シャンプーの選び方や使い方を間違えると、髪を傷めてしまったり、薄毛や白髪の原因になったりすることも。
意外に知らないけど、とっても大事なヘアケアに関するQ&Aを紹介します。
シャンプーの正しい選び方って?(写真:つむぎ/pixta)Q.シリコーンが毛穴に詰まって髪に悪いって本当?A.ウソ。
髪のすべりがよくなり、洗髪時の摩擦を軽減します「シリコーンは髪の摩擦を減らすため、高級アルコール系のシャンプーを中心に、トリートメント剤にも使われています。
シリコーンの粒子は毛穴に詰まらず、必要以上に毛髪に蓄積することもありません」(頭皮の生理学を研究する山野美容芸術短期大学教授・秋田留美さん)。
「肌にやさしいアミノ酸系シャンプーにシリコーン未配合のものが多く、そこからノンシリコーンが肌によいという誤解が広まったようです」(ヘアサロン『サンバレー』の店長・忠本功さん)Q.オーガニックにボタニカル。
自然派で髪によさそうだけど、ホントはどうなの?A.いいものばかりではない「オーガニックは、有機栽培を示しますが、食品に比べると含有量などの規定はなく、化学的な成分が多くてもオーガニックとうたえます。
ボタニカルは、天然の植物由来という意味合いで使われているようで、こちらも規定はありません。
微量含むだけのことも多いので、ラベルで主成分を確かめて」(秋田さん)Q.髪を毎日洗っているのにフケが出るのはなぜ?A.頭皮の皮脂を過剰に取り除いていることが一因にフケは皮脂が過剰な場合だけではなく、乾燥している場合にも出る。
「加齢に伴い皮脂の分泌量が減ることや、必要な皮脂をシャンプーで取り除くことで、かえって皮脂を過剰に分泌していることも。
乾燥肌の人は、かゆみが出ないようならお湯のみで洗う日を設ける、洗浄力が穏やかなシャンプーを使う、頭皮用のエッセンスなどで潤いを与えてみるなどの対策を」(秋田さん)。
Q.朝と夜のどちらに髪を洗うのがよい?A.夜寝る前に洗うのがベスト日中の髪や頭皮は、皮脂やほこり、整髪料などで汚れやすく、長時間放置すると酸化する。
「就寝時は成長ホルモンが分泌されるので、きれいな頭皮で眠った方が、髪の成長を助けます」(秋田さん)。
Q.リンス、コンディショナー、トリートメントはどう違う?A.髪の表面か内部か、どこに働きかけるかが異なります「シャンプー後にどれか1種類を使えば充分です。
ダメージが気になる場合は、コンディショナーの代わりにトリートメントで、髪の内部を中心にケアしてください」(秋田さん)。
具体的な違いは以下を参考に。
【リンス】髪の表面に作用し、キューティクルを整えてツヤや柔軟性を与える。
【コンディショナー】リンスより油分が多めで、髪がしっとりした手触りに。
髪の内部にも少し浸透し、リンスとトリートメントの中間のような役割。
【トリートメント】髪のダメージを補修する成分や、栄養を補う成分が髪の内部に浸透する。
ヘアマスクやパックなども基本的な役割は同じだが、トリートメントより油分が多く、効果が高い。
Q.アウトバストリートメント、ヘアパックなどもした方がいいの?A.加齢などで衰えている頭皮や髪には必須です洗い流さないタイプのケアアイテムは、毎日使うのがおすすめ。
「ドライヤーの熱も髪が傷む原因になるので、ドライヤーの前につけておくことでダメージを防げ、仕上がりもしっとりします。
ヘアパックは油分が多いので、頻繁に使うとベタつきの原因に。
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