【作業療法士監修】気づくといつの間にか付いている背中のハミ肉…。
実はあることに気をつけるだけで、厄介な背中のハミ肉をつきにくくできるんです!今回はハミ肉がつきやすくなる原因と、簡単な解消方法をお伝えいたします!1.背中のハミ肉=リブロース!?厚着をするこの時期に見逃しやすい、背中のハミ肉。
タイトな肌着を着られず、毎日のコーデに悩む女性は多いですよね。
この背中のハミ肉ですが、牛肉で言うところの「リブロース(=肋骨の背肉)」にあたります。
全身に24本ある肋骨は、首根っこから背中の真ん中を通る背骨にくっついており、呼吸するたびに左右上下に動きます。
背骨を丸めたまま息を詰めて仕事を頑張っていると、肋骨が動きにくくなってしまいます。
すると、背中の筋肉が凝り固まってしまい、脂肪が燃えにくくなり、背中のハミ肉がどんどん増えてしまいます。
2.解消するには、背伸び+深呼吸!背中のハミ肉を減らしていくには、・背骨が動きやすい状態にあること・肋骨を動かす筋肉をしっかりと動かしていくことの2つがポイントになります!つまり、普段の生活の中で背骨や肋骨を意識して、背中を伸ばすことが大事です。
背中を伸ばして、胸に空気が入るように深呼吸すると、肋骨の筋肉をしっかりと動かすことができるようになります。
仕事の合間に伸びをすることがあると思いますが、伸びをしながら深呼吸をするだけでも、簡単にダイエットエクササイズになるんです。
さらに、お風呂に入って血行を良くした後に行うエクササイズをご紹介します。
①手のひらが見えるように両手をからだの前に伸ばす②大きな縦長の輪っかを作り、大きなシャボン玉を作るように頭の上へ両手を上げる③そのまま深呼吸を何度か行うそうすると、脇の下あたりがぐっと伸びて、硬くなった肋骨を動かしていくことができますよ♪ 3.ゆる〜くユルユルしましょ♪この2つのエクササイズのポイントは、・ゆる〜く行うこと・胸が膨らむように深呼吸を行うこと・壁に背中〜腰をつけて行うことです!実は、一所懸命に頑張ってギュっと筋肉を伸ばそうとすると、かえって伸びずに硬くなってしまいます。
気持ちもからだもゆる〜く♪!深呼吸を気持ちよく味わって行ってみてください。
また、深呼吸をする時に、「お腹をしっかり動かそう!」と意識することがあると思いますが、実は「お腹を膨らませること=深呼吸」ではないのです。
脇を両手で包んでみると分かると思いますが、肋骨は背骨から胸の真ん中にくっついていくハンガーの先のような形をしています。
深呼吸をするときは、胸の前だけではなく、背中も膨らますようなイメージで、呼吸をするようにしてみてください。
そして、ここが見落とされやすい点なのですが、肋骨が動きにくくなると、硬くなった筋肉が伸びなくなり、背中が強制的に丸まりやすくなってしまいます。
そうするとからだは腰を反らせて姿勢を良くしようとします。
そのため、肋骨を動かすようにしたいときは、まず壁に背中全体〜腰がつくように意識して深呼吸するようにできるとGoodです!寒くてついつい丸くなりやすいこの時期だからこそ、少しだけ背筋を伸ばす機会を取り入れてみてくださいね! 【著者】吉田頌平 (作業療法士)国際統合リハビリテーション協会国際事業部医療法人社団友志会ララクリニックデイケア室所属学会日本作業療法士協会世界作業療法士連盟(WorldFederationofOccupationalTherapists)日本睡眠改善協議会関連リンク・一般社団法人国際統合リハビリテーション協会IAIR:https://iairjapan.jp・ララクリニック:http://rara-clinic.com