食べる乾燥対策!美容パワーたっぷりの最強食材で作る「炊き込みご飯」【市橋有里の美レシピ】
1月から2月は、1年の中で最も平均湿度が低く、空気の乾燥による肌荒れや感染症の流行が深刻になる時期。
加湿器をフル稼働したり、こまめに水分補給をしたりと、乾燥対策をしている人も多いのでは?体の内側からもしっかりケアして、美肌と健康を守りたい! ということで、「マラソン界のシンデレラ」と呼ばれた最強美人ランナー市橋有里(いちはし・あり)さんに、美肌や免疫力アップに効果的な栄養を手軽に摂れるメニューを直撃!肌が乾燥すると心までカサついてしまうライターFが徹底レポートします!一品で栄養バランス抜群!海の恵みを味わう「あさりとあおさ海苔の炊き込みご飯」――食欲がそそられる、いい香りですね。
有里:おだしと磯の香りが絶妙ですよね。
あさりの旬はまだ少し先ですが、缶詰を使えば、手軽にそのおいしさを味わうことができます。
――缶詰は手軽で、最近何かと注目されていますよね。
有里:そうですね。
今はいろいろな缶詰がありますが、今回選んだあさりは、女性の体にやさしい栄養と旨みが豊富で、まさに海の恵みといえるもの。
日々の食卓にどんどん取り入れてほしいので、あえて手軽な缶詰を使うレシピにしてみました。
――なるほど! あおさ海苔も、普段はお味噌汁に入れるくらいですが、こういう使い方もあるのですね!有里:あおさ海苔は、香りを楽しめるだけでなく、栄養も豊富。
この炊き込みご飯だけで、ビタミン、ミネラル、たんぱく質などをバランスよく摂ることができます。
――それはすごい! 海の恵みたっぷりの炊き込みご飯、楽しみです!《材料》(2人分)米…2合 あさり…65g(缶詰1缶) あおさ海苔…ひとつまみ(お好みで調節可) 白だし…50ml 酒…大さじ1《作り方》【1】鍋(炊飯器でも可)に米、あさりを入れ、あさりの缶汁と白だし、酒、水を合わせて2合分の量にしたもの(炊飯器の場合、2合分のメモリまで)を加えて炊く。
【2】炊き上がり後、蒸らしまでできたら蓋を開けて、あおさ海苔を加えてよく混ぜる。
実は美容に効果的!意外に知らない、あさりの栄養――栄養が豊富ということですが、あさりにはどんな栄養があるのでしょうか?有里:あさりには、皮膚の保護や再生に有効なビタミンB2や、肌質の改善が期待できるビタミンB12など、美肌作りに効果的な栄養がたくさん含まれています。
――意外! 美容によい食べものなんですね。
有里:そう。
それに、鉄分やマグネシウム、たんぱく質、免疫力を高める働きのある亜鉛も豊富なので、風邪予防や貧血改善など、うれしい効果がある栄養素がたくさん含まれています。
しかも、1つあたり約1kcalといわれるほど低カロリーなのも魅力ですね。
――ほとんどカロリーがないのに栄養は豊富なんて、すばらしいですね。
有里:そうなんです。
他にも、カリウムが豊富で利尿効果があるので、むくみの改善にも!――そんなに優秀な食材だったなんて、知りませんでした!有里:栄養満点のあさりは、まさに海の恵み。
炊き込みご飯以外にも、ボンゴレや酒蒸し、クラムチャウダーなど食べ方もいろいろあるので、肌の不調やむくみ、貧血などが気になるときには意識的に食べるといいかもしれませんね。
――そうですね。
手軽な缶詰もいいけど、今年は旬の時期にたくさんあさりを食べたいと思います。
有里:ぜひ! あさりは、加熱したときに出る汁に旨みと栄養素がたっぷり含まれているので、今回の炊き込みご飯のように煮汁を一緒にとれる調理法がおすすめです。
――なるほど、参考になります!あおさ海苔で磯の香りとともにビタミン・ミネラルをプラス有里:この炊き込みご飯は、調味料をほとんど使わなくても味わい深いのが自慢ですが、それにはあさりの旨みだけでなく、あおさの風味が一役買ってくれているんです。
――磯の香りがしますよね。
有里:そう。
それに、あおさはマグネシウムやカルシウム、ビタミンなどの栄養素に加えて食物繊維も豊富。
風味とともに体にうれしい栄養もプラスしてくれます。
――食物繊維って意識して摂らないと不足してしまいがちなので、うれしいですね。
有里:そうですね。
日本人女性は慢性的に食物繊維が不足しているといわれているので、お料理にパッと加えることで手軽に食物繊維を摂れるあおさは重宝すると思います。
――お味噌汁や今回のような炊き込みご飯の他に、おすすめの食べ方はありますか?有里:私はよくラーメンや卵焼きに加えています。
あとは、あおさ海苔のかき揚げもおいしいですよ!――おいしそう! あさりやあおさ海苔には、美容と健康に効果的な栄養がたくさん詰まっていることを知ったので、わが家の食卓に登場する頻度も高まりそうです。
有里さん、今回もステキなレシピをありがとうございます!有里:こちらこそ! ミネラル豊富で肌にもよいあさりやあおさ海苔は、現役時代から私にとっても身近な食材でした。
お米をビタミンB群豊富な玄米に変えてもいいですし、ぜひ作ってみてください。
体の内側から美肌や免疫力アップに働きかける海の恵みたっぷりのレシピは、冬の乾燥対策に“アリ”だと思います!* * *空気がひどく乾燥すると、ウイルスが蔓延して健康を脅かしたり、肌荒れを引き起こしたり、さまざまなリスクが高まります。
加湿や水分補給も大切ですが、免疫力を高め、健康な肌を作る・保つための栄養をしっかり摂ることも重要なポイント。
缶詰のあさりやあおさ海苔のフレークを使えば、乾燥対策に効果的な栄養を手軽に摂ることができます。
食べる乾燥対策として、試してみてはいかがでしょうか。
レシピ考案:市橋有里いちはし・あり。
1977年11月22日、徳島県生まれ。
アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。
1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。
2000年、シドニーオリンピック日本代表。
「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをするほか、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。
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