ダイエット適正診断

63歳オバ記者、“坂道ダイエット”開始!都内のおすすめ坂をリポート

今年はじめ、「劇的に痩せた姿を見せる」と宣言してからもう半年が過ぎてしまった。

それからステイホーム期間などもありダイエットは難航。

体重が減る兆候は、今のところない…。

あと6か月で本当に痩せられるのか? 連載202回目となる今回は、オバ記者が最近始めた“坂道ダイエット”について。

* * *階段で行くかエレベーターで行くか「さて、どうする。

理想的にはAコースだけど、現実的にはBコース」人生は選択の連続だそうだけれど、週に3、4日は自分に問うている。

何って、アルバイトをしている議員会館までどう行くか、よ。

Aコースはエレベーター、エスカレーターを使わず、階段の上り下りをすること。

Bはエレベーター、エスカレーターを使ったラクなコース。

これ、うちの最寄り駅の地下鉄の階段で55段あるのね。

下りるとき、さほど感じないけど、上がるときは、よほどの決心をしないと最初の一段に足がかからないわよ。

持っている荷物が重たいなと思ったら、曲がれ右。

夕べよく眠れなかった、体がだるいと、ちょっとでも体の不調があると、階段を思い浮かべることすら、避ける。

コロナ禍でマスクをつけていると息苦しいせいか、エスカレーター横の階段をよじ登っている人はめったにいない。

若い子たちがしないことを、オバちゃんが息きらしてやるのもどうよ。

で、Aコースという選択は、頭の片隅にも思い浮かばなくなっちゃった。

スクワットは効果的だが続かないその分、楽することは、任せて。

頻繁に利用する駅すべて、エスカレーターとエレベーターがどこにあるか。

そこまで最小の歩数でたどり着くには、どの車両に乗ったらいいか。

体が勝手に覚えてしまったわよ。

それでなくても、なんだかんだいって「ステイホーム」は太るのね。

特に胸からウエストまでの間に肉襦袢をつけているみたいで、われながら気持ち悪いのなんの。

いや、それ以前に、ここのところ急に体力の衰えを感じてね。

「筋力をつけねば」と、毎日思っていたんだわ。

先日、かかりつけの30代のイケメン医者、ツボイ先生が言うのよ。

「よく脚力をつけるには、スクワットがいいというけれど、確かに効果は高いけれど、まず普通は続かないんですよ。

たいがいの人はちょっとやって、すぐやめちゃう。

それより歩くとか、続くことをやった方がずっといい」と。

オバ記者が歩いている坂道コレクションそれで思いついたのが、坂道歩きよ。

階段はきついし、心理的なプレッシャーもある。

でも私の身近には、歩くのにちょうどいいダラダラ坂があるんだわ。

たとえば、上の写真は首相官邸前から霞が関の地下鉄の入り口までの下り坂。

なぜか財務省と国税庁の前を通ると、自然に速足になったりするから、駅に着くころには汗が噴き出していたりして。

国会議事堂前から日比谷公園までの道も、いい感じのダラダラ坂よ。

何がいいって、まず人が少ない。

皇居側の道はランナーが通り過ぎていくけど、法務省、警視庁側は、閑散としていてね。

なぜか速足になって、ペニンシュラホテルに着くころには汗ばんでいる。

バイト中、おつかい帰りに「ちょっとやるか!」という気になったら、取り掛かるのが、総理官邸横のこの坂。

見ての通りのヤバい坂で、向かって右側は通行禁止。

左側だけ警察官、監視のもと、上がらせてもらえるの。

登りでも5分足らずだけど登りきると足の付け根がビビーッと突っ張ったりする。

下り坂は勝手に足が出るけど、上り坂は心拍数があがるし、足もキツイ。

でも階段みたいに避けようとは思わないのは、どういうこと?実は坂がある町を歩くのが好きで、ヒマがあると四谷、赤坂、麹町をぶらぶらしているんだよね。

上の写真は坂を下り切ったと思った先に、また坂がある四谷の迎賓館裏。

若いママがベビーカーを押して息も切らせず上がってきたりすると、よし、がんばろうってファイトが湧くんだわ。

太り過ぎて坂道を転がった方が早い、なんて言われないように、せいぜい坂道歩きを続けようっと。

オバ記者(野原広子)1957年生まれ、茨城県出身。

『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。

同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。

バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。

一昨年、7か月で11kgの減量を達成。

●【201】4か月ぶりに地元・茨城へ──あじさい見学で階段にギブアップ!●【200】自作マスク「オバノマスク」を渡すためにカレのもとへ!●【199】気象病から復活!長距離歩くために体に仕込んだ「秘密兵器」とは?●【198】気象病で「ベッドから起きられない…」その症状とは?●【197】「オバノマスク」が夏仕様に!耳の痛さを解消するワザも伝授●【196】ウォーキング中に不倫カップルに遭遇!ニヤリのワケは…●【195】自粛の東京を歩く!皇居、東京駅で見た意外な光景とは?●【194】オンライン帰省!93歳母が放ったキョーレツなひと言とは?●【193】裁縫の達人オバ記者が伝授!簡単「マスクカバー」の作り方●【192】自粛生活でもできる「腰帯ダイエット」で痩せを確信!?●【191】コロナ太りを食事で解消!?「オバノマスク」も作り始める●【190】ダイエットに緊急事態!“霜降り牛肉”をもらって苦悩…→オバ記者の過去の連載はコチラ!→オバ記者の”月曜断食”に関する全記事はコチラ!

続きを見る