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新しくなったルンバは何がすごい?家電ライターが使ってわかったポイント5つ【スマート家電レビュー】

春の引っ越しシーズンや新生活で、ロボット掃除機の購入を考える人も多いでしょう。

ロボット掃除機とは、ご存じの通りボタン1つ押すだけで、自動でゴミを吸い取ってくれる掃除機です。

国内ロボット掃除機市場では、「ルンバ」シリーズを出すアイロボットが7割超のシェアを占めています。

そのアイロボットから今年2月に新モデル、『ルンバi3+』が登場。

家電ライターの田中真紀子さんがイチオシします。

 ゴミを自動収集する『クリーンベース』付きモデルではリーズナブル「『ルンバi3+』は、『クリーンベース』という、ゴミ自動収集機能付き充電ドックを備えていながら、従来の最上位モデル『i7+』よりリーズナブルな価格が特徴です。

さらに特筆すべきは、そのデザイン。

本体がグレーのファブリック調になり、インテリアになじみやすくなっています。

“高性能なルンバは欲しいけど、さすがに10万円超えは厳しい”という人にもおすすめです」(田中さん、以下同)◆インテリアになじみやすいデザインに刷新なお、ルンバシリーズで製品名に『+』(プラス)表記があるものはクリーンベースが付属しています。

『i3』、『i7』ともに、クリーンベースが付属しないモデルもありますが、田中さんはクリーンベース付きがおすすめと話します。

その理由も含め、使用感などを5つの視点からレビューしてもらいましょう。

【手軽さ】スマホの操作でスタート。

溜まったゴミも自動吸引「ルンバをすすめたい最大の理由は手軽さ」だと言い切る田中さん。

「スマートフォンにダウンロードした専用アプリからスタートボタンを押すと、あとはルンバが自分でセンサーを駆使して効率よく掃除してくれます。

掃除が終わったら自動で充電台に戻り、ゴミも自動で吸引。

ほとんど触ることがありません。

ただ、あまりにも本体に触らないので、気づけばセンサーにホコリがかぶって精度が落ちていたり、メインブラシの根元やエッジブラシの根元に髪の毛がからまっていたりすることがあります。

子育てにたとえれば、できのいい子はついほったらかしにしてしまう、という現象が起きてしまのが、難点ですね(笑い)」【使用感】お手軽価格とはいえ吸引力は抜群まず、掃除機でもっとも重視したい吸引力は、期待通りのパワフルさ。

「ゴム製のブラシを搭載し、床とルンバの間の真空状態を作ることで、上位モデル『i7』シリーズと同等の吸引力を発揮します。

また掃除結果は専用アプリを見ればマップで表示されるので、どこに障害物がありはいれなかったのか、どこにゴミが多かったかなども確認できます。

任せっきりとはいえ、自分の家の掃除状況が把握できる安心感もあります」そして、何より便利なのがクリーンベース機能だと言います。

「掃除が終わって充電ドックに戻るたびに、自動でダスト容器のゴミを吸引してくれます。

おかげで、ダスト容器に溜まったゴミを捨てる手間も不要になりました。

ロボット掃除機は手を触れることなく自動で掃除してくれるため、ついダスト容器に溜まったゴミを捨てるタイミングを逸してしまいがち。

その点、クリーンベースがあれば、このゴミ捨てさえ不要になります。

なので、本当にルンバに触れることがなくなりました」なお、最上位モデルである『i7』シリーズとの違いは――。

「最上位モデルの『i7』シリーズは、ルンバ本体にカメラが搭載されています。

それによってルンバ自身が今どこにいるかを把握し、家の中をマッピングして間取りや家具を記憶、認識しながら掃除します。

そのため、複雑な部屋でも効率的に掃除できるようになったのです。

ただ、価格はクリーンベース付きだと14万円超え。

一方、『i3』はこの機能がないため精度面では『i7』には劣りますが、それでも十分高性能。

複数のセンサーが移動距離を把握し、部屋から部屋へ移動して規則正しく掃除してくれるので、よほど複雑な間取りでなければ問題ありません。

マンションのわが家では、全部屋を隅から隅まで掃除してくれるのはもちろん、ベッドやソファ、棚の下にはいり込んでくれるのも便利です」【時短】普段の掃除時間はほぼゼロにロボット掃除機は、時短家電の代名詞といわれて久しいですが、本製品も例にもれず。

「ルンバが掃除する時間自体は、約80平方メートルのわが家で1時間程度。

決して短い時間ではありませんが、自分で手をかける時間はゼロなのは事実。

階段や家具の隙間など掃除しきれなかった場所を自分で掃除するだけなので、掃除時間は大幅に減り、家事の時間は大幅に減りました」ルンバ本体に溜まったゴミを収集する手間もなくなり、さらに時短に貢献。

普段、掃除のためにすることといえば、床にあるものを拾うだけです。

【コスパ】ゴミ自動収集機能付きで10万円未満はコスパ高し本製品は、公式オンラインストアの価格で税込9万9800円。

「10万円という価格自体は高いですが、いわゆる高性能ロボット掃除機はだいたい10万円を超えてきています。

その点、『ルンバi3+』はクリーンベース付きでこのお値段なので、コスパが高いモデルといってもいいでしょう」【意外性】従来のルンバのイメージから一転、柔らかい色合いに意外性は、今回刷新したデザイン。

「ルンバで初めて、本体にグレーのファブリック調素材を採用。

今までのようなメカニックな雰囲気から一転、インテリアになじみやすくなりました。

クリーンベースは相変わらず黒ですが、だいぶ優しい雰囲気になったと思います」ロボット掃除機の導入を考えているなら、検討の余地は十分にあるでしょう。

【データ】アイロボット『ルンバi3+』販売価格:9万9800円(税込)販売場所:家電量販店、楽天市場やAmazonなどのECサイト、アイロボット公式オンラインストアほかhttps://www.irobot-jp.com/product/i3/ルンバi3+アイロボットロボット掃除機自動ゴミ収集水洗いできるダストボックスwifi対応マッピング自動充電・運転再開吸引力カーペット畳i355060【Alexa対応】教えてくれたのは:家電ライター・田中真紀子さん白物家電・美容家電を専門とするライター。

雑誌やウェブなどの多くのメディアで、新製品を始めさまざまな家電についてレビューを執筆している。

https://ameblo.jp/makiko-tanaka89/取材・文/桜田容子●スムージーをさっと作れてそのまま飲める。

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