【脳科学ストレッチ】で「固まった筋肉」を撃退!腰痛、ひざ痛、浅い眠りなども解消
よくあるストレッチは、硬くなった筋肉をいきなり伸ばすため、痛みを伴うこともある。
しかし脳には痛みを感じると筋肉を縮ませる習性があり、せっかくのストレッチが逆効果になってしまうと、パーソナルトレーナーのNATSUKIさんは言う。
伸ばす前に硬くなった筋肉をこすり、事前に“伸ばしますよ”と脳に伝えてストレッチをすると、伸びやすく痛みを感じることはなくなるという。
この、“脳の原理”を生かしたのが『脳科学ストレッチ(R)』。
効率的に筋肉を伸ばせるというこのストレッチ法で、さまざまな悩みを解消しよう!→【脳科学ストレッチ】で「痩せ体質」に!ぽっこりお腹、垂れたお尻、二重あごに効く「筋肉が固まる原因は動かしてないこと。
適度に動かして筋肉を伸縮させなければ、カチカチの塊になって、こりや痛みを引き起こします。
伸ばして、柔らかく弾力性のある筋肉に戻しましょう」(NATSUKIさん、以下「」は同)【お悩み:腰痛】丁寧に伸ばして深部のこりまでほぐす1.両足を出して床に座り、両手を後ろに置く。
左ひざを立てて右ひざにかける。
2.ふぅーっと息を吐きながら、右手を左ひざにかけ、上体を左にスーッとひねる。
3.ふぅーっと息を吐きながら、顔を左にスーッとひねる。
4.ふぅーっと息を吐きながら、さらに、目線を左にスーッと向ける。
10秒キープしたら、反対の腰も同様に行う。
★POINT!:体→頭→目線と徐々に動かす。
ゆっくり動かすことで、脳は「痛くない」と認識する。
【お悩み:つまずく】ふくらはぎの柔軟で歩幅も広がり転倒防止「小指重心で親指が浮いている状態で歩くと、すり足になり段差のない場所でもつまずきやすい。
足裏全体に重心がのれば、歩幅も広がるので自然につま先も上がります」1.左足のふくらはぎの真ん中を、左手の指の腹で上下に5回こする。
2.壁に両手をつき、右足を前にして前後に開く。
つま先は正面に向け、かかとは床につける。
ふぅーっと息を吐きながら、上体を壁にあずけて、左足のかかとをダラ~ンと床に落とす。
10秒キープしたら、反対のふくらはぎも同様に行う。
これはNG!→つま先に重心がのると、ふくらはぎに力が入り筋肉が縮む。
【お悩み:眠りが浅い】首・肩こりを解消して良質な睡眠を!1.両足を肩幅よりやや広めに開いて立つ。
頭を少し右に倒し、右手で首の左側を指の腹で上下に5回こする。
2.左手の甲は背中の真ん中付近に、右手は頭に置き、ふぅーっと息を吐きながら、頭を右にダラ~ン。
10秒キープしたら、反対の首も同様に行う。
※頭を曲げた時に、連動して肩が上がらないように片手は背中に固定【お悩み:ひざ痛】ひざの曲げ伸ばしが楽になり足の疲れ軽減1.床に両足を前に出して座り、左手で左ひざの皿をつかむ。
2.ふーっと息を吐きながら、左足は下(床)にダラ~ン。
皿を左右に10回軽く動かしたら、反対のひざも同様に行う。
【美姿勢の作り方】お腹を軽く前に出しそのままお腹を凹ませる「お腹を出すと目線と胸が正面を向き、凹ませることで胸と内臓の位置が引き上がります。
横から見て、耳、肩、腰、くるぶしが一直線になればパーフェクト!」教えてくれたのは:パーソナルトレーナー・NATSUKIさん『B3ストレッチサロン』を主宰する傍ら、老若男女の健康促進のため全国で脳科学ストレッチに関するセミナーや講演を開催。
プロのアスリートから介護スタッフや利用者向けのストレッチまで幅広く展開している。
撮影/菅井淳子※女性セブン2018年9月6日号【関連する記事をチェック!】●肩こり改善、体が若返る「肺ストレッチ」マスクでダイエット効果も!●【ライザップ式顔ストレッチ】しわ、たるみ、ほうれい線を改善して小顔に!●美脚を作る【ながらストレッチ】2週間で痩せ体質に!●2週間で痩せる!お風呂タイムの【ながらストレッチ】で美脚に●2週間で痩せる!寝転んでの【ながらストレッチ】でウエストにくびれ