当サイトがおくる好評連載『還暦・オバ記者の悪あがき美容道中』。
還暦で、バツイチ独身。
オバ記者ことライターの野原広子が、美容・ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。
これまで幾度となくダイエットに挑戦し、そのたびに挫折。
婚活は、連敗記録を更新中。
「痩せてイイ男と結婚したい!」――そう切実に願うオバ記者に春は訪れるのか?今回はオバ記者が年末年始に実行した「最強ダイエット」について。
* * *「ホテルで客室清掃のパートをしたんだよね?」「したよ。
毎日、最後は足腰立たなくなるような重労働を10日間」「ふ~ん。
で?」上から下まで私の体をねめ回して、最後はお腹あたりで目が止まる。
昨年の暮れ、私が「最強ダイエットをする」と言いふらしたせいで、会う人、会う人、何回、同じやり取りをしたかしら。
私が「最強」と言ったのは、これがいちばん成功したダイエットで、12年前に8か月間客室清掃のパートをしたときは13kg減に成功したから。
今回は10日間だからそこまでの結果は期待できないけど、ダイエットをする大きなハズミになるんじゃないかと、そう思ったの。
そりゃそうだって。
「綿のように疲れる」っていうけど、久しぶりのせいか、疲れ過ぎて自分の体が“実体がなくなる”というか、最後は錯乱状態寸前。
「わーっ!」と叫んで逃げ出したくなったもんね。
そんな日々をムダにしたくない。
形にして残したいと強く思うわよ。
「体を酷使したことは、体のどこかに残っている」