寒くなるこれからの季節に向け、圧倒的な健康効果を持つにんにくで、病気に負けない体質をつくろう! 調理時の注意点とおすすめレシピをご紹介します。
にんにくの芽って毒性があるの?じゃがいもの芽と違い毒性はない。
成分は緑黄色野菜と同じで食べても問題はないが、加熱で焦げやすいため、調理法によっては取る。
横薄切りの場合、つまようじで取る薄く切ったあと、つまようじで芽を押し出す。
一片の上下2mmを切り取り、上部からつまようじで押し出したあと、スライスしても。
縦薄切りの場合、包丁の刃で取る縦半分に切った後、包丁の刃を使い、にんにくの芯先から押し上げるようにしながら、えぐり取る。
無理に取る必要はない。
炒め物などに使われる食材「にんにくの芽」は、成長して茎になった状態。
緑黄色野菜として摂取を。
にんにく固有の成分量はにんにくの約1/10。
食後のにんにく臭が気になる時の対処法にんにく料理を食べる前に牛乳を飲むことで、牛乳のたんぱく質がニオイを吸収。
また、りんごの皮部分に含まれるポリフェノールにも消臭効果があるため、食後30分以内に皮ごと食べるとよい。
パセリやバジルも効果的。
お腹が弱い人が気をつけることは?胃腸への刺激が強いので、空腹時は避ける。
生食は胃粘膜を傷つける可能性があるため、控えて。
1日1~2片までが適量。
食べ過ぎに注意。
【免疫力アップ】レシピにんにくの食物繊維パワーで腸内環境を整え、ビタミンA・C・Eを合わせて摂取することで、活性酸素の生成を抑制&除去し、免疫力が向上する。
風邪や病気を寄せつけない。
●かぶとにんじんのガーリックホットマリネ《材料》にんにく…4片かぶ…中2個にんじん…1/2本オリーブオイル…小さじ2塩・こしょう…各少量【A】マヨネーズ・粒マスタード…各大さじ2、レモン汁…大さじ1《作り方》【1】耐熱ボウルに厚めに横スライスしたにんにく、かぶ(茎・葉は3㎝長さに切り、根は皮をむき6等分のくし形切り)、にんじん(1cmの厚さの半月に切る)を入れ、オリーブオイル、塩、こしょうをかけて混ぜる。
ラップをふんわりとかけて電子レンジ(600W)で6~7分野菜がやわらかくなるまで加熱する。
【2】【1】が熱いうちに混ぜ合わせたAを加えて和える。
●牛肉&丸ごとガーリックライス《材料》にんにくオイル漬け……6片(薄皮をむいたにんにくを1片ずつ瓶に入れ、浸るくらいのオリーブオイルを注ぎ、1週間漬けたもの)牛肉(ヒレ、サーロインなど)…100gご飯…400gにんにくオイル…大さじ2しょうゆ…大さじ1塩・こしょう…各少量パセリ…少量《作り方》【1】牛肉は一口大に切り、塩、こしょうをする。
パセリはみじん切りにする。
【2】フライパンににんにくオイルを熱し、牛肉を焼き、一度取り出す。
同じフライパンににんにくオイル漬けを入れ、弱火でふたをして中に火が通るまで8~10分焼き、一度取り出す。
【3】【2】のフライパンにご飯を入れ炒める。
しょうゆを回しかけ、塩、こしょうで味付けし、器に盛り付ける。
牛肉とにんにくをのせ、パセリを散らす。
【冷え対策】レシピ血流をよくするにんにく作用に、代謝をあげる工夫をプラス。
良質な動物性たんぱく質や、しょうが、ねぎなどの香味野菜、豆板醤(唐辛子)のカプサイシンの摂取で、冷えを予防。
●にんにくグラタンスープ《材料》にんにく…5~6片バター…10gオリーブオイル…大さじ1水…3カップスープの素…1個塩・こしょう…各少量パセリ・バゲット・溶けるチーズ…各適量《作り方》【1】鍋にオリーブオイル、バター、半分にカットして芯を取ったにんにくを入れて熱し、全体が薄くきつね色になるまで炒める。
【2】【1】に水、スープの素を加え、中火で15分煮る。
にんにくがやわらかくなったらフォークで軽く潰す。
塩、こしょうで味付けする。
【3】耐熱容器に2を注ぎ、スライスしたバゲット、溶けるチーズをのせ、トースターで焼き目を付ける。
最後にパセリを散らす。
●にんにくマーボー丼《材料》にんにく…5~6片豚ひき肉…100gしょうが…1片豆板醤…小さじ1サラダ油…大さじ1ごま油…小さじ1片栗粉…大さじ1(同量の水で溶く)塩・こしょう…各少量ご飯…2膳分青ねぎ…少量【A】みそ(あれば甜麺醤)・しょうゆ・酒…各大さじ1、砂糖・鶏がらスープの素…小さじ1、水…1カップ《作り方》【1】にんにくは1片ずつにバラし半分に切る。
しょうがはみじん切り、青ねぎは小口切りにする。
【2】フライパンにサラダ油を熱し、にんにくを入れ、表面に焼き色がついたら一度取り出す。
同じフライパンにしょうが、豆板醤を入れ、香りがたったら豚ひき肉を加え、ほぐしながら炒める。
【3】Aと【2】のにんにくを入れ、にんにくがやわらかくなるまで7~8分煮る。
【4】水溶き片栗粉でとろみを付け、塩、こしょうで味付けし、ごま油を回しかける。
【5】器にご飯を盛り、【4】をかけ、青ねぎを散らす。
【乾燥対策】レシピにんにくのビタミンB群に加え、粘膜を強くし、丈夫な肌をつくる緑黄色野菜、美肌づくりに不可欠な良質なたんぱく質を一緒に摂ることで肌や髪、爪などのカサカサ予防に。
●にんにくあんかけ豆腐《材料》にんにく…3~4片木綿豆腐…1丁にら…3~4本しめじ…50g片栗粉…大さじ1(同量の水で溶く)ごま油…大さじ1/2【A】だし…150ml、しょうゆ・酒・みりん……各大さじ1《作り方》【1】にんにくとしめじは粗みじんに切り、にらは1cm幅に切る。
木綿豆腐は4等分に切る。
【2】小鍋にごま油を熱し、にんにくを加え、香りが出たらAとしめじを加える。
煮たったら豆腐を加え、3~4分煮る。
【3】【2】ににらを加えひと煮し、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。
●にんにくとミニトマトの豚肉巻きピンチョス《材料》にんにく…8片ミニトマト…8個豚ロース切り落とし…100g片栗粉・塩・こしょう…各適量オリーブオイル…少量にんにくしょうゆ…少量チャービル…適量《作り方》【1】豚肉に塩、こしょう、片栗粉を振り、にんにく、ミニトマトをそれぞれしっかり巻き、楊枝でとめる。
【2】フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにく巻きを入れ、弱火でふたをして、にんにくがやわらかくなるまで8~10分蒸し焼きにする。
【3】ふたを取り、ミニトマト巻きを加えて中火にする。
全体に焼き色がついたら取り出す。
好みでチャービルを添え、にんにくしょうゆをかける。
撮影/深澤慎平※女性セブン2018年10月25日号●【毎日食べたいトマトレシピ】ビーフトマト、そうめんなど極旨の4皿●【夏の肉食ダイエット】カロリー、糖質の低い鶏肉を使った絶品レシピ3種●【夏の肉食ダイエット】代謝アップ効果で揚げ物もOK!豚肉のレシピ3種●【毎日食べたいトマトレシピ】とろ~りチーズのトマトステーキなど3品●【夏の肉食ダイエット】脂肪を燃やすラム肉と牛肉を使ったレシピ4種