春の訪れと同時に服装もだんだんと薄着に。
コートを脱げるのはうれしいけれど、冬に蓄えた脂肪はそぎ落とせていない…。
そこで、「マラソン界のシンデレラ」と呼ばれた最強美人ランナー市橋有里(いちはし・あり)さんに、これからの時季に向けて、体内の毒素や老廃物などの排出を促してくれる、デトックスレシピを教わってきました!この冬、脂肪に老廃物に溜め込んだライターFが、徹底レポートします。
美肌やむくみにも効果的!たけのこのデトックスレシピ――たけのこといえば、春を感じる食材の1つですよね。
有里:そうですね。
この時期に旬を迎える春野菜や山菜にはデトックスに効果的なものが多いのですが、たけのこもしかり。
肝機能を強化し、“解毒力”を高めるという特徴があります。
――解毒力! 毒を取り込まないことも大切ですけど、自力で排出できることも大切ですよね。
有里:その通り。
体内に余分な脂肪や添加物などの毒素を溜め込んでいると、解毒力が弱まり、肥満やむくみ、肌荒れ、さらにはアレルギーを引き起こす原因にもなってしまいますからね。
――怖い! それはもう負の連鎖ですね。
有里:そう。
だからこそ、デトックスが大切です。
今回は、解毒力を高める、たけのこを使ったレシピをご紹介しますね。
――食べてデトックスができるなんて。
この冬、溜まりに溜まったものを排出したいので、楽しみです。
《材料》(2人分)たけのこ…1/2個 えび…100g スナップえんどう…10個 オリーブオイル…100cc以上 塩、こしょう…適量《作り方》【1】たけのこは一口大に切る。
えびは楊枝などで背ワタを取り、軽く塩(分量外)をふっておく。
スナップえんどうは筋を取って、さっと茹でる。
【2】鍋にオリーブオイルを入れて熱し、たけのこ、えびの順に入れ、えびに火が通ったら、塩(多めに)、こしょうで味を整え、スナップえんどうを加えてザックリと混ぜる。
【3】器に盛り付け、バゲットなどにつけてオイルもいっしょに食べる。
むくみ対策にも!カリウムと食物繊維のダブルのデトックス効果――たけのこを使ったレシピは和食ばかりになりがちなので、アヒージョは新鮮ですね。
有里:たけのこには、デトックス効果のある食物繊維やカリウムなどが豊富に含まれているので、いろいろなアレンジを知って、たくさん食べてほしいですね。
――カリウムには、どんなデトックス効果があるのでしょうか?有里:カリウムはミネラルの一種で、体内の余分な水分やナトリウムを排出する作用があるので、むくみ解消など、うれしい効果があります。
それに、たけのこに含まれるカリウムは茹でても減りにくいんですよ。
――それはうれしいですね。
有里:食物繊維は腸内の老廃物排出を促してくれますし、たけのこは、女子をキレイに導いてくれる食材とも言えますね。
――ステキ! たけのこを見直しました!(笑い)「白い粉」の正体とは?たけのこの成分には、こんな効果も!――有里さんは、かなりのたけのこ好きでいらっしゃるとか?有里:はい。
現役のときには、春休みを取って、たけのこ堀りに行くくらい大好きで、よく食べていました。
食物繊維が豊富なので、お通じもよくなり、コンディションを整えるのにも一役買ってくれていましたね。
――掘りにまで行くとは! 本当にお好きなのですね。
有里:そうなんです。
そうそう、よくたけのこについている、白い粉のようなものが何か知っていますか?――知りません。
なんとなく、いつも洗い流していたような…。
有里:もったいない! あの白いものは、チロシンと言って、アミノ酸の一種です。
代謝をアップさせて細胞の老化を抑えたり、脳を活性化させたりする働きがあるんですよ。
――えー! 知りませんでした! 今後たけのこを食べるときは、洗い流さないようにします!有里:そうですね。
ぜひ、アヒージョを作るときにも使ってみてください。
えびは火を通しすぎないこと、︎塩は好みの味になるよう加減しながら加えることがポイントです。
えびの代わりにたこなどでもおいしく作れますよ。
――アヒージョは、ホームパーティーのおもてなしメニューや、ちょっとワインを飲みたいときのおつまみにもよいですし、たけのこの楽しみ方が広がりますね!有里:こちらこそ。
デトックス効果があるということは、イコール健康にも美容にも効果があるということ。
おいしく食べて解毒力を高められたらうれしいですよね。
――有里さん、今回も素敵なレシピをありがとうございます!有里:たけのこでデトックス、“アリ”だと思います。
* * *冬に溜め込んだ脂肪、またこの春に取り込んでしまった花粉やウイルス、有害物質など、私たちの周りには体内に留めておきたくないものがたくさん。
デトックス効果のある食材を積極的に取り入れて、解毒力を高めていきたいですね。
レシピ考案:市橋有里いちはし・あり。
1977年11月22日、徳島県生まれ。
アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。
1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。
2000年、シドニーオリンピック日本代表。
「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをしたり、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。
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