家の片付けが苦手という人は、冷蔵庫の中も雑多な状態になっていませんか? ちゃんと確認しているつもりでも、期限切れのものや不要な食材がゴロゴロと出てくるかも…。
整理収納アドバイザーの中山真由美さんによれば、冷蔵庫の中にもベストなレイアウトとスッキリできる収納術があるそうです。
なかなか片付けをするイメージのない冷蔵庫内も、一度は見直してみましょう。
【目次】冷蔵庫内をスッキリさせる片付けレシピ冷蔵室以外はどう整理収納するべき?* * *冷蔵庫内をスッキリさせる片付けレシピ冷蔵庫内は食材を置いただけになりがちで、整理せずにごちゃつきやすいところ。
一度見直しをすると、使いやすくなる上に、置く場所を決めればどこに何があるかひと目で判断できます。
グッズを活用して上手に片付けましょう。
◆冷蔵庫の中身を仕分ける冷蔵庫内にあるものをすべて取り出して、キッチンカウンターに並べます。
賞味期限切れの食材は、迷わず処分しましょう。
それから、朝食で必ず食べるものやお弁当で必ず使う食材、基本調味料セットなどの「毎日使うもの」、肉や魚、ハムやソーセージなど「賞味期限が短いもの」、パスタソースや味噌など「賞味期限が長いもの」の3種類に仕分けます。
◆グループに分けてカゴに収納仕分けたら、こまごましたものをグループごとにカゴにまとめて収納します。
しょうゆや酢などの基本調味料、ドレッシングやソース類、バターやジャムなどの朝食セットなど、ばらつくものを用途に応じてセットにしましょう。
◆冷蔵庫に食材を戻す冷蔵庫内に戻すときは、まず「毎日使うもの」「賞味期限が短いもの」を目線の高さにあたる、取り出しやすい“ゴールデンゾーン”へ。
冷蔵庫は奥まで広く使えるところなので、カゴに入れて何があるかわかるようにまとめることで、空間を余すことなく使えますし、食材も期限内に食べきることができます。
賞味期限の長い食材は上段に置いて、たまにチェックしましょう。
上段は手の届きにくいところなので、ワインや大きなペットボトルなど、たまに飲むものを冷やしておく場所にしてもいいですよ。
冷蔵室以外はどう整理収納するべき?冷蔵室だけでなく、扉や野菜室、冷凍室にも収納のコツがあります。
スッキリとさせて、料理がしやすい整頓された冷蔵庫にしましょう。
◆冷蔵庫の扉の収納はどうするべき?サイドの扉は、牛乳パックや卵のほか、こまかい調味料を置くので一番ごちゃごちゃしやすいところ。
整理収納をするときは、100円ショップなどに売っているアイディアポケットやフックを取り付けて、小さな調味料や、冷やす必要のある目薬などを入れれば、きれいに整頓できますよ。
◆野菜室は種類に分けてカゴを活用ビニール袋に入れたままで、奥にこんな野菜あるの忘れてた! なんてことを防ぐために、野菜も種類によって大まかに分けて、カゴにまとめましょう。
根菜類、葉物類、などに仕分けます。
使いかけの野菜は忘れないように手前に置いて、長持ちするものを奥に置くようにしましょう。
◆冷凍室は小分けにして立てて収納冷凍室も野菜室と同様に、種類によって分けてカゴに収納します。
ごはんやパン類、野菜類、肉と魚類など、大まかでかまわないので、自分がわかるようにカテゴリ分けします。
冷凍するときは一回分の量に小分けにして、ジップロックなどに袋状のものに入れて立てて並べれば、深さのある冷凍室のスペースを有効に活用できます。
古いものが手前になるようにして、ジップロックにはラベルをつけておけば、「これ、いつのだっけ?」なんて心配せずに済みますよ。
教えてくれたのは:整理収納アドバイザー・中山真由美さんなかやま・まゆみ。
整理収納アドバイザー、お部屋と心のカウンセラー。
個人宅や法人の整理収納サービス事業を立ち上げ、これまでに2000件以上の片付けのお悩みを解決。
片付け業界の先駆者として、講師活動、監修など幅広く精力的に活動し、テレビやラジオにも出演。
雑誌には12年間毎月欠かすことなく取り上げられ、これまでに出版した書籍は9冊にのぼる。
2020年からは、自身の働き方の見直しと片付け業界の活性化を図るために、個人での活動をスタートしている。
中山真由美さんのオフィシャルブログ●なぜ50代からやるべき?片付けが苦手な人にこそ教えたい片付けのコツ●キッチンの整理・収納のコツ|シンク下に食品置くのはNG、その活用法なども●リビングの収納・整理のアイデア|100均グッズを活用して人を招きたくなる部屋に