「乾燥で肌もくすむし、何だか体が縮こまって肩こりがひどい…」そんなあなたに朗報! 座っているだけで気持ちいい上に、健康にも美容にも効くサウナが進化しているんです! 3月7日は“サウナの日”。
肌荒れ、肩こり、冷え性に効くサウナ、始めてみませんか?キレイな人は通ってる!(写真/アフロ)「参加受付がはるかに予想を超え、瞬時に1000人を超える応募になったので、ここで受付を締め切らせていただきます」申込みフォームのその文字を見て、本誌女性記者U(40才)はこり固まった肩をがっくりと落とした。
Uが見ていたのは、3月3、4日に長野県南佐久郡で開催される「日本サウナフェス」のホームページ。
日本サウナフェスとは大自然の中で北欧の本格的なサウナを楽しむことができる大人気イベント。
今年は、用意されていたチケット200枚に対し、わずか2分で1000人を超える申し込みが殺到し、早々に締め切られたのだ。
サウナといえば「おじさんが行くところ」「施設がボロい」といったイメージがあるが、それは過去の話。
今時のサウナは美の補給地点と化している。
過去に「いい汗ほとばしるサウナー美容道」という企画を掲載した女性誌『美ST』(光文社)の井上智明編集長は、そのきっかけをこう語る。
「ライターさんが『私の周りのキレイな人はみんなサウナに行っているんです!!』と言っており、調べてみたら、本当に多くのサウナ好き美女がいました。
おそらく、半身浴の効果が定かではないといわれるようになったことで、サウナに関心が移ったのでしょう。
かつておじさんのものといわれていたゴルフや立ち飲みのように、やってみたら案外楽しいと女性に浸透したことも、人気に拍車をかけたと思います。
施設も女性向けのきれいなものが増えました」愛好家の中には、職場のコミュニケーションの場としてサウナを選ぶ人も。
コクヨエンジニアリングや新日本監査法人などの企業は「サウナ部」まで設立したという。
空前のブームの立役者は、マンガ家タナカカツキさんだ。
自身のサウナ愛を書いた『サ道』(パルコ出版)で「サウナは水風呂に入ってこそ効果を発揮する」と提唱し、多くの共感を得た。
3月13日には新刊『はじめてのサウナ』(リトルモア刊)を刊行予定だ。
「ぼく自身は40才くらいでサウナにハマりました。
サウナと水風呂に交互に入るようになって、深いリラックスと恍惚、“ととのう”という感覚を実感したんです。
最近、女性の客が増えているのは、ロウリュウが人気だからでしょう」(タナカさん)ロウリュウとは、サウナストーブにアロマなどを含んだ水をかけることで蒸気を発生させ、タオルであおぐことにより、香りと熱風を送り一気に発汗を促すフィンランド発祥のサウナのこと。
東京の『ラクーア』、大阪の『ニュージャパンスパプラザ』など、体験できる施設が数年前から増加中だ。
いつもより肩甲骨が動く!冒頭の記者Uも『サ道』愛読者。
女性に優しい施設の多さに感動し、サウナにハマった“ひよっこサウナー”の1人だ。
肌あれ、肩こり、冷え症の三重苦が慢性化していたUのサウナ活動をのぞいてみると…。