ダイエット適正診断

お掃除エクササイズでダイエット|部屋が片付くと痩せる!お腹、背中、二の腕に効く

“断捨離”に“ミニマリスト”──必要最低限のものしか持たないライフスタイルが支持を得ている。

部屋が片付くと気持ちが晴れ晴れするが、さらに、たるんだお腹のぜい肉問題も、“片付けで片付く”というのだ。

掃除でシェイプアップは可能!(写真/アフロ)体を動かす掃除や片付けには、運動としての効果が期待できる。

アメリカスポーツ医学会が定めた運動強度を表す「METS」という単位があるが、これによると、家財道具の片付けは3.0、カーペット掃き・フロア掃き・掃除機は3.3、モップがけ・床磨き・風呂掃除・庭の草むしりは3.5。

ピラティス・太極拳は3.0、ゴルフは3.5に匹敵する運動ということになる。

「毎日の掃除で使う筋肉を意識して動かせば、運動効果が高まり、ダイエットもできる」と話すのは、(R)美そうじコンサルタントの清田(せいた)真未さん。

『1日5分で家じゅうどこでもダイエットやせる掃除!』(かんき出版)の著者であり、片付け・掃除のエキスパートとして1500軒以上の家を訪れてカウンセリングし、一緒に掃除をした結果、家も人もきれいにしてきたという。

掃除の動き方次第でダイエットに「例えば掃除機やフロアモップをかける場合、棒立ちで手先をちょこちょこ動かすだけなら、単なる掃除に終わる。

ところが背筋を伸ばし、肩甲骨まわりを意識しながら腕を動かせば、立派な運動になります。

これを毎日の習慣にすれば、体は確実に変わっていきます」(清田さん)ダイエットにもなる美そうじメソッドは、愛知県立大学のスポーツ健康医科学研究室准教授の稲嶋修一郎さんと共同で2年前に確立した。

「掃除の動きは、日常生活で使わない筋肉を使うものも多い。

掃除力を損なわず、運動効果が高められるよう工夫しています。

どの動きも姿勢を正し、使う筋肉を意識しながら呼吸を止めずに行うのが基本。

利き手に偏らず、左右両方を動かすことも大切です」(稲嶋さん)「テーブル拭きは体の向きを少し変えただけで、ひねり運動が加わり代謝も消費カロリー量も上がります。

私自身、最初の1か月でウエストが1.5cm減。

3か月で体重は3kg減りました。

今もその体重と体形をキープしています」(清田さん)このメソッドにより、9か月で9.6kgもの減量に成功した人も。

エクササイズが苦手でも毎日の掃除の範囲内なら続けやすい。

空前の片付けブームは、単に部屋が整うこと以上のメリットを、私たちの生活にもたらしてくれるようだ。

実際に、体もすっきりと引き締める掃除術を教えてもらった。

背中/掃除機・モップがけ写真/GettyImages床を掃除する場合、手先だけを動かすのはNG。

体全体を大きく動かせば、全身運動になる。

前に動かす時は、上半身を傾けすぎず、腕をまっすぐ伸ばすこと。

後ろに動かす時は、上半身はまっすぐ立て、ひじから引くように意識すれば、背中のエクササイズに。

【1】掃除機やモップの柄を持つ手の側の足を前に出し、もう一方の足は肩幅くらいに広げて後ろに引き、つま先を外に向ける(両つま先の向きが直角になるように)。

体重を前足にかけながら、腕をしっかり伸ばす。

この時、ヘッド部分が床から浮かないように注意。

【2】後ろ足に体重を移動させながら、腕を後ろに引く。

伸ばしていたひじを曲げ、肩甲骨周囲にある広背筋、僧帽筋脊柱起立筋のすべてを動かすように意識する、【3】反対の腕でも同様に行うこと。

モップは左右に動かさず、前後のみに動かす。

二の腕/窓拭き(写真/PIXTA)日常生活で腕を上に上げる動作はあまりないため、高いところの窓拭きは二の腕エクササイズに最適。

ガラスにしっかりタオルを押しつけ、地面と平行になるように拭くこと。

ハンディーモップなどを使ったほこり取り掃除の場合、モップは一方向にのみ動かすこと。

【1】足を肩幅に広げて立ち、右手で濡れぞうきんを持って左肩の上あたりに置き、腕を伸ばして右に動かす。

この時、上腕の外側を特に意識すること。

【2】一段下にぞうきんを移動させて左手で持ち、その上の拭き終わった位置に乾いたぞうきんを置いて右手で持つ。

両手のひらに力を入れ、縦に重ねて同じ方向に拭きながら1段ずつ下がっていく。

きつすぎる場合は、右に拭く場合は右手、左に拭く場合は左手というように、1段ずつ手を替えるといい。

下に行くほど足幅を広げ、スクワットのようにすれば、お尻や太ももが鍛えられる。

お腹/テーブル拭き写真/GettyImages脂肪のつきやすい腹まわりには、ひねり運動が効果的。

横に動かす時に息を吐いてお腹をへこませ、下にずらす時に吸ってふくらませるとよい。

下腹に力を入れるとさらに効果的。

腰が伸びて気持ちいい角度をキープ。

ひねりすぎると腰を痛めるので注意。

【1】足は肩幅に開き、テーブル側の足を少し前に出して平行に立つ。

ウエストを意識し前後にひねりながら濡れ台ふきんで拭く。

乾拭きは、立つ向きを変え、逆側の手にタオルを持って行う。

【2】体をひねる時に肩が内に入らないよう開くことを意識する。

上級編はテーブルに背中を向け、後ろ向きで拭くこと。

左右どちらの手でも行う。

台ふきんは手のひらサイズにする。

指先だけで使うのではなく面で拭くイメージで手のひら全体に力を入れる。

撮影/黒石あみ※女性セブン2019年8月15日号1日5分で家じゅうどこでもダイエットやせる掃除!●自宅筋トレで簡単に全身痩せる方法10選|二の腕、お尻、ウエスト、太もも、下半身への即効エクササイズ●62歳オバ記者、ビリー隊長からお腹周りエクササイズ教わり「グッジョブ!」●短期間でお腹の脂肪を落とす!腹筋まとめ|美腹筋を作るエクササイズ8選●下腹痩せをかなえる筋トレまとめ|簡単エクササイズやライザップトレーナー直伝の腹筋など4選●熊田曜子、出産で17㎏増も“ながら”エクササイズで体重減&美くびれキープ【美痩せインタビュー】

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