40代以降の女性の体とダイエットについて調査したところ、年代による「太り方・やせ方」の違いが判明。
お腹は太るのに、脚は筋力が落ちて細くなっていく…。
太ることだけではなく、筋力低下の悩みも出てくる60代は、どうダイエットするべき?昨年還暦を迎えた本誌・オバ記者が60代の頃のスタイルをイラストで再現しながら、健康的なダイエットのコツを解説します!左から40代、50代、60代(現在)の頃のオバ記者お腹はさらに太く!脚はさらに細く!60代になって、「下腹にぜい肉がついて、お腹に氷嚢を抱えているみたいよ。
でも、開脚に挑戦。
2週間で床にひじが着くようになったのがうれしかったわ」とオバ記者。
60代になるとお腹まわりがさらに太く、脚の筋肉量もさらに低下。
それに加えて二の腕やひざのたるみも目立つようになる。
「下肢の筋肉は体全体の60%を占めますが、60代になると太もも前面の筋肉が落ちるので、脚がさらに細くなり、筋力も衰えます。
そのため筋肉、骨、関節などの運動器に障害が起こり、立つ、歩くなどの機能が低下する、ロコモティブシンドロームが心配になる世代です」(渋谷DSクリニック渋谷院院長の林博之さん)また、健康診断で『健康のために体重を落とした方がいい』と言われる人も増えてくる。
「とはいえ、激しい運動やファスティング(断食)など急激なダイエットはNG。
日常生活を見直すことで、健康的に適正な体重を維持しましょう」(林さん)【60代の特徴】たるみと“しぼみ”で二の腕もダルダル。
骨や関節も衰える。
お腹には脂肪がたっぷり。
下肢の筋肉が衰え、脚は50代より細くなる。
ひざのたるみも目立つ【食事】量より質を考えたバランスのよい食事を!◆衰えが気になる60代こそたんぱく質を積極的に!60代以上になると食が細くなり、肉類を控える人も増えるため、たんぱく質が不足しがちに。
「たんぱく質は体をつくる大切な成分です。
筋肉量が低下する60代以上こそ、肉や魚、大豆製品などのたんぱく質をしっかり摂りましょう」(ダイエットエキスパートの和田清香さん・以下同)。
◆発酵食品を食べて腸内環境を整える加齢によって胃腸機能が低下するので、腸内環境を整えることが大切。
「ヨーグルトやキムチ、甘酒、納豆、漬け物、みそなど多種類の発酵食品を食べるのがおすすめ。
腸内環境が整うと、お腹もスッキリして免疫力の向上にもつながりますよ」。
【生活習慣】自然と代謝が上がる生活習慣を身につけて!◆正しい姿勢で体のゆがみを改善壁を背に両足をそろえて立ち、後頭部、両肩、お尻、かかとを壁につけた状態が正しい姿勢。
「1日1回、正しい姿勢を確認する習慣をつけましょう。
姿勢が正しくなると、骨のゆがみが改善されてボディーラインの崩れを防ぐことができます。
すると呼吸がしやすくなり、血流のめぐりもよくなります」◆深い呼吸で腹筋を鍛える大きく息を吸って、お腹を背中にくっつけるつもりで息を吐き切る。
これを1日10回程度行えばOK。
「呼吸法を変えるだけで腹筋を鍛えられるので、毎日の習慣にしましょう。
これで筋肉量が増えるので、代謝も上がり、呼吸によって自律神経も整います」。
◆大股歩きを意識して代謝促進脚の筋力が衰える60代は、歩く時の歩幅が狭くなる傾向にある。
「意識的に歩幅を大きくするだけでも、体の可動域が広がり、代謝がアップします。
見た目も若々しくなるので一石二鳥です。
わざわざ運動するのではなく、家の中でもこまめに動くなど、日常生活でエネルギーを消費するように心がけましょう」イラスト/キタダイマユ※女性セブン2018年4月12日号→【40代のダイエット】はコチラをチェック!→【50代のダイエット】はコチラをチェック!【関連する記事をチェック!】●毎朝5分でお腹を引き締め!くびれ作りに役立つ【朝活ヨガ】3選●毎晩5分で、お腹痩せも!【夜活ヨガ】寝たままで美尻メイク●【オバ記者連載84】家電量販店でドクターエアを体験し“安眠効果”を実感●【オバ記者連載85】「ご飯断ち」を宣言!オバ流ポークビーンズレシピ●寝たままできて簡単!くびれと美脚を作る【壁トレ】2選