ダイエットをいくら頑張っても痩せないという皆さん。
その原因は、体が脂肪を燃焼しやすい状態になっていないからではありませんか?私達人間の体には、脂肪が燃焼されやすい状態とされにくい状態あります。
脂肪は、体がどのような状態のときにどのようにして燃焼されているかを知ることで、痩せるメカニズムを知ることにもつながります。
さらに、ダイエットの際に服用するものとしてサプリメントがありますが、このサプリメントは実際ダイエットに効果をもたらしているのでしょうか?痩せるメカニズムとサプリメントの効果について知り、効率よくダイエットを進めていきましょう。
運動して脂肪が燃焼するメカニズム 運動して脂肪が燃焼するメカニズムは、以下の通りです。
1.運動することによってエネルギーが消費されます。
2.エネルギーが消費され不足すると、脂肪を分解してエネルギーに変換するため脂肪分散ホルモンが分泌されます。
3.脂肪分散ホルモンによって褐色脂肪細胞が活性化し、脂肪分解酵素が作られます。
4.リパーゼと呼ばれる脂肪分解酵素が、血液の流れに乗って白色脂肪細胞のところへ届けられます。
5.リパーゼが白色脂肪細胞のところへ届けられることによって、中性脂肪の分解が促進されグリセロールと遊離脂肪酸になります。
6.エネルギーとなる遊離脂肪酸が、細胞にあるミトコンドリアと呼ばれるところに運ばれます。
7.脂肪が燃焼され体脂肪が減少します。
脂肪を減らすためには、体に蓄積された中性脂肪を分解してエネルギーに変換する必要があります。
中性脂肪がエネルギーに変換されることによって脂肪が減少するという仕組みになっているのですが、脂肪の前に糖質成分であるブドウ糖がエネルギーに変換されて使われます。
ブドウ糖がエネルギーに変換されたあと、先程紹介したメカニズムで脂肪が燃焼されていきます。
ブドウ糖が変換されたことによってできたエネルギーを消費しないと、脂肪をエネルギーに変換することはできません。
つまり、エネルギーを消費することが体脂肪を減少させるためのスタートということになります。
ダイエットしている人の中には、絶食することでエネルギーをマイナスにしようとする人もいますが、この方法で痩せたとしてもほとんどの人がリバウンドしてしまいます。
エネルギーを使って消費することが、脂肪を燃焼するということになります。
https://kintore-bodymake.com/fat-combustion-mechanism/褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞脂肪が燃焼するメカニズムのところで、褐色脂肪細胞と白色脂肪細胞という2種類の細胞が出てきました。
この2つの細胞について、初めて聞いたという人が多いのではないでしょうか?ここで、この2つの細胞について少し解説しておきます。
褐色脂肪細胞は、脂肪細胞ではありますが脂肪を減らす機能を持っている細胞です。
褐色脂肪細胞は、幼児期と成人期で比較すると数が減少しているという特徴があります。
幼児期は骨格筋が少ないため、脂肪を燃焼して熱を発生させることで体温維持をする必要があります。
そのため、褐色脂肪細胞が多く存在しています。
しかし、成人期には骨格筋ができあがってくるため、褐色脂肪細胞は一部を残して減少していきます。
褐色脂肪細胞が多ければ多いほど脂肪を減らしやすいですが、一度減少してしまった褐色脂肪細胞を再度増やすことはできません。
ただ、存在している褐色脂肪細胞を活性化させることは可能です。
白色脂肪細胞は、一般的に脂肪と認識されているものです。
体内で使い切ることができず過剰となったエネルギーを中性脂肪として蓄積する働きを持っており、脂肪太りの原因ともいえる細胞です。
褐色脂肪細胞と違って一度作られると数が減少しにくく、内臓や皮下の周辺に多く存在しています。
http://cp.glico.jp/powerpro/diet/entry14/ 脂肪燃焼とβ酸化の仕組み脂肪燃焼のメカニズムの中で、エネルギーとなった遊離脂肪酸が、細胞にあるミトコンドリアに運ばれるという工程がありました。
では、ミトコンドリアに運ばれた遊離脂肪酸はどのように燃焼されているのでしょうか?ミトコンドリアに運ばれた遊離脂肪酸は、β酸化と呼ばれる燃焼方法をかいして燃やされます。
β酸化を分かりやすく言うと「脂肪を燃やすことでエネルギーを作る火力発電所のようなもの」です。
ダイエットで脂肪を燃焼して痩せるということは、このβ酸化を起こすということになります。
β酸化のサイクルβ酸化は、以下のサイクルで行われています。
1.遊離脂肪酸をミトコンドリア内に運びます。
遊離脂肪酸をミトコンドリア内に運ぶためには、Lカルニチンと呼ばれる成分が必要になります。
Lカルニチンは20代から数が減少していきます。
Lカルニチンが減少してしまうと、遊離脂肪酸をミトコンドリア内に運ぶことが困難になってしまうため、脂肪の燃焼力が低下し代謝も下がってしまいます。
2.燃焼のスイッチを押します。
β酸化を開始するためには、ミトコンドリアを活性化させる機能を持っているAMPKと呼ばれる司令塔を刺激する必要があります。
AMPKは他にも、エネルギー量を監視する役割を担っています。
AMPKを刺激してミトコンドリアを活性化させることが、β酸化つまり脂肪を燃焼する鍵となります。
3.β酸化が開始されます。
AMPKが刺激されたことによって活性化したミトコンドリアが、運ばれてきた遊離脂肪酸を燃料としてβ酸化をスタートさせます。
これによって脂肪が燃焼されていきます。
4.β酸化が終了します。
β酸化によって脂肪を燃焼する工程の中に「呼吸」と呼ばれる過程があります。
この呼吸過程が終わることによって、β酸化も終了します。
ただし、呼吸が起こるようにするためには、コエンザイムQ10と呼ばれる成分が必要になります。
LカルニチンやコエンザイムQ19については、サプリメントを服用することで増やすことができます。
これについては、最後の方で詳しく解説します。
https://www.diet-soundsgood.com/entry/2017/10/05/210550 筋肉量を増やすと脂肪燃焼量が増加する 「痩せるためには筋肉量を増やした方が良い」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?しかし、筋肉量を増やしたことで体重が増えてしまったという経験をしたことがある人は少なくありません。
ダイエットするために筋肉量を増やしたにもかかわらず、結果的に体重が増えてしまったので運動をやめるという人がいますが、それは非常にもったいないことです。
筋肉は脂肪よりも重たいため、体重が増えているということは筋肉がしっかりついているということになります。
筋肉量が増えると脂肪燃焼量も増えるので、筋肉をつけることは脂肪を燃焼させるうえで重要です。
筋肉量が増えると、基礎代謝が上がります。
筋肉は、1キロにつき13キロものカロリーを消費してくれます。
つまり筋肉量を増やすことができれば、たとえ運動を行わなかったとしてもカロリーを消費することができるので、自然と脂肪は減少していきます。
筋肉量を増やすには筋トレがおすすめなので、運動と並行して筋トレを行い筋肉量を増やせば、より脂肪を燃焼させることができます。
http://training.bodymakexyz.com/773/ 脂肪燃焼とインスリンの関係脂肪の燃焼に関係するものとして、インスリンと呼ばれるホルモンがあります。
インスリンは、一言で言うと「脂肪燃焼を抑制するホルモン」です。
食事によって血糖値が急激に上昇すると、血液はドロドロの状態になって動脈硬化を引き起こしてしまいます。
インスリンはそうならないようにするために、血液中の糖を除くよう全身の細胞へ命令する役割を担っています。
食べた炭水化物や糖を優先的にエネルギーに変換してしまうため、体内に蓄積された脂肪はまず燃焼されません。
さらに、消費されなかった炭水化物や糖も、体内の脂肪細胞に取り込んで蓄えることを促します。
これによって、結果的に脂肪の燃焼が抑制され、体脂肪が増えることにつながってしまいます。
脂肪をうまく燃焼させるためには、このインスリンとうまく付き合っていくことが重要になります。
インスリンの分泌を抑えるには、血糖値を安定させることが最も重要です。
血糖値を安定させることができれば、血糖が体全体に行き渡りエネルギーとして消費されるため、脂肪として蓄積されにくくなります。
脂肪燃焼におすすめの食べ方とは ここまで、脂肪を燃焼するには筋肉量を増やすことが良い、インスリンの分泌を抑えることができれば脂肪が蓄積されにくくなるなどといったことを解説してきましたが、脂肪燃焼には食事も深く関係しています。
食事量を抑えることももちろん重要ですが、食べ方に気を付けるだけで脂肪が燃焼されやすくなるかどうかは大きく変わってきます。
味わって食事する味わいながら食事することによって、脳が刺激され全身の筋肉が活動し始めます。
そうすることによって、エネルギー消費の向上につなげることができます。
また、冷たい食事ではなく温かい食事をした方が、エネルギー消費が高くなります。
冷蔵庫にある残り物を食べる際にも、温めた方が良いものはきちんと温めてから食べるのがおすすめです。
面倒くさくてもこれを行うことが、脂肪燃焼につながります。
油を全く摂らないのはNG・調味料を多用すると良いダイエットしているからといって、油の少ない食事ばかりとっていると物足りなさを感じることになってしまいます。
物足りなさを感じてしまうと、知らず知らずのうちにストレスが溜まって、暴食につながってしまう可能性があります。
適度に油が使われている食事をとるようにしたり、しょうがやにんにく、ねぎなどといった調味料を多用したりすると良いです。
調味料を多用すると、味にメリハリをつけることができるだけでなく血行も良くなるので、代謝アップにもつながります。
http://www.drrk.net/weight2.html 脂肪燃焼サプリは本当に痩せるの? 脂肪燃焼とβ酸化の仕組みのところで、LカルニチンやコエンザイムQ10の話をしました。
β酸化を起こすにはAMPKを活性化させることが非常に重要になってきますが、そこで欠かせないのがこのLカルニチンとコエンザイムQ10です。
この2つの成分をサプリメントを服用することによって増やすことができれば、AMPKが活性化し脂肪が燃焼されやすくなります。
しかし、これらの脂肪燃焼サプリを服用しているにもかかわらず、痩せないという人は少なくありません。
脂肪燃焼サプリを服用しているにもかかわらず痩せないという人は、以下の3つのうちどれかが該当している可能性が高いです。
脂肪燃焼サプリを服用することで、LカルニチンやコエンザイムQ10を増やすことができれば痩せることはできますが、脂肪燃焼サプリを服用するだけで痩せるというわけではないのでその点は十分理解しておいてください。
脂肪が分解されていない脂肪を燃焼させて痩せるためには、まず脂肪が分解されなければいけません。
脂肪を分解して遊離脂肪酸を体内にストックするところからダイエットはスタートするので、脂肪分解の段階でつまづいてしまっている人は、脂肪燃焼サプリを服用しても痩せることができません。
脂肪を分解するうえで必要なリパーゼは空腹時に最も活性化するので、空腹のタイミングに合わせて運動するとリパーゼが活性化し、脂肪が分解されやすくなります。
AMPKが活性化されていない脂肪は分解できているのに痩せないという人は、AMPKが活性化されておらずβ酸化が起こっていない可能性があります。
脂肪燃焼サプリを服用してもAMPKが活性化されない場合は、運動を行うとAMPKの活性化につなげることができます。
活性酸素が蓄積されているこの2つをクリアしているにもかかわらず痩せないという人もいます。
この2つをクリアしても痩せないという人の大半は、活性酸素の蓄積によってミトコンドリアが働いていない状態になっていることが原因として挙げられます。
β酸化は「脂肪を燃やすことでエネルギーを作る火力発電所のようなもの」なので、稼働している火力発電所の数が少なければ脂肪も燃焼されません。
上の2つをクリアしても痩せない人は、活性酸素を疑ってみてください。
https://www.diet-soundsgood.com/entry/2017/10/05/210550https://myreco.me/news/view/25291 痩せるメカニズムを知って理想の体を手に入れよう脂肪燃焼のメカニズムを見て分かることは、食事制限などで摂取カロリーを減らしたとしても、脂肪は燃焼されないということです。
脂肪を燃焼させるには運動することが重要ですが、ただ運動するのではなく筋肉量を増やすこともポイントとなってきます。
また、脂肪を燃焼させる役割を担っているβ酸化を引き起こしたり脂肪燃焼を抑制するインスリンの分泌を抑えたりするためにも、運動以外の面で様々な努力をすることが必要です。
痩せるメカニズムを知ったうえでダイエットを行い、理想の体を手に入れましょう。