医療技術の発達などから、メスを使わない手軽な整形施術ができ、エステ感覚で整形をする人が増えているという。
そこで、美容クリニックの裏話や韓国整形の最新事情をご紹介。
美容クリニック関係者覆面座談会A…都内クリニック50代男性医師B…都内クリニック40代女性受付・カウンセリングC…都内クリニック30代女性医師A:うちのクリニックは最近石原さとみさん(31才)みたいになりたいと言って、涙袋を作ったり、顎をシュッとさせるボトックスを希望するかたが多いですね。
B:少し前までは板野友美さん(27才)のアーモンドのような大きな目やアヒル口が目立つ顔が流行でしたが、彼女を指名するかたはずいぶん減りました。
うちでは綾瀬はるかさん(33才)のような卵肌や北川景子さん(32才)のような鼻筋にしてくださいというかたが増えています。
石原さとみのようになりたい、とボトックスを希望する女性は多いというC:顔の流行は本当に時代を表しますね。
今は二重でもくっきり二重ではなく、奥二重を希望するかたが多い。
くっきり二重は古くさいという価値観になっていますよね。
A:医療技術への信頼が高いからか、お客さんは医師や看護師のかたが多いな。
B・C:うちもです!C:高い健康食品を買うより、美容医療を受けた方が手っ取り早く価格通りの結果が得られることをわかっているんですよね。
北川景子のような鼻筋リクエストもB:若い人は親同伴でいらっしゃるかたも増えましたね。
二重のほか、わき汗の治療など、息子さんを連れてくるお母さんも本当に多い。
A:うちも息子さんを連れてくるお母さんはよくいるな。
お母さんはその間、お肌の手入れなんかしたりしてね。
B:若い子は絶対に親同伴で来た方がいい。
うちのクリニックは若い子が来ると、“あなたが選択した治療だと1~2年しかもたない”と、何倍、何十倍の値段がする施術を勧めることがあります。
いつも“ごめんよ”と思いながら、ローンを組んでもらいます。
A:それはひどいな。
うちは絶対に希望する施術以外は勧めない。
高額なものを勧めるかどうかは、クリニック選びの指針になるかもね。
B:事前に説明する縫い方や、薬とは違う安いものを使用することもありますよ。
患者さんは麻酔をかけられていて気づかないので…。
C:ウワサで聞いたことはありましたが、まさかBさんのところがそうだとは。
A:クリニック選びをきちんとすることが美への近道だといえますね。
綾瀬はるかのような卵肌も人気整形率世界一!?な韓国最新整形事情写真/アフロ「韓国は人口が頭打ちなので、ここ数年、美容整形業界は大変な価格競争に突入しています」流暢な日本語で説明するのは、ゴ・イクス整形外科(韓国・ソウル市)勤務の整形コーディネーター・趙恩愛さんだ(以下「」内同)。
「10年前は600万W(約60万円)した豊胸手術も、今は200万~300万W(約20万~30万円)程度。
業界に従事している私から見てもびっくりするくらい安い。
かといって技術が落ちているわけではなく、進歩しているくらいです」人口1万人あたりの整形数は世界一という統計もある韓国だが、冒頭の通り、国内では飽和状態のため、近年はドクター自らカウンセリングと称して来日し、営業活動を行うという。
「日本人に人気なのは、鼻の手術と輪郭矯正手術。
鼻はこだわりを持つ人が多いので3~4回再手術を行う人も少なくありません。
40~60代のかたには韓国でいう“童顔手術”、ヒアルロン酸の注入が人気ですね」日本人向けの整形コーディネーターが増える一方で、近年は各病院が直接日本語窓口を設けるケースも急増している。
「LINEやカカオトークなどで、カウンセリングから術後、帰国後まで24時間体制で対応しています」韓国では“整形したばかりですよ”といわんばかりの包帯の人を見かけることも珍しくない。
日本人が「ダウンタイム(施術してから回復するまでの期間)ものびのびできる」と整形目的で渡韓するのは、この気風によるのかもしれない。
※女性セブン2018年11月1日号●【芸能人の整形事情】頬のリフトアップが人気で、最近の注目は「あごヒアルロン酸」●カイリー・ジェンナー、唇の美容整形中止に反響●ダレノガレ明美やしずちゃんも受ける話題の“ボトックス注射”って?●女優のアンナ・ファリスが衝撃告白「豊胸手術は最高の気分」●「美」磨きのプロ、エステティシャンがプライベートでこっそり使っている最強美容ツールとは?