更年期経たアラカン記者が告白!お酒がうまい60代を送る

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50才前後に訪れる更年期。

症状は人によって本当にさまざまで、100人いたら100種類あるともいわれる。

典型的なものではホットフラッシュや焦燥感など精神的な面での悩みを抱える人も多いという。

更年期を経た、女性セブンの名物アラカン記者“オバ記者”が、自身の体験を語る。

* * *(左)49才、閉経カウントダウンの直前。

(中)53才、太ももの付け根がいつも痛かった。

(右)60才。

更年期のトラブルが全部消えたら、最高体重を記録していた40代半ば、家電量販店で何の気なく血圧を測ってみたら168/95! 「うそだッ」。

もう一度、計測したけど結果は同じ。

それだけじゃない。

区の健康診断を受けるたび、「不整脈」とか、「胸にしこりが。

乳がんの疑いがある」とか、毎年、何かひっかかるの。

焦って総合病院に駆け込むと、不整脈は「この程度なら」と言われ、乳房のしこりは「がんじゃないけど、切っときますか?」だって。

30代の男性医師にしたら、46才の胸のふくらみは、“あっても、なくても”関係ないんだろうなぁと、そっちに傷ついた。

そしていよいよ閉経までカウントダウンの49才後半。

あの“流血の惨事”は忘れようにも忘れられないわ。

痛くもかゆくもないのに立てばドバッ。

座ればじわっ。

朝、お布団を見てビックリよ。

寝ている間に人を殺したか、それとも誰かに刺されたか。

こんなことが不定期に暴力的に襲い、荒れ狂って50才ピッタリに去っていった。

閉経すると「もう女じゃない」と落ち込む女性もいるそうだけど、私は「やれやれ」というのが正直なところだった。

本格的な更年期が始まって、困ったのは関節の痛み。

脚の付け根がかちこちに固まって動かない。

ひざも痛くて曲がらない。

ひと瓶6000円もするコンドロイチンをのむとケロリと治るけれど、やめるとまた。

かと思えば、髪の生え際から汗が噴き出して、こめかみから首から、汗がだらだら。

しかし最も私が悩まされたのは、不眠だ。

とろっと眠りに落ちそうになるとオシッコをしたくなる。

とろっ、オシッコ、とろっ、オシッコ。

ある晩、頭にきて「正の字」を書いたら、9回。

翌日、病院に行って医者に訴えたら、睡眠導入剤を処方してくれた。

これさえあればカクンと眠れた。

その薬ともいつの間にか縁が切れて60才。

“還暦になると体から女が消える”と言っていた人がいたけど、なるほどね。

老眼以外は、これといった不調もなく、お酒がうまいのなんの。

最近は休日になると、昼から家で350mlの缶酎ハイをプシュッ。

おかげで体重は右肩上がりで、とうとう80㎏の大台を超えた。

ここから15㎏減らそうとダイエットのまっさい中で、ただ今、6㎏減。

シュッとして健康なアラカンを目指している。

※女性セブン2018年7月19・26日号→オバ記者連載はコチラ!【関連する記事をチェック!】●南野ほか80年代アイドルも続々告白!バブル世代が更年期に直面●栄養満点の「すいかレシピ」。

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