“月曜断食”考案者・関口賢氏がオバ記者に提案した「上級編の月曜断食」とは?

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「”月曜断食”の人ですよね?」--街を歩けばそんなふうに声をかけられるというオバ記者。

”月曜断食”挑戦はネットでも大いに拡散している。

そんなネットでの盛り上がりとは対象的に、ダイエットに苦戦中のオバ記者。

たどり着いたのは、“月曜断食”考案者の関口賢先生のもとだった。

連載104回目となる今回は、関口先生へのお悩み相談第2弾をお届け!* * *5か月目に突入した“月曜断食”。

最初の1か月は、体が断食にびっくりしたのか、体重は激しく上下したの。

1週間で3kg落ちた翌日に2kg戻ったりして体重計に乗るたびにハラハラドキドキ。

それが文字通り「するする」と落ちだしたのは2か月の後半からだね。

3か月で7kgも減るって、わが生涯初めての快挙よ!ところが4か月目は1か月でたったの1kg減。

「4か月で8kg減って、いいペースじゃないですか」と、ダイエット経験者は言うけれど、週に1度、断食をしている身にはつらいんだよね。

ここは”月曜断食”の考案者・関口賢先生に指導をお願いしたいと、銀座の『関口鍼灸治療院』へ。

「1か月1kg減っているなら大丈夫」筋肉がバチーンと張ったお体の関口先生は、サッカーの名門・市立船橋高校でサッカー漬けの日々を送った後、鍼灸の道へ。

そのときに出会った中国人の師匠が、「体調を保つためには、胃を休ませること」と、中国で古くから伝わる健康法、断食を推奨している人だったんだって。

それをベースに、さまざまな患者さんに施術をしているうちに編み出したのが”月曜断食”だそう。

関口先生の『月曜断食』(文藝春秋刊)が発売されたのは今年の1月下旬。

約7か月経過した今、関口さんのツイッターには「18kg、落ちました」とメッセージを送ってくる人もいるけれど、私の“4か月で8kg”は「平均ですね」だって。

「1か月で1kg減なら、気にすることはありません。

それより続けることのほうがずっと大事。

この4か月で“月曜断食”を続ける自信がついてきたでしょう?」いやいや。

なにせ、「“月曜断食”してま~す」と言いながら、完璧に水しか飲まずに1日過ごしたのはたった1回だけ。

おせんべい1枚とか、クッキーとか、チョコとか、何かしら口の中に放り込んでしまっているのは前回も書いたとおり。

ほかにもズル、違反、反則、多数。

「自信というほどのことは…」ともごもご言うと、「でも8kgも減ったんですから立派です。

このへんで、1か月でもいいから上級編をやってみませんか?」だって。

「上級編なら脂肪燃焼スイッチを加速させる」“月曜断食”をおさらいすると、月曜日は食べ物を絶ち、基本は水だけで過ごす。

火曜から金曜は朝は旬の果物とヨーグルト、昼はおかずのみ、夜は野菜スープかサラダなどの野菜料理。

土日は3食とも好きなものをこぶし2つ分の量まで食べてOKというもの。

上級編とは、さらに木曜日の夕食を抜き、好きなものを食べていい日は、土曜日1日だけにするというもの。

「夜断食が入ることで、より脂肪を燃やすスイッチを加速させるのが狙いです。

空腹状態で寝ることで一番脂肪が燃焼されるので、夜食べないことを習慣にすると面白いように体重は落ちてきます」と関口先生。

「できますって」と、関口先生は簡単に言うけれど、う~ん。

断食って、食事を抜くだけじゃすまないからな~。

断食明けに、コンビニのレジに立ったら、私の鼻を襲ってきたチキンの香り。

つい買ってむしゃぶりついたら、たちまち下痢よ。

そんな失敗を何回かした挙句、断食明けは、「昼はおかずのみ」を野菜スープやサラダにして、結局はベジタリアンに。

「二の腕の”振り袖”はどうしたらいいの?」いや、私の場合、野菜料理に肉、魚をつけるから“なんちゃってベジタリアン”だけど、それでも「上級編に挑戦する」と決めるには勇気がいるんだって。

先生には、「検討します」としか答えられなかったわ。

「あと気になるのは、皮下脂肪が薄くなったせいか、二の腕の“振り袖”が大きくなるし、内ももも皮膚がプラプラ。

スポーツを取り入れたほうがよくないですか?」もうひとつの気がかりを関口さんに聞くと、「今はやめたほうがいいですね」とキッパリ。

「人間はいくつになってもスポーツをすれば筋肉はつけられるし、皮膚はしまってきます。

それを効果的にするには、いったん体を軽くしてからのほうがいいんですよね」さあ、さあどうする、“月曜断食”の曲がり角? 右に行くと、ズル、反則の数がどんどん増えて、今まで数えきれないほど経験してきた、欲望に負けていつの間にか撤退。

左にかじを切って、上級編に行くと、当初の目標、15kg減まで一本道のような気がする。

いずれにしても、今のまま、“なんとなく月曜断食”を続けていたら、先は見えている。

「水は高いところから低いところに流れますからね~」と関口先生は発破をかけてくれる。

私は鯉の滝登りのように、その水の流れに逆らえるか。

…続きは次回、お伝えします。

オバ記者(野原広子)1957年、茨城県出身。

『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。

同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。

バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。

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