「“月曜断食”は順調ですか?」、編集部では顔見知りのスタッフからいつもそう声をかけられるオバ記者。
すっかり、オバ記者=月曜断食というイメージが定着しつつあるが、ついにその看板を下ろす日が来てしまったのか…。
連載112回目は、オバ記者が自らの食欲と闘う月曜日にたまたま見つけた行列に並んでみたら…。
* * *私、もうダメかも。
“月曜断食”を続けられないかも…。
月曜日に断食して、平日はゆるい糖質制限。
土日だけ3食とも「好きなもの」を食べてOKが決まりなのに、その土日バージョンを平日もずるずると続けちゃった。
その結果、約半年で11kg減までいった体重が、1週間で3kg戻っちゃった!きっかけはお彼岸。
「暑さ寒さも彼岸まで」っていうけど、この季節の変わり目は、食欲のスイッチが入る時期なんだね。
断食の日に90才の母親が揚げた天ぷらが断れなくて、つい食べたら…。
断食失敗はこれで4回目だけど、いつもなら仕切り直して節食できたのに、今回は食欲のブレーキを踏もうとすると、なぜかアクセルに変わっちゃう。
1年間で52食の”ラーメン”がタダで!で、今日は週が明けての月曜日。
さて、どうすると思いながら、どうにか昼前までは水だけで過ごして、秋葉原駅に向かって歩いていたら、長い行列に出くわした。
最後尾でパネルを手にした関係者らしき人に「何の列ですか?」と聞くと、「『幸楽苑』がリニューアルオープンしたので1年間で52食、ラーメンを食べられる年間パスポートを100人に配布しているんです。
あと5人で終わりです」だって。
「いくら?」と聞いたら、「無料です」とあっさり。
『幸楽苑』の極上中華そば、税込みで421円×52食で2万円強。
そりゃ並ぶでしょ。
前から何度も入ろうとして、そのたびに踏みとどまっていた店だもの。
ダイエッターにとってラーメンは最強の禁断メニュー。
同じ麺類でもそば、うどんとまったく別物よ。
何が違うのか。
ラーメンはカロリーが高いから、ということもあるけど、私はその中毒性だと思う。
整理券を持って行列に並ぶオバ記者人を投げやりにさせるラーメンの誘惑とはいったんラーメンの誘惑に負けると、定期的に食べずにいられなくなる。
それだけじゃない。
ラーメンの汁を最後の一滴まで飲み込んだら後は破れかぶれ。
「ダイエットなんかどうでもいいや」と人を投げやりにさせる力があるんだよ。
ようやく行列の先に!それから私が“ラーメン適齢期”をとうに超えているということもある。
うちの近所には、『青島食堂』と『饗くろ喜』といういつでも長蛇の列の人気のラーメン店があるんだけど、行列を見ると30~40代男性が7割。
たまに女子ひとりで並んでいるけど、アラフィフ、アラカン女はまずいないよ。
要するにラーメンは働き盛りの男子の食べ物なんだよ。
だから60女の私が1年間、52食タダで食べようなんて、意地汚いにもほどがある。
バカ、アホ、やめろ!ゲットした年間パスと、どれだけ自分を叱っても、もう一度あの場面に出くわしたら間違いなく「ラッキー」と心の中で小躍りして並んだよ。
ああ、情けない!(まだ食べていないけど、時間の問題…)新ウオーキングシューズで運動効果!?そんなわけで食のほうは大ピンチだけど、運動系では期待できそうなもの見つけちゃった。
新しもの好きのライターの友達から、「サントリーウエルネスとミズノがシニア向けのウオーキングシューズを開発して10月1日から通販で売り出してるんだって。
その発表記者会見に行かない?」と誘われたの。
それが『グッドムービングウォーキングシューズ』(1万7280円・通販限定商品)実は私、農業高校を卒業して最初についた職業が靴の販売員。
靴にはちょっとうるさいんだわ。
“シニア向け”という言葉にチクンと胸が痛んだけど、実際、40代半ばから愛用していた牛皮のウオーキングシューズが重く感じてきたの。
かといって“次”が見つからず、どうしたものかと思っていたところ。
で、この靴の最大の特徴は、歩くたびにひざや脚、腰にかかっていた衝撃を和らげる靴底のソール。
試しに足を入れてみたら何だろ、この感覚…。
硬からず、柔らかからずで、なんとも心地いい。
1~2分後には「脱ぎたくな~い」と、私じゃないよ。
私の足がダダをこねだしたんだわ。
そして翌日。
この靴をはいて1日歩き回ったら、お尻の真下、太もものど真ん中が、軽~い筋肉痛のような、筋肉が張るような。
これがひざの内側にかかっていた力を、中心に戻すように設計したソールの仕業? 半信半疑で5日間履き続けたら、まだ尻下の軽い筋肉痛のような感覚はあるけど、駅から家まで徒歩12分の距離が短く感じられるのは、気のせいかしら。
サントリーウエルネスによると履いて5日後と比べて21日後は、モニターの満足度が約3倍に上がるんだそう。
よし、きれいなまっすぐ足を目指して、歩くぞう!ラーメンを腹いっぱい食べても、この靴で歩けば大丈夫かしら。
そんなわけないか…。
オバ記者(野原広子)1957年、茨城県出身。
『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。
同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。
バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。
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