古式ゆかしい装束に身を正された天皇皇后両陛下。
10月22日、令和の｢即位の礼｣は世界180余りの国、地域からお祝いに駆けつけた政府高官、王族に見守られて、厳かに華やかに行われた。
高御座に昇られ、即位を宣明された天皇陛下（時事通信フォト）厳粛でありながら、まるで平安絵巻を見るような色鮮やかな場面。
日本中の、いや世界中の人々が胸ふるわせたに違いない、令和の皇室の「即位の礼」。
その儀式の中で中心になった「即位礼正殿の儀」では、天皇陛下は高御座に昇られ、「憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としてつとめを果たすことを誓います」（要旨）と力強く宣明された。
十二単で御帳台に進まれる皇后雅子さま（写真／時事通信社）おすべらかしに宝冠、十二単で横の御帳台に立たれた雅子さまのお姿はまるでお雛さまのよう。
来たるべき輝かしい未来に向かって、おふたりは揃って歩み始められた。
→雅子さま、着物からドレスまで鮮やかな着回しファッションはコチラ純白の十二単をお召しになり、皇居・宮中三殿への参拝をされる雅子さま（時事通信フォト）「即位礼正殿の儀」の前に皇室の祖先や神々に即位を奉告される皇居・宮中三殿への参拝。
雅子さまがお召しになったのは純白の十二単。
表衣の唐衣、5枚重ねの五衣は純白、下衣の裳だけは薄桃色を選ばれるという意表をついたもの。
雅子さまの余裕が感じられた。
→雅子皇后たち女性皇族の清涼感漂うロイヤルファッション集はコチラ十二単をお召しになった眞子さまと佳子さま（撮影／JMPA）秋篠宮家の長女、眞子さま（28）と次女・佳子さま（24）は、伝統の十二単をお召しになり、その美しい姿をお見せになった。
おふたりは、「即位礼正殿の儀」が始まる前から定位置につかれ約30分間の儀式の間、微動だにせず。
女性皇族の間にあって立派にお務めを果たされた。
→【写真10枚】眞子さま佳子さま姉妹のプリンセスファッションはコチラ皇室の方々の美しい和の装いに続いて、世界各国からのロイヤルゲストの華やかなドレスアップ姿もご紹介します。
ベルギー：フィリップ国王とマチルド王妃淡いピンクの柔らかな色合いのシンプルなどレスをまとわれたマチルド王妃（46）とフィリップ国王（59）（写真／アフロ）高校時代からフィリップ国王と天皇陛下は親交があり、共に皇太子時代に、国王の結婚式（1999年）にご夫婦で参列した。
元言語矯正士の王妃は上皇后さまを思わせるケープ姿。
スウェーデン：グスタフ国王と長女・ヴィクトリア皇太子グスタフ国王（73）と長女のヴィクトリア皇太子（42）。
ヴィクトリア皇太子は、雅子さまがよくお召しになるようなロイヤルブルーのドレス、バッグで。
デザイン性のあるハットが印象的（写真／アフロ）ノーベル賞授与式で日本の人々にもおなじみのグスタフ国王が同行したのは長女。
同国の法律で第1子が皇太子になる。
そんな父子が一緒に海外に出るのは異例。
それだけ日本を重要視？→雅子さまの華麗なる着回しファッションはコチラスペイン：フェリペ6世国王とレティシア王妃目を惹く花柄の華やかなドレス姿で登場したのは、フェリペ6世国王（51）とレティシア王妃（47）（写真／アフロ）“バツイチのニュースキャスターに、王子さまが恋をした”（2004年結婚）と当時大変な話題になったカップル。
ゴージャスな魅力は王妃になってさらにパワーアップ。
大きな花柄で…。
オランダ：ウィレム・アレクサンダー国王とマキシマ王妃ライトグレーの落ち着いた色味。
でも大きな花を模したハットやレースのシースルーの品良く華やかな装いを披露したマキシマ王妃（48）とウィレム・アレクサンダー国王（52）（写真／アフロ）国王の即位式（2013年）に皇太子妃だった雅子さまが皇太子さまと11年ぶりの外国訪問を果たされ、ご体調に自信を取り戻された。
大きな花を冠のようにアレンジして登場。
→令和初の一般参賀で雅子さまたちの華麗なるローブ・モンタント姿はコチラ→皇室のすべての記事をチェックしたいかたはコチラ※女性セブン2019年11月7･14日号