ご飯に寒天を入れるだけ!脂肪を燃焼する寒天ダイエットの効果とは?
ダイエット中の食材としてカロリーが低いことから、これまでも注目されていた「寒天」ですが、最近の研究で寒天に含まれている食物繊維には、脂肪を燃焼してくれる効果があることがわかってきたそうです。
そこで、今回は寒天の驚きのダイエット効果についてご紹介していきたいと思います。
こちらの記事を読むと、早速食事に寒天を取り入れたくなること間違いなしです!寒天ダイエットの脂肪燃焼効果は?寒天はダイエットの強い味方ですが、最近の研究で寒天に多く含まれる食物繊維に脂肪燃焼を高める効果があることが分かってきています。
体内に吸収された食物繊維は、腸内でハックして短鎖脂肪酸を作ります。
この短鎖脂肪酸は、エネルギー源として優先的にまず使われる炭水化物への経路を断ち切ります。
そのため、体内ではエネルギー源の糖が不足し、もうひとつのエネルギー源である脂肪が燃焼されるというのです。
このように、寒天を積極的に摂取することで、運動をしなくても体脂肪を燃焼させることができます。
脂肪燃焼だけじゃない!寒天のダイエット効果寒天の便秘解消効果寒天は全体のほぼ80%が食物繊維でできていますので、他の食品と比べてもずば抜けて食物繊維が豊富に含まれている食品です。
参考としては、ヒジキの食物繊維の割合が55%、干ししいたけが44%なので、寒天の食物繊維含有量が高いことがわかります。
食物繊維は、2種類に分けられるのですが、1つは「水溶性食物繊維」です。
水溶性食物繊維は、体内に吸収されると腸内で善玉菌の栄養となります。
そのため、水溶性食物繊維が吸収されると腸内で善玉菌が増加します。
これによって、腸内環境が整えられて正常な便通をすることができます。
もう1つは「不溶性食物繊維」です。
不溶性食物繊維は、大量の水分を吸収したまま腸壁を刺激します。
そのため、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)が活発になります。
さらに便の水分量が多くなりますので、便が軟らかくなって便が排出しやすくなります。
このように寒天は、ダイエット効果の高い「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」の2種類を併せ持つスーパー食品なのです。
寒天で血糖値を低下させる寒天には食物繊維が多く含まれているとお話をしましたが、食前に寒天、すなわち食物繊維を多く摂取すると、胃で寒天がゲル状になります。
ゲル状になった寒天は糖質を吸着しますので、糖を腸へと送り出すスピードを遅くすることができます。
そのため、腸壁から糖質を吸収するのに時間がかかるようになり、急激な血糖値の上昇を防ぐことができるのです。
血糖値の上昇を緩やかにすることで、脂肪が蓄積されにくい体にすることができるのです。
また、血糖値の急激な上昇はさまざまなリスクを引き起こしますので、健康面からも食前に寒天を食べるというのはとてもおすすめです。
寒天で満腹感アップ寒天は冒頭でも述べましたが、ほとんどカロリーがないダイエットに最適の食品です。
その大きな理由の1つが満腹感を得ることができるということです。
寒天の食物繊維は消化吸収がされないままで、水分を保ち胃や腸をゆっくりと移動していきます。
したがって、寒天を食前に食べることで、満腹感を得ることができ、そのほかの摂取カロリーを抑えることができるのです。
寒天でコレステロール値を減少させようコレステロールは体内で分解されると胆汁酸になります。
寒天に含まれる水溶性食物繊維はこの胆汁酸を吸着して、便の排泄量を増加させるはたらきがあります。
胆汁酸が排泄されるため、肝臓では足りなくなった胆汁酸を補充しようとして、さらにコレステロールを分解して胆汁酸を作ります。
したがって、体内にある余分なコレステロールが減少します。
寒天で基礎代謝をアップさせよう寒天は胃でゲル状になり、そのまま腸までたどりつきます。
その結果、腸は寒天を押し出してしまおうと蠕動運動を促進させます。
腸のはたらきが活発になると、エネルギーの消費量が上がります。
したがって、基礎代謝をアップさせることができるのです。
さらに、蠕動運動が活発になることで、腸のまわりの筋力がアップし、基礎代謝が1割ほど上がります。
さらに、基礎代謝をアップさせるだけでなく、冷え性改善など女性にうれしい効果もあります。
寒天で大腸がん予防日本人の脂肪原因のうち割合が高いもののひとつに「がん」があります。
最近では、食生活が欧米化が進み、ジャンクフードやファーストフードなどを食べる人が増えたこともあって、大腸がんが増加していっています。
なぜ欧米化した食事を食べることで、大腸がんになる確率が増えるのでしょうか。
それは、欧米化した食事を食べると、便が大腸に留まる時間が長くなり、発がん物質も一緒に大腸にとどまってしまうためです。
そこで、寒天を食べることで、食物繊維が発がん物質も一緒に吸着して便として排出し、大腸がんを予防をすることができるのです。
ご飯に寒天を入れるメリットとは寒天にはいろいろな驚きの効果があることを述べましたが、どのように摂取したらいいのでしょうか。
最もおすすめな方法がご飯と一緒に炊いて食べることです。
みなさんご存知の通り、ご飯(お米)は炭水化物ですので、食べ過ぎると当然太ってしまいます。
そこで、直接ご飯に寒天を入れて炊いてしまうことで、ご飯を食べる量を必然的に減らすことができるようにするのです。
脂肪が燃焼する寒天ご飯の作り方基本の寒天ご飯の作り方【材料】お米・・・3合強力粉末寒天・・・3g【作り方】①お米をしっかりとぎましょう。
②寒天が水分を吸収してしまうために、水加減は少し多めにしておきます。
③お米3合に対して、強力粉末寒天を3g入れて混ぜましょう。
④いつものように、炊飯器でご飯を炊きましょう。
できあがりはご飯に光沢が出て、もちもちとした食感になりますよ!【ポイント】お米1合に太子て強力粉寒天1gと覚えておきましょう。
寒天入りご飯はつやつやモチモチの食感で冷めてもとても美味しいです。
ダイエットや健康面だけではなく、味を楽しむといった面でもおすすめです。
ぜひ試してみてください。
寒天入りおかゆ【材料】強力粉末寒天・・・2gお米・・・50g水500㏄水菜または三つ葉・・・適量【作り方】①洗ったお米と粉寒天、水500㏄を土鍋に入れましょう。
②はじめは中火で沸騰させましょう。
③沸騰したら弱火にしてお米が柔らかくなるまで煮込みましょう。
【ポイント】残りご飯を使う場合は、一度水で洗うとさらさらで美味しいおかゆになりますよ!寒天入りご飯だけでも満腹感を得ることができますが、おかゆにすることでさらに、ヘルシー感がアップします。
また、炊飯器のおかゆ機能でも簡単に作ることができます。
梅入り寒天モチ麦ご飯【材料】米・・・3合モチ麦・・・2合酒・・・大さじ2粉寒天・・・4g梅干し・・・5個ココナッツオイル(ない場合はオリーブオイル)・・・大さじ2.5枝豆・・・適量鮭フレーク・・・適量白いりごま・・・大さじ1【作り方】①お米をしっかり洗って炊飯釜に入れて、モチ麦を2合入れましょう。
②5合のメモリまで水を入れて酒を加えてよく混ぜましょう。
③梅干しをのせてココナッツオイルまたはオリーブオイルを入れて炊飯器のスイッチを押しましょう。
④枝豆はさやからみを出しておきましょう。
⑤炊き上がったら10分間蒸らしてください。
⑥梅干しの種を取り除き、白いりごま、鮭フレーク、枝豆を入れて、しゃもじで切るように混ぜたらできあがりです。
【ポイント】100gずつラップしておにぎりにして冷凍しておくと、朝ごはんなどにレンジで温めてすぐに食べることができますよ!寒天で健康チャーハン【材料】お米・・・2合水・・・2合のメモリ分まで塩・・・小さじ1粉寒天・・・小さじ1(2g)チャーシュー・・・150g卵・・・1個しょうゆ・・・小さじ1こしょう・・・少々長ネギ・・・1/2本【作り方】①お米をしっかり研いで、炊飯器に入れて2合分の水の量まで水を入れましょう。
そこから大さじ3杯分水を減らしましょう。
そのまま30分水に浸けて吸水させておきましょう。
②お米に水を吸わせたら粉末寒天と塩を入れて混ぜましょう。
お米の上に1cmくらいの角切りにしたチャーシューを上にのせて炊飯器で炊きましょう。
③卵、しょうゆ、ごま油、こしょうを混ぜ合わせておきましょう。
④長ネギはみじん切りにしておきます。
⑤炊き上がったら、長ネギと混ぜておいた③を加えてしっかり混ぜましょう。
⑥ふたを閉めて5分蒸らせばできあがりです。
【ポイント】チャーシューは脂身が多めで濃い味のものを使うとおいしくできあがります。
もちもち寒天入りさつまいもご飯【材料】お米・・・2合さつまいも・・・中1本塩・・・小さじ1/2粉寒天・・・2g【作り方】①お米をしっかり洗って2合の水のメモリのところまで水を入れましょう。
②粉寒天と塩を加えてよく混ぜましょう。
③さつまいもは1口大にいちょう切りにして、水洗いをしておきましょう。
④水洗いしたさつまいもをお米の上にのせて炊飯スイッチを押します。
⑤炊き上がったらそのまま10分間蒸らしたらできあがりです。
【ポイント】ふつうのさつまいもご飯はパサつきやすいですが、粉寒天を加えたこちらのレシピはとてももちもちした食感を楽しむことができますよ!ヘルシーでかわいい寒天寿司【材料】炊いたご飯・・・160g水・・・300mⅬ粉寒天・・・3g白出汁・・・大さじ1きゅうり・・・1本ゆで卵・・・1個生ハム・・・適量ミニトマト・・・適量【作り方】①ゆで卵を黄身と白身に分けて、白身をみじん切りにしておきましょう。
②きゅうりも細かくみじん切りにしておきましょう。
③鍋に水と粉寒天を入れてよく溶かして火にかけます。
沸騰させて粉寒天を完全に溶かしましょう。
④白出汁と炊いたご飯160gを加えてサッと煮ましょう。
⑤丸い型に④のご飯寒天を入れます。
⑥ご飯の上に切っておいた白身、黄身、きゅうりをトッピングしましょう。
寒天液にしっかり浸した状態で冷蔵庫に入れて冷やしましょう。
⑦固まったら型から出して、お好みで生ハムやミニトマトをデコレーションしたらできあがりです。
【ポイント】型から取り出しやすいように、耐熱ラップを敷いてからご飯を敷き詰めるか、底取れタイプの型を使うといいですよ!トッピングにはスモークサーモンや大葉などもおすすめです。
寒天入り炊き込みご飯【材料】玄米・・・1合美味しい水・・・300㏄乾物ひじき・・・2つまみ乾物にんじん・・・2つまみ乾物ごぼう・・・2つまみ乾物しいたけ・・・2つまみ乾物こんぶ・・・2つまみ天然塩・・・少々粉寒天・・・1㏄ごま油・・・適量鰹節・・・適量焼きのり・・・適量【作り方】①お米を軽く研いでおきましょう。
②玄米1合、美味しい水300㏄、乾物ひじき2つまみ、乾物にんじん2つまみ、乾物ごぼう2つまみ、乾物しいたけ2つまみ、乾物こんぶ2つまみ、天然塩少々、粉寒天1㏄を炊飯器に入れて6時間吸水をします。
吸水後スイッチを押しましょう。
③炊き上がったら軽くまぜます。
④ごま油、塩で味をお好みに調整したらできあがりです。
お好みで鰹節や焼きのりをかけてお召し上がりください。
【ポイント】おにぎりにして冷凍しておくと便利です。
また、スーパーで売られているカット済みの乾物を使うのが簡単です。
ごはんに味はついていないので、塩とごま油で味をしっかり調えましょう。
乾物はビタミンDが豊富で日持ちもいいです。
寒天での栄養も満点で健康的なレシピです。
寒天ご飯は冷凍保存できる?寒天ご飯は冷凍保存することができます。
ジップロックなどに入れて、冷凍するようにしましょう。
また、そのほかの寒天を使ったレシピでカレーやシチューのようにとろみのある料理を解凍するときには、レンジで解凍するのではなく、鍋に入れて火をかけたほうが、上手に解凍することができます。
寒天ご飯で効率的にダイエットを成功させよう 寒天の脅威のダイエット効果について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
基本の寒天ご飯は、簡単に作ることができて、満腹感も得られて便通もよくなりダイエットにもも健康にも効果的だということがわかりました。
今日からは、ぜひいつものご飯を寒天ご飯に変えて、ダイエットに取り組んでみてください!