テーブルやソファなどのゴミを吸い取りつつ、除菌も行う。
この2つの手間を同時に行えるハンディクリーナーが2021年3月、登場しました。
しかも、軽くてコードレスゆえに、どこにでも持ち運べるという手軽さ。
その名もズバリ、『レイコップGO』。
除菌とともにウイルスやハウスダストが除去できるふとんクリーナーとして一世を風靡した、あの『レイコップ』から生まれた新製品です。
ふとんクリーナーの『レイコップ』から“持ち運べるレイコップ”が登場おすすめしてくれたのは、さまざまな除菌家電を試してきた家電ライターの田中真紀子さんです。
「『レイコップGO』は、3つの目的に応じてUVコネクター(部品)を付け替えて使います。
【1】ゴミなどの吸引、【2】除菌やウイルス・ダニの除去、【3】吸引と除菌を両方同時に行いたいとき、です。
重量は、【1】の吸引のみが690g、【2】の除菌のみが520g、【3】吸引と除菌で890g。
いずれも1kg未満で、軽量です。
おすすめの使い方は、UVを使って除菌できる【2】と【3】です」(田中さん・以下同)UV除菌というのは、医療機関で除菌灯として使われているUVランプを使って除菌するもの。
波長253.7mmの紫外線(UV-C)を至近から照射することで除菌やウイルス除去が可能とされています。
身近な例でいえば、お布団や洗濯物を日光にあてて干すのも、UV除菌を活用しています。
◆重量は1kg未満! ササッと使えて除菌が習慣化そのUV除菌を手軽に行いながら、ゴミも吸い取れるのが本製品の最大の特徴です。
「帰宅後にアウターのホコリを取りながら除菌したり、ソファやカーテン、棚の上、パソコンのキーボードなど、普段除菌まで手が回らない場所に、掃除ついでにササッとお手入れできるのは便利です。
しかも、専用ポーチに入れて持ち運べるため、外出先で気になる場所の除菌にも使えます」では、使用感などはいかがでしょうか。
5つの視点からレビューしてもらいました。
【使用感】軽量でやや長めのボディのため、高い場所にも使いやすい田中さんは普段、ハンディクリーナーとして掃除しながらUV除菌を行っています。
「吸引とUV除菌、両方行う場合は、本体にUVヘッドとダストボックスセット、そしてメインボディとバッテリーハンドルの4つのコネクターをつけます。
ハンディクリーナーとしては少し長く感じますが、この長さのおかげで、高い場所に届きやすい。
0.89kgと軽いので、持ち上げて高い場所に使っても腕に重さを感じず、サッと使えます」操作自体も簡単。
「UVヘッドを装着した状態で電源ボタンを1回押すとUVのみ、2回押すとUV+吸引(標準モード)、3回押すとUV+吸引(パワーモード)になります。
さらに、もう1回押すと電源オフになりますが、3秒長押しでも電源オフになります。
通常のハンディクリーナーとなんら使用感は変わりません」もちろん、除菌だけでも使えます。
「除菌だけでOKというなら、アタッチメントを取り替えて、520gとより軽くできるので、外出先で役立ちます。
使う場所は選びますが、職場や人が集まる場所で、手を触れそうなモノに。
個人的にはドアノブや公衆トイレの便器にも使いたいところですが、平面でない場所に使うときはコツがいります。
UVは人体に当てることは良いとされていないため、対象物をセンサーが検知しないと照射しないようUVが自動でオフになるのです。
実際、ドアノブに照射しようと思ったら、うまくいきませんでした」除菌として使いやすい形状のものは、平面のスマートフォンや、面積が広くてヘッドをあてやすい衣服、車やベビーカーのシート、パソコンなど。
もちろん、コツをつかめばドアノブから鍵、子供のおもちゃやゴルフセットなどのスポーツ用品まで幅広く使えます。
【手軽さ】ゴミ捨てはワンタッチで、手を汚さないコードレスタイプのクリーナーは、お手入れのしやすさも購入時のポイントとなります。
「ゴミは、ゴミ箱の上で本体のボタンを押すだけでダストボックスが開き、ゴミが落ちる仕様。
手を汚すことなく手軽に行えます。
ダストボックスも水洗いが可能。
お手入れはごく簡単です」充電も手軽に行えます。
「ハンドルがそのままバッテリーになっているので、充電時はハンドルに充電アダプタを差し込むだけ。
他のコネクターを外して、バッテリー本体だけにした状態で充電をすれば、お部屋のスペースも取りません」なお、満充電までの時間は3.5時間。
その後の運転時間は、UV照射のみで約180分、標準モードで約28分使えます。
ただ、ダニが発生しやすいソファなどに使うことが多いパワーモードは、約9分しか持続しません。
不意な充電切れを防ぐためには、充電はもちろん、普段は「標準モード」での使用がよさそうです。
【時短】掃除と除菌を同時に行える点で、時短「ハンディクリーナーとして使いながら、同時に除菌もできる便利さが時短につながります」と田中さん。
「除菌に関しては、アルコール除菌と比べると準備は不要なので、その点でも時短といえますね」【コスパ】UV除菌もできて一石二鳥と考えれば◎価格は税込み1万9800円。
「ちょっとお高めのハンディクリーナーレベルの価格ではありますが、UV除菌も兼ね備えている点では、妥当な価格でしょう」【意外性】カーテンなどの“面”にも使えるUV除菌機能意外性は、やはり除菌と吸引を同時に行える機能です。
「レイコップといえば、UV除菌できるふとんクリーナーで一世を風靡しました。
当時からUV除菌は活用していましたが、『レイコップGO』なら掃除ついでに日常的に使えるし、なるほどと思いました。
また、以前から、UVを使った除菌アイテムは使っていましたが、いずれもモノをピンポイントで除菌するものでした。
カーテンなどの大きい“面”を手早く除菌できるという意味でも画期的ですよね」車でお出かけする際にも必携したいこの製品。
外出時のおともに、いかがでしょう?【DATA】レイコップ・ジャパン『レイコップGO』販売価格:1万9800円販売場所:家電量販店、楽天市場やAmazonなどのECサイト、レイコップ公式オンラインストアほかhttps://www.raycop.co.jp/product/goレイコップUV除菌ポータブルクリーナー【掃除機】raycopレイコップGORGO-300JPWH教えてくれたのは:家電ライター・田中真紀子さん白物家電・美容家電を専門とするライター。
雑誌やウェブなどの多くのメディアで、新製品を始めさまざまな家電についてレビューを執筆している。
https://ameblo.jp/makiko-tanaka89/取材・文/桜田容子●自動で真空状態になる『フードストッカー』|湿気、虫の侵入をガード&見た目もカワイイ【スマート家電レビュー】●ブルーエアの空気清浄機を試したら高機能でお手入れもラク、コスパ抜群だった【スマート家電レビュー】→「スマート家電」の他の記事はコチラ