ダイエット適正診断

寒い季節も体の不調に負けない!揚げないから簡単「からしれんこん巻き」【市橋有里の美レシピ】

朝の真冬のような寒さにしっかりと着込んで出かけたら、日中は汗ばむような陽気なんていうことも。

1日の寒暖差が激しいこの時期は、疲れやだるさを感じやすくなる他、風邪や感染症にも特に注意が必要です。

そこで、体調不良のリスクが高まる季節の体に元気を与えてくれるレシピを、「マラソン界のシンデレラ」と呼ばれた最強美人ランナーの市橋有里(いちはし・あり)さんに直撃! 今が旬のれんこんを使った、手軽にこの時期に必要な栄養をチャージできるレシピを教えていただきました。

旬の食材をちゃちゃっと料理できる人に憧れるライターFが徹底レポートします!手軽でおいしくて栄養バランス抜群の万能レシピ!――11月後半ともなると、朝晩だいぶ冷え込むようになってきましたね。

有里:本当に。

朝晩と日中とでは季節が違うような気温差ですよね。

――街もだんだんとクリスマス仕様になってきて、これからの季節が楽しみな半面、年末に向けて忙しくなる中で、体調管理にはいっそう気をつけたいですよね。

有里:今年は感染者数が増えてきている新型コロナウイルスの心配もあるので、栄養がたっぷり詰まった旬の食材をうまく取り入れて、食生活からも健康にアプローチしてほしいですね。

――とはいえ、旬の食材って王道の食べ方ばかりになってしまいがちで…。

有里:大丈夫! 今回は、旬のれんこんと定番食材を使った、栄養バランス抜群で、おかずになるのはもちろん、お酒にも合うレシピをご紹介します。

とっても手軽なので、すぐに覚えられますよ!――ステキ! さっそくレパートリーに加えさせていただきます!《材料》(2人前)れんこん…1/2本 豚肉…100g 塩…少々 からし…大さじ1 味噌…大さじ1 しそ…6枚ほど 油…適量《作り方》【1】れんこんは皮の汚れを落とし、縦4等分から6等分に切って、耐熱容器に入れ、水を張ってレンジで3分ほど加熱する。

【2】【1】のれんこんに味噌、からしを混ぜたものを塗り、しそ、豚肉を巻きつけ、塩をふる。

【3】フライパンに油を引き、【2】を、巻き目を下にして入れ、焼き色がついたらコロコロとひっくり返し、全体に火が通るまで焼く。

【4】好みの大きさに切って、器に盛り付けてできあがり。

※切らずにそのまま盛り付けてもOK食べて免疫力アップ!強い体を作るれんこんの栄養素――今年はコロナの影響もあって、れんこんが免疫力を高めるというのはよく見聞きしますが、本当なのでしょうか?有里:もちろん! 免疫力や抵抗力を高める食材というのはいろいろありますが、中でもれんこんは特筆すべき存在。

特に今は旬ですし、煮ても焼いても揚げてもおいしいので、いろいろな食べ方で楽しんでほしい食材です。

――どうして、れんこんは免疫力や抵抗力を高めるのに効果的なんですか?有里:まず、れんこんには、ビタミンCやねばりを作る成分など、皮膚や粘膜を強くするはたらきのある成分が豊富に含まれているため、鼻や喉の粘膜から菌やウイルスに感染するのを防ぐのに有効です。

――菌やウイルスの侵入を防いでくれるのですね!有里:はい。

また、れんこんの節には「LPS」という免疫力を高めるはたらきのある成分が含まれていて、その量はにんじんや里芋など、他の根菜の5~6倍ともいわれています。

――他の根菜と比べても、免疫力を高める効果が高いということですね。

有里:その通りです。

また、ビタミンCには白血球のはたらきを強化して免疫力を高める効果もありますし、豊富な食物繊維で腸内環境を整えることも免疫力アップに直結します。

――いろいろな面から体を強くしてくれる感じ! この冬はれんこんをたくさん食べようと思います!有里:ぜひ、そうしてください!れんこん×豚肉の組み合わせは、疲労回復にも効果的!有里:免疫力を高める効果に優れたれんこんですが、実は疲労回復にも効果的なのを知っていますか?――それは知りませんでした!有里:れんこんに豊富に含まれるビタミンCには、疲労回復効果もあるんです。

私は現役の頃から疲労回復に有効なビタミンB群が豊富に含まれている豚肉をよく食べるようにしていて、豚肉巻きはメニューに困ったときや手軽に栄養を摂りたいときの定番なのですが、それぞれに疲労回復効果のある、れんこんの豚肉巻きなら、相乗効果を狙えます。

――なるほど! 「からしれんこん巻き」と聞いて、もっと複雑な料理を想像していましたが、これなら簡単に作れるし、免疫力アップ以外に疲労回復効果にも優れているから、手軽に元気をチャージできそうですね。

有里:そうですね。

実は先日、からしれんこんを作ったのですが、衣を作ったり、油で揚げたりと手間がかかったので、今回は栄養豊富な豚肉でれんこんを包み、揚げるのではなく、カリッと焼くレシピにアレンジしてみました。

――揚げると焼くではだいぶハードルが下がるので、うれしいです。

有里:体は日々取り入れるもので作られていくので、ヘルシーな食事を無理なく続けられることが大切。

そのためには、おいしくて簡単で、栄養バランスに優れたレシピをたくさん知っておくのもポイントです。

――確かに、どんなにヘルシーでもおいしくなかったり、時間や手間がかかりすぎたりする料理は、作るのも食べるのも挫折してしまいますよね。

その点、手軽においしく栄養を摂れる「からしれんこん巻き」はマイ定番になること間違いなし! 有里さん、今回もステキなレシピをありがとうございます!有里:こちらこそ! 風邪やインフルエンザはもちろん、新型コロナウイルスの感染拡大も注視していかなければならない時期。

おいしく楽しみながら、免疫力を高めていきたいですね。

「からしれんこん巻き」は、おかずにはもちろん、おつまみとしてもおすすめ。

七味やレモン、柚子こしょうなどを添えて、大人の味に仕上げるのも“アリ”だと思います!* * *寒暖差やウイルスに負けない体を作るためには、栄養バランスのとれた食事が欠かせません。

とはいえ、毎日毎食、完璧なバランスの食事を摂るのは難しいからこそ、必要な栄養を手軽に補えるレシピは重宝するもの。

疲れやパワーダウンを感じたときは、免疫力アップに効果絶大な旬のれんこんと、疲労回復に役立つ豚肉の最強タッグで元気を補いましょう。

レシピ考案:市橋有里いちはし・あり。

1977年11月22日、徳島県生まれ。

アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。

1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。

2000年、シドニーオリンピック日本代表。

「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをするほか、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。

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