桜も開花を迎え、いよいよ春本番! でも、花粉症の症状がつらいと、お花見のような野外イベントを思い切り楽しめない…。
そこで「マラソン界のシンデレラ」と呼ばれた最強美人ランナー市橋有里(いちはし・あり)さんに、体の内側から花粉症の症状緩和に働きかけてくれる食材を使った、花粉症対策レシピを教わってきました!毎年お花見にはマスクが手離せないライターFが、徹底レポートします。
花粉症に効く野菜No.1!?れんこんをおいしく食べられるレシピ――れんこんが花粉症に効果的だなんて、知りませんでした。
有里:れんこんには、粘膜を守る成分や、アレルギー反応を抑える成分、免疫力を高める成分などが豊富に含まれていて、食べるのはもちろん、すりおろして飲んだり、しぼり汁を鼻に塗ったりしても、花粉症の症状緩和に効果的と言われています。
――優秀な食材なのですね!?有里:そうなんです。
でも、すりおろしやしぼり汁をダイレクトに飲んだり、塗ったりというのを続けるのは、なかなか難しいですよね。
――確かに。
手間もかかりますし、おいしくないとすぐに挫折してしまいそう…。
有里:そうですよね。
そこで、今回はれんこんの食感を楽しみながら、おいしく食べられて、しっかり食卓の一品にもなるレシピをご紹介したいと思います。
――しっかり食卓の一品になるって大切! 楽しみです。
《材料》(2人分)れんこん…150g 砂肝…50g めんつゆ…大さじ1~2 ごま油…大さじ2~3 こしょう…適量《作り方》【1】砂肝は筋切りをして食べやすい大きさに切り、こしょうを適量ふる。
れんこんも食べやすい大きさに切り、ボウルに水を張ってつけておく。
【2】フライパンにごま油を入れ、砂肝を炒める。
片面に火が通ったら、水気を切ったれんこんも加えて炒める。
【3】めんつゆをまわしかけ、好みの濃さまで煮詰める。
花粉やウイルスの予防にも!粘膜を守る、れんこんの粘り成分写真/アフロ――れんこんの歯ざわりと砂肝のコリコリ感で、食感が絶妙なレシピですね。
有里:はい。
れんこんは、歯ざわりがよい中に粘りも感じられますよね。
実はこの粘りの中に、体内の粘膜を守り、粘膜に付着した花粉やウイルスの排出を促す働きをする成分が含まれているんです。
――花粉だけでなく、風邪の予防にもよさそうですね!有里:そうですね。
他にも細胞膜を強くしてアレルギー反応を抑制する成分や、免疫力を高めて花粉に強い体を作る抗酸化成分などが豊富に含まれています。
――れんこんって、本当に優秀!有里:体によい成分の宝庫ですね。
実家の祖父母がれんこんを作っていたので、わが家でも、きんぴら、煮物、天ぷらなど、小さい頃から毎日のようにれんこんが食卓に上っていました。
現役の頃も変わらず、すりおろしてチジミにしたり、ソテーしてお肉に添えたり、豚汁に入れたりと、ほぼ毎日食べていましたね。
――有里さんにとって、なじみの深い食材なのですね。
砂肝と組み合わせて女性にうれしい栄養もたっぷり!有里:今回のレシピは、砂肝の代わりに鳥もも肉やたこなどのシーフードでもおいしく作れるのですが、砂肝には女性の体にうれしい栄養が豊富なので、苦手でなければ、ぜひ砂肝で作ることをおすすめします。
――砂肝は低カロリーというイメージがありますが、栄養も豊富なのですか?有里:はい。
砂肝は不足しがちな鉄分やビタミンB1、B2を多く含んでいて、貧血予防などに効果的ですし、亜鉛も豊富に含まれています。
――亜鉛にはどんな効能が?有里:亜鉛には、細胞の再生や新陳代謝を活発にする働きがあるので、美肌効果や皮膚の炎症を予防する効果も期待できますね。
――それはうれしい! 花粉症に効くだけじゃなく、食感が楽しくて、食べごたえがあって、栄養も豊富なんて最高ですね。
有里さん、今回も素敵なレシピをありがとうございます。
有里:こちらこそ。
れんこんには、体によい成分がたくさん詰まっているので、ぜひ日頃から意識して食べてみてくださいね。
食感が楽しくて、栄養価も大幅アップする砂肝との炒め物は、花粉症対策だけでなく、美容やダイエットメニューとしても“アリ”だと思います。
* * *薬など外からの対策だけに頼るのではなく、食生活からもおいしく、楽しく、花粉症対策にアプローチして、春という季節を楽しみたいですね!レシピ考案:市橋有里いちはし・あり。
1977年11月22日、徳島県生まれ。
アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。
1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。
2000年、シドニーオリンピック日本代表。
「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをしたり、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。
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