立冬を迎え、防寒グッズに目がいくこの頃。
夏に比べ汗をかく機会が減るぶん、デトックス食材を上手に利用したい。
そこで、コンビニ食品の中から、デトックス効果が期待でき、ダイエット中にもおすすめの食品を美容研究家に聞いてみた。
「あるとはいらずにはいられないのが、ナチュラルローソン」と語るのは、仕事柄、オーガニックの食品やコスメを取り扱うことが多い、北欧美容研究家の佐藤ニーフェラ史枝さん。
コンビニで食品を購入する際は、必ず裏面の原材料名と原産国をチェックし、できるだけ、シンプルな原材料を使ったもの、そして安心できる原産国のものを選ぶという。
「添加物のほとんどは、本来私たちの体で分解しきれない“石油由来”。
体に蓄積されやすいのはもちろん、肌や体を老化させる活性酸素の発生を促してしまいます。
ですので、できるだけシンプルな原材料の食品を選びます。
また、日頃からサステナブルチョイス(持続可能な社会に貢献するものを選択する)を実践。
例えば、『オーガニック』『遺伝子組み換えでない“NON GMO”』『グルテンフリー』『シュガーフリー』『パームフリー』『フェアトレード』のものを選択。
地球温暖化や海洋汚染問題への影響が少ない商品を選ぶことが、実はヘルシーで体に負荷をかけない食品選びにもつながっているように感じます。
もちろん、エコバックやマイ箸の持参もマイルールです」(佐藤さん・以下同)『HÄRKISFINLAND野菜のそぼろプレーン』(ひかり味噌)『HARKISFINLAND野菜のそぼろプレーン』(ひかり味噌)499円(税抜・編集部調べ)●“大豆ミート”に続く、北欧発の次世代ミート北欧フィンランド国内で植物性たんぱく質としての認知度No.1のブランド「HÄRKIS」が日本に上陸。
そら豆を主原料としたフェイクミートで、オーガニックみそ市場トップクラスのひかり味噌が、日本人に親しまれるようにと「野菜そぼろ」と銘打って販売。
フレーク状で、そのままでもひき肉代わりに使って料理するのにも使いやすい。
「フィンランドでは知らない人がいないと言っても過言でないほど人気のベジタリアン食品。
冷凍での販売で、使うときはレンジで温めるだけ。
時短料理にも便利で重宝していますし、サラダやチャーハンに加えて、簡単にヘルシーメニューが完成します。
ダイエットにおすすめの点としては、脂質や糖質、塩分が極めて少ないこと。
ほんのり塩味がついていますが、薄味なのでどんな料理にもなじんで、まるでお肉を食べているような満足感もあります」『プラズマ解離水』(グラチア)『プラズマ解離水』(グラチア)150円(税抜・編集部調べ)●デトックス効果は水素水超え!?のミネラルウォーター水は、水専用の通路を通って細胞内にはいることができますが、この「解離水」のように解離した水素原子(H+)の場合、水分子(H20)よりも効率よく、すばやく通り抜けることができる。
つまりは瞬時に細胞内に到着し、“細胞を潤す”ということ。
水素原子は、体の“さび”の原因となる活性酸素の解毒・排出も促す効果があるため、効率よくデトックスできるという。
「水素水よりデトックス力が高いと話題の『解離水』。
一般的に『体の70%が水で満たされていることが理想』と言われていますが、20代後半を過ぎると小腸で水を解離する能力が低下していきます。
ですので、体内にある細胞内の水はどんどん古くなり、同時に乾燥状態になります。
細胞内の水が減ると、免疫力の低下やエイジングサインが表面に出てきます。
ですので、少し顔色悪いな、疲れているなと感じたとき、こちらを購入します。
柔らかい口当たりでとても飲みやすいです」プラズマ解離水500ml×24本『白がゆ250g』(味の素)『白がゆ250g』(味の素)119円(税抜・編集部調べ)●体が重いと感じたら白米からおかゆにシフト国産コシヒカリと南アルプスを源とする清水を使い、土鍋炊きに学んだ製法でふっくらと炊き上げた白がゆ。
原材料は精米のみ。
具材を混ぜ、味つけも自分好みに調整できる。
「最近体が重いなと少しでも感じたら、ごはんからおかゆに切り替えます。
こちら1袋で85kcal。
普通にお茶碗1杯のご飯を食べると200~250kcalはあるので、半分以下に抑えられます。
コンビニに行くときは、おにぎりやパンよりおかゆを買う頻度の方が高いです」『BEYONDTOFU 50g』(相模屋)『BEYONDTOFU 50g』(相模屋)237円(税抜・編集部調べ)●チーズ好きでも間違える“豆腐版クリームチーズ”キューブタイプで、1袋50gはいって168kcal。
乳製品は一切使用せず、低脂肪豆乳を使って発酵した植物性100%の豆腐。
濃厚でコクがありながら、癖のない柔らかな甘みの後味は、そのまま食べても、チーズ代わりに料理に加えても使える。
適度な硬さがあるので、削ってパスタなどに振りかけるなど、パルメザンチーズ代わりにも。
また、熱するととろりと溶けるので、ピザやグラタンなどのトッピングにもおすすめ。
「これを初めて食べたとき、あまりのおいしさに『おいしー! 何これ?』と大声で叫んでしまったのを覚えています。
目を閉じて食べたら、誰もがクリームチーズだと錯覚するはずです。
そのくらい、濃厚な味わいで、チーズに極めて近いお豆腐。
チーズ大好きなのですが、カロリーが高くコレステロール含有量も気になるので、植物性たんぱく質でできている、豆腐チーズは罪悪感なく食べられます」『プロテインブレンド(レッドヒート)227g』(グローン)『プロテインブレンド(レッドヒート)227g』(グローン)3000円(税抜・編集部調べ)●美容にいい成分がぎゅっと詰まった植物性プロテイン国内製造のソイプロテインに3種の根菜類のスーパーフードを加え、米麹甘酒の優しい甘さで仕上げたブレンドパウダー。
カロテノイドを含む有機クコの実、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールを含むマカ、ビーツ、紅芋などの根菜類を配合。
20gのパウダーにお水やお気に入りのミルクを混ぜて飲む。
1食20gで約11gのプロテインを摂取できる。
「ジムに行く日は決まってこのプロテインを購入します。
グローン(GRØN)は北欧デンマーク語で『Green』の意で、自然から生まれた食材をシンプルに加工しながらも、生産者と共に文化的、経済的な食へのアプローチを大切にする国内ブランドです。
不足しがちなたんぱく質と抗酸化作用の強いスーパーフード、腸内環境を整える甘酒と美容と健康によい成分が凝縮されているので、愛飲しています。
味も水で割っても牛乳で割ってもフレッシュスムージーを飲んでいるようなおいしさです」北欧美容研究家:佐藤ニーフェラ史枝さん国内大手化粧品会社にて、美容部員、海外美容部員教育など約10年、美容に関わる仕事に携わり、北欧コスメを中心としたオーガニックコスメPRに転身。
北欧スウェーデンのナチュラル・オーガニック・コスメを普及する非営利団体「NOCSweden」の日本人初パートナー、在日スウェーデン商工会議所公式パートナーとなる。
2019年12月6日には 駐日スウェーデン大使館で初の美容合同イベント「SwedishBeautyFestival2019」(https://greencosjapan.com/sbf/)の主催を務める。
撮影/黒石あみ 取材・文/竹腰奈生●【美のプロが愛するコンビニ飯】美容家が3つのポイントで選んだ5商品とは?●【美のプロが愛するコンビニ飯】漢方目線で「レモンの輪切り」やヘンプシード菓子がおすすめの理由とは?●ダイエット中に!コンビニお菓子・スイーツ56選|低カロリー、低糖質など市販のおすすめ一挙まとめ●コンビニ飯をヘルシーメニューにするための裏ワザ5選●コンビニ飯の健康志向が進行中!”自分定食”を組み立てるのがコツ過去の【美のプロが愛するコンビニ飯】を読みたい方はこちら