家庭でもできるフルーツ料理を、料理研究家の尾田衣子さんが考案。
「果物の甘味に塩気を効かせると、男性も子供も喜ぶ甘じょっぱい味になりますよ」(尾田さん)。
肉×フルーツ料理果汁が肉の脂を洗い流し、もたれず、飽きずに食べられます。
果物の酸味には肉を柔らかくする効果もあり。
※材料はすべて2人分です。
電子レンジは600Wを使用しています。
柿と豚肉のオイスター炒め濃厚なソースと柿の上品な甘さがよく合う。
柿にはビタミンCやβ-カロテンが豊富。
二日酔い予防効果も。
みずみずしい柿を中華風にアレンジ《材料》豚肩ロース…200g柿…1個豆苗…1/2パックサラダ油…適量オイスターソース…大さじ1しょうゆ…小さじ2《作り方》【1】豚肉は2cm幅に切る。
柿は皮をむき、くし形切りにする。
豆苗は根元を切り、半分の長さに切る。
【2】フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を焼く。
豚肉に火が通ったら柿を加え、オイスターソース、しょうゆを加え、ざっと合わせたら豆苗を加えてなじませる。
牛肉とりんごのバターしょうゆ丼しょうゆにりんごの甘味が溶け込んだ甘じょっぱい味に。
りんごに含まれるペクチンには整腸作用がある。
すりおろしりんごがしょうゆによく絡む《材料》りんご…1/2個にんにく…1/2片まいたけ…1パックレタス…2枚バター…10g牛薄切り肉…250gしょうゆ…大さじ1みりん…大さじ1/2ご飯…茶碗2杯分《作り方》【1】りんごは半量をすりおろし、残りは薄切りにする。
にんにくは薄切りにする。
【2】まいたけは手で食べやすい大きさに裂き、レタスは一口大にちぎる。
【3】フライパンにバターを熱し、牛肉、まいたけ、にんにくを炒め、火が通ったらりんご、りんごのすりおろし、しょうゆ、みりんを加えて炒める。
【4】器にご飯を盛り、レタスと【3】をのせる。
りんごと和梨の豚肉ミルフィーユグリル果物とかぼちゃの甘味を生クリームがまとめ、ほっこりする味。
和梨はカリウムが多く、むくみ予防に。
秋の味覚をぎっしり詰め込んだ一皿。
りんごと和風の豚肉のミルフィーユグリル(左上)とぶどうとチキンのハニーマスタードソテー(右下)《材料》りんご・和梨…各1/4個かぼちゃ…80g豚薄切り肉…200g塩・こしょう…各適量ローリエ…4~5枚生クリーム…60mlオリーブオイル…大さじ1《作り方》【1】りんご、和梨、かぼちゃは薄切りにする。
【2】豚肉の表面に塩・こしょうを振る。
耐熱皿に豚肉、【1】、ローリエを交互に並べて敷き詰める。
【3】【1】に生クリームを回しかけ、オリーブオイル、塩・こしょうを振る。
【4】180℃のオーブンで約20分焼く。
ぶどうとチキンのハニーマスタードソテージューシーなぶどうと芽キャベツが、鶏肉を食べた後の箸休めにぴったり。
ぶどうには疲労回復効果も。
宝石のようなぶどうが華やかな主菜。
《材料》鶏もも肉…1枚ぶどう2種…各6粒芽キャベツ…6個ペコロス(小玉ねぎ)…3個粒マスタード・はちみつ…各小さじ2オリーブオイル・塩・こしょう…各適量《作り方》【1】鶏もも肉は余分な脂を取り、4等分に切って、表面に塩・こしょうを振る。
ペコロスは皮をむき、芽キャベツと共に軽くゆでる。
【2】フライパンにオリーブオイルを熱し、鶏肉を皮目から入れ、全体に焼き色がついたら取り出す。
【3】【1】のフライパンにオリーブオイルを足し、ぶどう、半分に切ったペコロス、芽キャベツを入れて炒め、塩・こしょうを振る。
【4】【3】を取り出して、粒マスタード、はちみつを入れ、ひと煮立ちさせる。
【5】器に【3】を盛り、【1】の鶏肉をのせる。
鶏肉の皮目に【4】をかける。
魚介×フルーツ淡白な魚介にフルーツを合わせると、味に奥行きを加えてくれます。
いつもの食卓がグンと華やかに。
ぶどうとさんまのオイルパスタぶどうと相性のいいバルサミコ酢と白ワインが隠し味。
黒ぶどうは眼精疲労に効果的なアントシアニンが多い。
脂がのったさんまの旨みに、ぶどうがさわやか。
ぶどうとさんまのオイルパスタ(右上)と、みかんの和風つみれ汁(左下)《材料》さんま…2尾塩・こしょう・小麦粉…各適量エリンギ…2本にんにく…1片スパゲッティ…160gオリーブオイル…大さじ2ぶどう…12粒白ワイン…50mlバルサミコ酢…大さじ2バター…20g粗挽き黒こしょう…適量《作り方》【1】さんまは3枚におろし、3等分して、塩・こしょうを振り、表面に小麦粉をつける。
【2】エリンギは薄切りに、にんにくはみじん切りにする。
【3】たっぷりの湯に塩を加え、スパゲッティをゆでる。
【4】フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにく、さんまを入れて焼き、エリンギ、ぶどうを加えて炒める。
【5】【4】に白ワイン、バルサミコ酢、バターを加えて軽く煮詰め、塩・こしょうで味を調える。
【6】【5】に【3】を加えて絡め、器に盛り、粗挽き黒こしょうを振る。
みかんの和風つみれ汁みかんはしょうゆと相性抜群で、マイルドなスープに。
白い筋には血管を丈夫にするビタミンPが含まれる。
食べる直前に果汁をしぼって香りも楽しむ。
《材料》みかん…2個里いも…80gにんじん…1/2本れんこん…1/4節三つ葉…1/3束水…500mlしょうゆ…大さじ1と1/3みりん…大さじ1かつおだし(顆粒)…小さじ1/2つみれ(市販品)…5個《作り方》【1】みかんは横半分に切る。
里いもは皮をむき、食べやすい大きさに切る。
にんじんは皮をむいて乱切りに、れんこんは皮をむいて1cm厚さのいちょう切りに、三つ葉は2cm幅に切る。
【2】鍋に、水、しょうゆ、みりん、かつおだしを入れ、ひと煮立ちさせる。
【3】【1】に里いも、れんこん、にんじん、つみれを加えて煮る。
【4】里いもが煮えたらみかんを加え、軽く火を通し、三つ葉を加える。
この人に聞きました:料理研究家・尾田衣子さんイタリアで家庭料理を学び、料理教室『AssiettedeKINU』を主宰。
著書に『柑橘料理の本』(オーバーラップ)など。
撮影/玉井幹郎※女性セブン2018年11月15日号柑橘料理の本●オリーブオイルで調理後の料理を冷蔵したら”ヤセ成分”「レジスタントスターチ」が2倍になった!●薬膳料理はスーパーにある食材で簡単に!美容薬膳家・熊澤枝里子さんのむくみ改善レシピ●“ふみ飯”がおなじみの木村文乃、3年続ける美の食習慣を明かす●トータルダイエットカウンセラー大西ひとみさんの【美痩せ習慣】は野菜でホルモンバランスを整える!●ゾーイ・クラヴィッツがハマる美肌に効く意外なドリンクは?