です。
どれも普段からよく食べているという人は問題ありませんが、野菜を食べる機会が少ないという人は、できるだけ野菜を多く含む定食などにするとカリウムを積極的に摂ることができます。
カリウム以外にはミネラルを多く含む食品もむくみ予防に効果があると言われています。
アーモンドなどナッツ類はビタミンも豊富で、美容効果の高い食品です。
おやつなどで取り入れる以外にもサラダに入れたり、グラノーラにして摂取するという方法もおすすめです。
他にも緑黄色野菜はミネラルを非常に多く含んでいます。
ニンジンやカボチャなど色の濃い野菜は緑黄色野菜の仲間になるので、できるだけ野菜の中でも色が濃いものを食べるようにするとミネラルを多く摂取することができます。
海藻類や豚肉、魚介類、純ココアにもミネラルが多く含まれているので、メニューに取り入れてみてください。
運動後も大切。
太もも集中クールダウン特集太ももの運動をした後には、筋肉がパンパンに張っているような状態なので、クールダウンをすることで足を落ち着かせることができます。
クールダウンはかたくなった筋肉を伸ばしたりすることで、血流を促進し、運動後の筋肉疲労を軽減させます。
太ももに効く運動として寝て行うストレッチは、片足を曲げて膝をお腹に近づけて深く曲げていきます。
この時にお尻が床から浮かないように注意をして足が伸びている感覚がでるようにしっかりと曲げるようにします。
左右それぞれ10~15回ほど行うのが目安です。
簡単に行えるので寝る前に最適です。
もうひとつはお尻の筋肉をストレッチする運動です。
仰向けに寝て膝を立て、片側の足を外に広げて足首をおろしている側の太ももにのせます。
その状態で床についている足をもちあげていくと、外に広げている側のお尻のあたりがストレッチされている感覚が味わえるはずです。
そのまま10~15秒ほどキープしてから反対側も行います。
コツがつかめるまでは少し難しいかもしれませんが、体が歪まないようにして行うと、股関節周りが段々と柔軟になっていきます。
股関節がかたい人は無理をしない範囲で行いましょう。
股関節を外に広げる動きが苦手な人は行いにくいかもしれないので、別のストレッチで股関節を柔軟にしてから行うという方法もあります。
太ももの前側を伸ばすための運動は足を前後に広げて膝を立てます。
後ろの足はまっすぐにしてつま先立ちになると後ろの足の付け根部分が伸ばせます。
反対に前足を伸ばして上半身を倒すようにすると太ももの後ろ側が伸ばせます。
足の前面を行う時に10~15秒ほどキープして、後ろ側を行う時にも10~15秒ほどキープをするようにして、じっくりと筋肉を伸ばします。
自分の体重を掛ける感じで、力を入れないようにして伸ばすことがポイントです。
力を入れた状態で曲げると筋肉が硬直してしまうので、できるだけリラックスして、呼吸を止めないようにしながらストレッチをしましょう。
息を吐く時にゆっくりと体を伸ばすようにしていくと柔軟性をアップさせられます。
これらの運動は股関節周辺の筋肉を柔軟にするので、股関節のゆがみが原因で起きている下半身太りにも効果をあらわします。
付け根の状態を整えることで、下半身全体が整い足にかかる負担を減らすこともできるでしょう。
まとめ太ももは部分痩せが難しい場所ですが、地道に努力をしていれば必ず細くすることができます。
そのためには運動を定期的に行う習慣をつけることがとても重要です。
運動は健康にもよい効果があるので積極的に行っていきましょう。
それと並行して、食生活での改善も行いとさらに効率よく下半身痩せを実現することができます。
まずは計画を立てて始めてみましょう。