ダイエット適正診断

【64歳オバ記者のリアル】”雑念”で集中できない在宅ワーク、なぜが皿洗いを始めてしまい…

バツイチ独身のライター・オバ記者(64歳)が、趣味から仕事、食べ物、健康、美容のことまで“アラ還”で感じたリアルな日常を綴る人気連載。

249回目となる今回は、なんちゃってノマドライフについて。

* * *ヒカリエでパソコンを開いていい感じのところでノマドなんかしちゃって、どこのリゾートに行ったの? 緊急事態宣言の中、いい度胸してんじゃないの!?って、まあ、聞いて。

場所は渋谷のヒカリエ、東急デパートの中のフリースぺースで、仕事仲間を待つ間、“店開き”をさせてもらったの。

毎日、発表される新型コロナの感染者数に気をもむようになって1年半。

東京は戒厳令、じゃなくて、緊急事態宣言が発動されて、夜の街からお酒が消えた。

秋葉原のマンションからすぐの飲食店街も人の影がまばらなんだわ。

ある店は「元気に午後2時まで営業中」と看板もお酒も出して闘っていて、前を通るたびに「がんばれ~」と心の中で声援を送っているけど、だからといって若者に混じってレモンサワーのジョッキを掲げる気にはとてもならない64歳の私。

テレビではワクチンがどこまで行き渡ったか騒いでいるけど、それを全国民が打ったら新型コロナは消滅するのか。

マスクなしの生活に戻るのか。

誰もそんなことは言ってないんだよね。

ただひとつ、はっきりしているのが、新型コロナは空気感染するリスクは低いってことよ。

そりゃあいくら青天井の公園だからって、みんなが固まって酒盛りして、ガハハと肩たたきながら大声で騒いだら飛沫感染の危険性が高くなるに決まっている。

でも、ひとりで街を歩いたり、感染対策をしているカフェでひとり静かにお茶飲んで感染したという話はまだ聞いたことがないわ。

家だと次から次へと雑念がそんなわけで、ここのところせっせと近所のカフェ、エクセルシオールにパソコンを持ち込んで原稿を書いていたの。

家だと次から次に雑念が湧いてきて。

たとえばこれ。

「なんか小腹が空いてきたな~」と思った次の瞬間に台所に立って、ちょっとサラダを作ってたら、あれもこれものっけて、こんなことになっちゃう。

いや、こんなことで済めばいいさ。

いま、厚焼き卵焼きに凝っていて…卵って10個で200円からせいぜい300円じゃない? 白だしと砂糖と水と塩の配合を加減して、火加減にも細心の注意を払ってって、やり出したらキリがないのよ。

まぁ、仕事から逃げたい気持ちで始めたことだから、普段は後回しにしている皿洗いやシンクの磨きも始めちゃって、気がつくととんでもない時間になっていたりして、「おいおい、アンタ、バカ?」と自分を叱ったりして。

同じ在宅ワークでも、会社員は仕事の進み具合を見ている人がいたり、報告の義務があったりするらしいけど、それがゆるいライター稼業。

自分に甘い私は、じんわりと、でも確実に自分の首を閉めている。

思えばおっかないったらないんだよね。

そこいくとカフェはいいよ。

仕事以外のことをしようにも、せいぜいネットの中をふらするくらい。

仕事すっか~と自然にパソコンに向かっている。

「キーボード&タブレット入れ」まで作って…と、その前にパソコンなんだけど、2年前に90過ぎた母ちゃんをダマして買ってもらったのはいいけどキーボードの調子がすこぶる悪かったんだわ。

「ひらがな入力」のせいもあると思うけど、うっかり真ん中のカーソルに触ってしまい、そのたびにせっかく打った文章か消えちゃう。

Uターンマークをポチすれば元どおりになるけど、それがストレスでね。

いまはこんな感じ。

近所のヨドバシカメラの販売員さんに相談して6700円で買ったキーボードは、今のところ、順調。

iPadを立てて使えるのが気に入っているの。

と、ここでまた余計なことをした私。

自分で作ったものの使わなかった枕カバーをほどいて、キーボード&タブレット入れを作っちゃった。

だから、あんたの仕事は何!オバ記者(野原広子)1957年生まれ、茨城県出身。

『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。

同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。

バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。

一昨年、7か月で11kgの減量を達成。

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