仕事や恋愛、結婚など、ライフプランを改めて考えることが多い、人生の一つの節目である“アラサー”。
その一人でもあるライター・I美(29歳)は、ぽっちゃりを超えておデブ体型。
ここ10年、怠惰な生活を送り続けてまったく痩せる気などなかったが、彼氏にふられたことをきっかけに「ぜったいキレイになってやる!」とダイエットを決意。
担当編集のAにそそのかされ、日本初のアミューズメント型フィットネス「PLAYGROUNDGINZA」に入会し、人生で初めてのダイエットに挑んだ。
* * *悩みのないゆとりライターが初めてデブと向き合うことに写真/アフロはじめまして。
ライターのI美と申します。
ゆとり世代、アラサーの私は日々なんとなく仕事をこなし、ぬくぬくと暮らしておりました。
DIETポストセブンにかかわるようになってから、健康に美を保つ知識がどんどん蓄えられてはいるものの、とくに生活に反映することはなく…。
というのも、運動経験のない私は、高校生あたりからぽっちゃりし始め、ライターという仕事についてから昼夜逆転は当たり前、原稿を書いては食べ、取材をしては飲み、そして寝て起きるだけの毎日で、体重は60kgを超えてしまったわけなのですが、実は太っていることに悩んだことがあまりなかったんです。
鈍感な性格というのもあるものの、デブだからといってとくに理不尽な仕打ちを受けたこともなく、この体型がマニアにハマるのか、なんとなく彼氏もできておりまして、「仕事も順調だし、ご飯はおいしいし、人生上々ですな」なんてマイペースに生きていたんですよ。
ただ、日々のほほんと暮らしていたら、いつのまにかアラサーに…。
周りの友人たちはどんどん結婚するし、幸せムードいっぱい。
私も続ければな~と、これまたのほほんと過ごしていたら、お付き合いしていた商社マンの彼氏に突然ふられまして、上々だったはずの人生がつまずいていることにハッとしたんです。
つまずきに気づいたはいいものの、今までゆとりある暮らしをしていただけの私に、人生を修正する方法なんてまったくわからず…。
なんでふられたのかなぁなんて悩んでいるうちに、不規則な仕事のストレスもあってか、さらなる暴飲暴食を繰り返してしまいまして、体重はさらに増えていく一方。
修正どころかむしろ悪い方向に進み続けておりました…。
元ぽっちゃりA子先輩との再会がダイエットのきっかけとなる写真/アフロそんなある日、同業の編集者・A子先輩と再会して。
A子先輩はキレイ目なお顔立ちのかたなんですが、以前はふっくらしていたイメージなのに…、少し会わない間になんだかものすごくキレイに。
というのも、話を聞いてみたら5か月で16kgものダイエットに成功したそうで。
細くなった体でかわいい服を着こなしているA子先輩にキュンキュンしつつも、「うらやましい…」という本音がポロリ。
こんな風に、太っていることに悩んではいなかったものの、痩せている人に憧れはあったわけですよ。
すると、A子先輩から「I美ちゃん…、ちょっとぽっちゃりしたよね?」とボディーブローのような一言が。
「実は彼氏にふられまして、仕事も不規則でして…」デブ特有の言い訳をごにょごにょと言ってしまったのですが、どう考えても同業のA子先輩も同じように不規則な生活を送ってるんですよね…。
言ったあと、傷心している私に、A子先輩から思いもよらない一言が飛んできたんです。
「一緒に痩せてみない? いいダイエット企画あるのよ。
私もデブ生活から脱却できたから、I美ちゃんも絶対できるよ!」なんとも力強いお言葉! これがおデブちゃんを卒業する最初で最後のチャンスかもしれない…。
そう確信した私は、「やります!」と即答するのでした。
人生初のジム体験は、パリピにしか許されなさそうなジム!?数日後、A子先輩が連れて行ってくれたのは、米ニューヨーク・ブルックリン発のハリウッド女優、トップモデル、アスリートも通うトレーニングができる、日本初のアミューズメント型フィットネス「PLAYGROUNDGINZA」。
ここで行われているのは「FUNCTIONALTRAINING」と「H.I.I.T」を組み合わせたトレーニング。
暗闇の中で照明や音楽で彩られた非日常的な空間で、約20種類もの最新マシンを使用しながら45分間の集中トレーニングを行うんだとか。
運動能力の高いインストラクターの先生が指導にあたってくれ、難易度別でさまざまなプログラムが。
1回のレッスンの消費カロリーは、トレーニング後48時間続く“アフターバーン効果”を含めて最大4200kcalというから驚きです。
運動経験のない私は正直、人生においてジムに行くなんて考えもしてなかったんです。
しかも音楽にノッて運動なんて、パリピにしか許されないことでは!?と内心ビビりまくり…。
A子先輩の後ろにコソコソ隠れながら(巨体のおかげで隠しきれていないけど)、ジムの様子をうかがいながら足を踏み入れました。
正直、A子先輩についていくと決めたわりに、店舗にはいった段階で、もう決心が揺らいでいます…。
そう、デブ特有の根性のなさなのです。
ゆううつだ、なんでこんなところに来てしまったんだろう…なんて思いながら仕方なくトレーニングウエアに着替えたら、管理栄養士のYUIKAさんが笑顔で出迎えてくださいました。
なんだかやさしそうなかたでちょっと安心!計測の結果、驚異のデブっぷりに現実を見るYUIKAさんYUIKAさんは、PLAYGROUND専属の管理栄養士で、体作りにかかわる食事管理のエキスパート。
「まずは体成分の分析や、筋肉・脂肪を可視化できるInBodyで測定をしてみましょう! その上で今後どんなダイエットプランをたてるか、カウンセリングをします」と、運動前に体を詳しくチェックすることに。
アラサーI美その結果はなんと、体重は72.3kg…。
身長159cmの私の平均体重は、50kg台前半。
つまり平均よりも20kgもオーバーしていたんです。
しかも、体脂肪率は42.3%。
体のほぼ半分が脂肪!?その場にいたYUIKAさん、A子先輩でさえ、「これはさすがにまずいよ…」と声にはしないものの、表情に完全に出ていました…。
もう、その一瞬の沈黙で悟ったんです。
ゆとりをもった生活なんてしている場合ではない、運動なんてしたくないと甘えている場合ではない、ここが正念場なのだ、と。
アラサーI美、人生で初めての試練に立ち向かうこととなりました。
しかし、このあとのカウンセリングで、ヘタレデブライターはまたもくじけそうになるのです…。
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