当サイトがおくる好評連載『還暦・オバ記者の悪あがき美容道中』。
還暦で、バツイチ独身。
オバ記者ことライターの野原広子が、美容・ダイエットに奮闘し、女を磨く日々を綴ります。
これまで幾度となくダイエットに挑戦し、そのたびに挫折。
婚活は、連敗記録を更新中。
「痩せてイイ男と結婚したい!」――そう切実に願うオバ記者に春は訪れるのか?“月曜断食”第6弾となる今回は、体重が順調に減り続けているオバ記者の味覚にもある変化が――。
* * *「あら、ちょっと顔がスッキリした?」ひと月ぶりに会った友人からそう言われたの。
“月曜断食”を始めて6週目。
うれしくって、何度もその言葉を思い出して銀座のホコ天を歩きながらニヤニヤしちゃった。
私の揺ぎない食い意地と、綿あめのようにふわふわと芯のない意志を知っている友人は、「断食ってキツくない? 気がヘンにならない?」「ほんとに続けられるの?」といまだに疑いの眼。
お昼に酢豚定食のご飯ぬきを食べていたら、「ダメじゃん、ダイエット中に中華なんか食べちゃ」と笑われたりして、まあ、ハナから信じちゃいないわけよ。
そんなときは、「ちくしょう~、今に見ておれ、目にもの見せてくれるわ~」と、お腹に力を入れてみるけど、ま、この“月曜断食”に精神論はほとんど関係ないね。
週末、10才年上の友人K子さんと築地のお寿司屋さんにランチを食べに行ったのね。
土日は、3食とも「握りこぶしふたつ分まで」という量以外、食事制限がないんで、食べる気満々よ。
断食は「食べないからその分、痩せる」じゃなかった