邦画史上最大の茶番劇を繰り広げる映画『翔んで埼玉』(2月22日金曜公開)に出演している、武田久美子さん。
劇中ではゴージャスなドレスで優雅な身のこなしを披露している彼女が、健康的な美を保つために行っていることとは? また、現在暮らしているアメリカの美容事情についても教えてもらった。
* * *WORKOUT/1日2時間のバレエレッスン小さい頃からバレエを習っていまして。
今も毎日というわけにはいきませんが、行ける限り1回2時間のバレエクラスに通っています。
だいたい週3回ほど、多いときだと5回くらいでしょうか。
バレエというのは、体の均整をとるのに適した動きだと思うんです。
体幹が鍛えられますし、ジムで流すものとは違うような汗もかきますし、それが私には合っているのかなと思いますね。
ジムなどでの運動があまり好きではないので、運動習慣といえばそれくらいですが、生活の中でじっとしていることが少ないんです。
時間があれば何かを片付けたり、テーブルを拭いたり。
自宅に人が来ても、なにかと動いているので、友人たちからは「そんなに動いてたら、久美子ちゃんは太らないね」と言われたこともありますね(笑い)。
それに、長年バレエを続けているからということもあるかもしれませんが、私はだらっとした姿勢でいるより背筋を伸ばして座っている方が楽。
ソファーに寝転んでテレビを観るなんてことは一切ないんです。
FOOD/消化のいいものから食べる私は胃袋が人より小さいと思うのですが、お腹いっぱい食べることはあまりなく、だいたい腹七分目まで。
少なめの量で1日4食食べることが多いです。
逆に、朝もちゃんと食べますし、3食より少なくなることはないですね。
あと、なるべく寝る前には食べないように。
夕食はできるだけ早い時間に済ませるように心がけています。
友人と食事をするときも、相手が何時でもいいというならば17時半や18時に約束を。
寝る時間はまちまちですが、あまり早い方ではないと思います。
でも、夜食を食べることはないですね。
これを食べてはいけない、という決め事はありませんが、繊維質のものや海藻類は摂るようにしています。
また、消化がいいものを先に食べます。
例えば朝食なら、バナナやヨーグルトを食べてからトーストを食べるなど、胃に負担をかけない食べ方を意識しています。
お酒も好きですが、おつまみは気が向いたときにチーズを少しかじったり、ポテトチップスがあっても数枚つまむくらいです。
LIFESTYLE/代謝を上げることを意識普段から運動もしていますし、体形をキープできているので、水着やドレスといった体のラインがでるような撮影をするときも、直前にバタバタすることはないんです。
『翔んで埼玉』の撮影でいえば、入り時間が早朝だったので前日はお酒を飲まずに、いつもより早い時間に寝たくらいです(笑い)。
スキンケアで気を配っているのは、とにかく清潔を保つこと。
1日に最低2回はシャワーを浴びますし、メイクも清潔な状態から。
もちろん、寝る前には必ずメイクを落としています。
酔っ払ってメイクを落とさずに寝る、なんてことはしないですね。
アメリカではストイックに美を追求する人と、もうあきらめている人の両極端という感じで、日本の方がきれいな人が多いように感じます。
また、日本のようにダイエットのブームが移り変わっていくことがあまりなく、おのおのがいいと思うものを続けている、という印象。
ただ、ヴィーガンがいい、ベジタリアンがいい、といっても、お肉は食べないけれど、お菓子をたくさん食べていてふくよか、という人もたくさんいますから…。
2〜3年ベジタリアンで過ごして体をクレンズする、という考え方はあるかもしれませんが、ずっと続けるのは現実的ではないですよね。
だから私はバランスが大事なのだと思っています。
あとは新陳代謝をよくすること。
28歳くらいから基礎代謝が落ちると言われているので、運動をしたり消化のいいものを先に食べるなど、代謝が上がるように体へのアクションを起こしていく必要があると思っています。
MOVIE/2月22日公開『翔んで埼玉』(C)2019映画「翔んで埼玉」製作委員会埼玉はあまりゆかりのない土地ですが、昔から「ダサイタマ」のような言い方をされていた印象があります(笑い)。
私は東京で育ったので、出身地について肩身のせまい思いをするような感覚はなかったんです。
今回、でき上がった映画を観て、埼玉や千葉の人たちはそういう思いをしているのかもしれないなぁ…と思ったのですが、それがコメディタッチで描かれているのが面白かったですね。
でも、アメリカと聞いてかっこいいイメージがあっても、それはロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴのような都市のこと。
積極的に自分の出身地を言いたくないという人もいるので(笑い)、この感覚はきっと世界に通じるものなんじゃないかなと思います。
キャスティングも独特で、観たことのないタイプの作品で面白かったですし、この映画に出演できたことをうれしく思っています。
ぜひ、1人でも多くの人に楽しんでいただきたいです。
今回のスリム美人:武田久美子さんたけだ・くみこ。
1968年生まれ。
1982年に映画『ハイティーンブギ』のヒロインとしてデビューし、数々の写真集を出版するなど、グラビアクイーンとして活躍。
現在はアメリカ・サンディエゴに拠点を移し、美容情報などを発信している。
『KUMIKOBIBLE』(KADOKAWA)など著書多数。
2月22日(金)公開の映画『翔んで埼玉』では、二階堂ふみ演じる壇ノ浦百美の母・恵子を演じている。
http://www.tondesaitama.com/撮影/生熊友博43才でもなぜ武田久美子でいられるのか 美ホルモンをアップして更年期を迎え撃つ●アラフィフは背中とお尻を鍛える!メリハリボディを維持する【美痩せ習慣】●花田美恵子さんも!アラフィフ女性がショートヘアにする理由●奇跡のアラフィフ・石田ゆり子の魅力を辛酸なめ子氏が分析●バレエエクサでしなやかな女性らしい体に!「LESMillsBarre」を【体験レポ】●新陳代謝をアップし血液サラサラに!丸のまま味わう「ペコロス」の旬レシピ