ため息が出るほどの圧倒的なプロポーションを持つモデルの森星さんにも、コンプレックスがあった!?森さんが、コスメティックブランド『NARS』のアンバサダーに就任。
その発表会見で、まばゆいドレス姿を披露するとともに、コンプレックスの克服法についても語った。
憧れのグローバルなブランドだったので光栄ブラックの洗練されたパッケージが印象的な『NARS』は、1994年にメイキャップアーティストのフランソワ・ナーズによって米ニューヨークで設立。
現在、世界37の国と地域に展開中で、日本には2001年に上陸。
個性的な商品ラインナップ、高いファッション性はもとより、高い品質が支持され売り上げは右肩上がりだという。
そんな絶好調なブランドが設立25周年を迎えた今年、「『NARS』を体現するべき存在」として“NARSissisアンバサダー”に任命したのが森さん。
アンバサダー就任について森さんは、「憧れのグローバルなブランドだったので、こうやってイメージキャラクターを務められることを光栄に思いますし、自分自身もモデルとしても女性としても、ライフスタイルをもっと掘り下げていかないといけないなって、改めて緊張感がグッと入りました」(森さん・以下同)→森星の美しすぎるジョギング姿はコチラ!2年くらい前から、悩んだり迷うこともファッションデザイナー・森英恵さんが祖母、モデルの森泉さんが姉であることは有名だが、母親の森パメラさんも元ファッションモデル。
そのパメラさんのポーチに入っていたのが『NARS』で、「子供の頃から憧れていたブランドだった」そう。
華麗なる家庭環境はさることながら、175㎝8頭身のプロポーションと表現力で国内外のファッション誌や広告でも活躍、世界的メゾンブランドからのオファーもひっきりなしの森さん。
悩みなどあろうものかとも思えるが、意外や“悩み体質”なんだとか。
「モデルを大学に入ってから始めて時間が経ってきたんですけど、最初は甘えていたなって。
振り返ると、両親からいただいたものを、甘えて使っていたなっていうところがありまして。
2年くらい前から、悩んだり、迷うことが増えてきて。
もらったものをどう輝かせるか、自分次第だなって」→森星のドラマチックなドレス姿はコチラ!今回、森さんのメイクを担当した伊藤貞文氏メイクに対する考え方にも変化があったという。
「今までは、メイクは“隠す、隠す”(もの)。
コンシーラーも“隠す寄り”に使っていました。
でも、サダ(メイクを担当した伊藤貞文氏/NARSグローバルアーティストリーディレクター)から学んだのは、自分が持って生まれたものを活かすメイクだということ。
コンシーラーでも点で付けることで、自分がコンプレックスだったパーツがこんなにも自信に変わったり、愛されるパーツになるんだって。
新たなメイクの視点に変わりました」→森星が普段から心掛けている美習慣はコチラ!また今回、森さんをモデルにブランドのイメージムービーも制作された。
「こんな素敵なビデオの先に(自分ができることは)何があるんだろう、って考えると、自己満足になってないかな、人のためになっているかな、と悩んで、空っぽになっちゃうことがあって。
そんなときに、内面的には自分のファミリーから、(外的には)自分の体と向き合う時間を作ることでパワーをもらえます」内面もとても大事!でもときにはメイキャップに頼るのもいい自信を付けたいときはパメラさんに連絡して、褒めてもらうのだとか。
「世界一の親バカで、たまに人前で恥ずかしいことも言うので、今まではそれも恥ずかしかったけど、大人になると“こんなにも褒めてくれる人は近くにいないな”って(笑い)。
“どんどん褒めて”って電話で言います。
そうすると自信が沸いてきます。
信じ込んで自信を付ける。
褒めて伸びるタイプです(笑い)」プライベートでも『NARS』を愛用しているということで、特におすすめのアイテムについてもコメント。
「スーパーラディアントブースター(3600円税込/2月15日量数限定発売)は、けっこう感動的ですね。
まず、私はハイライトで使っていて、骨格を出すときに使うんですけど、潤い、輝き面でも最高なんです。
何回重ねてもやりすぎにならないんですよね。
霧吹きで化粧水をシュッシュッとやったあとのような輝き。
品がいい輝きなので、すごく好きです。
今は乾燥する時期だから、パサパサの状態で目覚めるときがあるんですけど(笑い)、そんなときでもメイキャップの仕上げに付けると、肌の質感が生き返ります」メイクは、自身のマインドを変化させるために必要なものだとも明かす。
「もちろん、自然と内側からにじみ出る、メイキャップに頼らないところも大事だけど、メイキャップで変化する心情ってあるじゃないですか。
メイキャップをすることで、“ちょっと気分が変わったかも”っていう。
私もそうですけど、どうしてもパワーが与えられないとき、エネルギーが沸かないなっていうときには、内側を無理やり変えるのではなくメイキャップに頼ってもいいんじゃないかなって思います」今の私に必要だったものだと気づけた会見のあとに行われた取材で、最近ハマッているものを、「金継ぎ(陶磁器の修復技法の1つ)」と答えた森さん。
「物を大事にすること」に気が付いたことがきっかけだった。
「今年、パリに行ったんですね。
そこですごく素敵な花瓶をゲットしたんですけど、スーツケースに入れるときに割っちゃって。
自分への怒りがすごく大きくて、“もうここに置いて帰る”と言ったら、スタイリストのかたが“金継ぎって知ってる?”って。
“(修復することで)もっと価値が上がるよ”と教えてくれて。
物を大事にしない自分がすごく恥ずかしくなっちゃいました」その花瓶を日本に持ち帰って、先生を紹介してもらい、金継ぎをスタートさせた。
「私はすごく動く人だから、できるかなと思ったんですけど、無心になれて。
何も考えない時間がゆっくり過ぎていくので、“これ、今の私に必要だったかも”って。
まだ、完成していないんですけど、続けられたら自分のマインドにもいいのかな、と思っています」終始、飾らない自然体な笑顔で、ユーモアあふれるエピソードを話していた森さん。
まさに、“内面からも輝くセレブリティ”という印象だった。
【データ】NARS25周年記念「NARSissistアンバサダー」就任発表会2月5日開催撮影/黒石あみ 取材・文/鈴木知子●宮沢りえ、「1200本のヒアルロン酸針」シート美容液の効果に衝撃!普段の美容法も明かす●松雪泰子、美スタイルの秘訣は“階段上り”!「お尻と太ももの筋肉が大事」