ダイエット適正診断

61歳オバ記者、“月曜断食”の書籍の帯に登場!「最終目標は15kg減」

これまで何度もダイエットに挑戦しながらそのたびに挫折を繰り返してきたオバ記者が、ほぼ初めて成功したダイエットが“月曜断食”だ。

この連載では11kg減量を達成するまでの奮闘についてレポートしてきたが、このほど、新たな動きが…。

連載136回目の今回はオバ記者が自身のダイエット最新事情について綴ります。

* * *昨年の春から始めた“月曜断食”で11kg痩せたという話をこの連載でさんざん書いたところ、『月曜断食』の版元の文藝春秋社から取材を申し込まれた。

そこでこの本の著者で鍼灸師の関口賢さんに、7か月の“闘い”の成果を報告したんだけどさ。

文春ってば、私のビフォーアフター写真を「本の帯に使わせていただいてもいいですか?」だって。

ビフォーアフター写真が載った本が書店に!そしてついに先日の日曜日のこと。

東京駅構内の書店で、「もしや」と思ってのぞいたら、「あるッ、ほら、こっち、こっち」と”鉄友”(鉄道仲間)のユキちゃんが手招きするではないの。

人がいないことを確認して、チャチャッと写真を撮って逃げるように店を出てきたわよ。

7か月で11kg減はまだ通過点?なんで? そりゃ知らない人から「うそッ!」と言われたくないもの。

ただでさえ田舎の同級生は、アフター写真と私の体を何度も見比べて、「写真を写したときから何kg太った?」と聞くしさ。

ひどいのは“遺影”と称して自信の1枚を追及した年上の友だちたちよ。

「写真マジックってすごいよね」って、そもそも私が11kg痩せたことを疑っているんだから。

何回も言うけど私の最終目標は15kg減なの。

これで“大デブ”から“小デブ”になろうと志をたてて、“月曜断食”を始めたわけ。

だから7か月で11kg減は成功ではなく、道半ばで挫折している状態なわけよ。

さらに3kg弱戻してしまったから、現状は“中デブ”だわね。

よくよく見れば、あちこちにはみ出し肉があるのは、まあ、カンベンしてくださいな。

桜を眺めて「痩せた自分」に思いを馳せる?もちろん好意的な人だっているよ。

「水戸(茨城県)の合同庁舎の書店で本を見つけました! これで私も痩せます。

1か月後、楽しみにしてください」そう明るいLINEを送ってきてくれたのが、バイト先のオガワ先輩だ。

先輩といっても年は私の息子と言ってもおかしくない40歳なんだけどね。

「てか、そのバイトなんですけどね」と、この連載の担当、編集O君が鋭く切り込んできた。

「この前も小学生の国会議事堂見学の引率をしているとか書いていたじゃないですか。

いったい、何のバイトなんですか?」って。

バイト先の国会は英語で「ナショナルダイエット」かと思えば、外資系会社に勤める年下友だちのユミちゃんは、「まさか、ダイエットつながり?」と笑う。

国会って英語で“ナショナルダイエット”っていうんだって。

さっそくネットで調べたけど、なぜ”ナショナルダイエット”というかはよくわからない。

小学生を引率してきた、ある小学校の先生(30代後半)に言うと、「よくわからないけど」と前置きしつつ、「いろいろな意見が集まって膨らんだものを、議論を重ねて徐々にスリムにしていくからでしょうかね」だって。

納得!そう、それで私のバイト先なんだけどね。

衆議院議員会館、某ダイギシの事務所なの。

ダイギシと出会ったのは、私の知人の誕生会で、選挙区は偶然、私の実家のある茨城1区。

しかも学校は違うけど、私と同じ農業高校卒ですと?「んで、野原さんはどご出身なんですかぁ~」と、純度100%の茨城弁を聞いていたら、郷愁か郷土愛か、得体の知れない感情がこみ上げてきて、「私にできることがあったらさせてください」と売り込んでいたというわけ。

そのダイギシだけど、話し方はのんびり、ゆったりだけど、歩くスピードはハンパない。

「ダイギシ。

今日のお客さまは年配の女性ですから、ゆっくり歩いてくださいね」と言うと、「そうだよねぇ~」と最初は少し歩調をゆるめるけど、5分もたたないうちに長身の体を前のめりにして、ぶっ飛ぶように歩いているんだわ。

「運動は苦手。

これまで一生懸命した運動は選挙運動だけ」というけど、シェイプされた体はこのぶっ飛び歩きが効いているとしか思えないわ。

もっとも永田町をのんびり歩いているのは観光客くらい。

その観光客だってしまいには走り出すから、なんとも不思議なところよ。

そして新鮮な驚きに満ちているところ。

トイレに行こうと部屋を出たら、「あっ、あああッ! “月曜ダイエット”の人ですよね。

読んでます」と若い女性に声をかけられたの。

「前から姿を見かけるたびに、そうじゃないかなと思っていたんだけど、えっ、隣の事務所? うそっ!」。

それが秘書のKさんとの出会いだったの。

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