お水ダイエットは短期間で痩せられる?成功のコツと注意点まとめ
痩せたいけど、ダイエットにお金をかけたくない人におすすめなのがお水ダイエットです。
水を飲むだけで老廃物が排出できて、基礎代謝がアップして痩せるという誰でもできる、お手軽な方法です。
では、お水ダイエットに短期間痩せの効果はあるのか、痩せられる理由は何か、成功のコツと注意点などを詳しく見ていきましょう。
お水ダイエットとは?飲み物を水に変えることで、体内の余分なものを排出して、代謝を良くして痩せるダイエット方法です。
老廃物を排出して代謝アップ体内の余分なものとは、代謝によって生じた不要な物質です。
これらの老廃物は尿や便、汗、呼気などと一緒に体外に排出されます。
しかし、代謝機能がうまく働かないと老廃物が溜まって細胞に栄養がいかなくなるため、代謝が下がってしまう可能性があります。
代謝が下がる原因の一つとして、水分不足が挙げられます。
供給量が十分ならば、余分なものを尿と一緒に流して老廃物を減らすことで基礎代謝アップが期待できます。
基礎代謝がアップすれば、消費カロリーが上がるので食べたものがエネルギーとして消費されて太りにくくなります。
また、老廃物が排出されることでドロドロだった血液の粘度が下がり、サラサラの血液になる効果も期待できます。
血液がサラサラになれば、体のごみ収集の機能を果たしているリンパの流れも良くなり、さらに老廃物がスムーズに回収されるようになります。
食欲を抑える飲むことで基礎代謝アップや血液サラサラ効果だけではなく、飲むだけで食欲を抑える効果も期待できます。
口寂しいときにすぐに何か口に入れてしまう人は、自分で自覚しているよりも多くのカロリーを摂取してしまっていることがあります。
「何か食べたい」と感じたときに、すぐに食べ物に手を伸ばすのではなく水を1杯(200ml程度)飲んでみてください。
これだけで「食べたい」欲求が抑えられるはずです。
本当に空腹なら食べてもいいですが、それほどお腹が減っていないけれども「何か口に入れたい」というニセの食欲に惑わされているなら、これだけでかなりカロリーカット効果が期待できて痩せる効果が期待できます。
肌が綺麗になる女性にとって嬉しいのは、痩せるだけではなく肌を綺麗にする効果が期待できることです。
余分な老廃物が排出されて基礎代謝がアップすると、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)が整って定期的に新しい肌に生まれ変わります。
また、体内が乾燥していると肌の潤いがなくなり、シワやたるみの原因になりますが、それが解消されることで潤いのある若々しい肌に近づく効果も期待できます。
痩せるにも美容にもどちらにもメリットがあるダイエット方法です。
1日にどのくらいの量を飲めばいい?健康番組では、「1日2リットルは水を飲みなさい」という話をよく聞きますよね。
しかし、飲む量は体重によって異なります。
これを無視するとむくみの原因になることもあるので注意してくださいね。
正確には体重の4%お水ダイエットで1日に飲む量は、体重の4%です。
例えば体重50kgの人なら、50kg×0.04=2kgなので1日に飲む量は2リットルということになります。
40kgの人なら40kg×0.04=1.6L、60kgの人なら60×0.04=2.4Lということです。
つまり、1日2リットルというのは体重50kgの人を目安にした場合の量というわけです。
体重によって飲む量が違う理由は、代謝する能力が異なるからです。
体重が重い人の方が水分代謝の能力が高いので、多く飲む必要があります。
逆に、体重が少ない人が自分の代謝能力以上の量を飲んでしまうとうまく排出できなくてむくみの原因になることがあるので注意が必要です。
食べ物も計算に入れるべき?飲み物だけではなく、お味噌汁やスープ、ご飯や野菜など食べ物にも水分は含まれています。
スープなど見えやすいものなら気づくかもしれませんが、野菜などからも水分は入ってきます。
しかし、食べ物から入ってくる量はあまり厳密に計算する必要はありません。
もしも1日2リットル飲んだ方がいい50kgの人なら、だいたい飲み物から2リットル摂るように意識しておけば問題ありません。
むしろ現代人は体が渇いている不足の傾向があるので、だいたい体重の4%を目安に飲む水の量を計算しておけばいいでしょう。
1日で飲みきれなかったら次の日にたくさん飲むべき?1日に2リットルを目標にしていたけれども、1.5リットルしか飲めなかったからといって、次の日に埋め合わせるために大量に飲むのはNGです。
目的は、体内の老廃物を流して代謝をアップさせることです。
一度に大量に飲んでしまうと、老廃物が流れるどころか滞ってむくんでしまい、老廃物が流れなくなってしまいます。
もし1日の目標量が飲めなかったからといって、次の日に前日の分も飲むのはやめましょう。
次の日はまた1日2リットルを飲むようにすればいいだけです。
毎日完璧に2リットルぴったり飲まなくても、すぐに基礎代謝が下がってしまうわけではないので安心してください。
ダイエットに焦りは禁物ですよ。
お水じゃなきゃダメ?違う飲み物でも大丈夫??「お茶やコーヒーなどのノンカロリーの飲み物じゃダメ?」は、お水ダイエットでは飲まないほうがいいです。
もし飲んでしまったら、その分は1日の摂取量にカウントしないようにしてください。
なぜなら、水分供給にならないからです。
カフェイン入りの飲み物は避けるお茶やコーヒーがお水の代わりにならないのは、利尿作用があるからです。
お茶やコーヒーに含まれているカフェインは、尿の量を増やして体外に排出します。
体内の水分不足を解消して老廃物を流して基礎代謝をアップさせるのが目的なのですが、尿がたくさん出てしまうと不足の解消ができません。
なのでカフェイン入りのお茶やコーヒーは避けるようにしましょう。
甘い飲み物は論外「水分不足を解消するなら甘い飲み物でもいいのでは?」と思うかもしれませんが、これはお茶やコーヒー以上に問題外です。
甘い飲み物には糖分が入っているので、カロリーを摂ることになります。
せっかくダイエットのために水分を摂取しても、カロリーを摂取しているのではその都度エネルギーが供給されている状態なので、いつまで経っても痩せることができません。
お水ダイエットを始めたばかりの頃は味気なく感じて、甘い飲み物が恋しく感じるかもしれませんが、続けているうちにだんだんお水が一番美味しいと感じられるようになってきますよ。
冷え性の人は白湯でもOK飲むのは常温の水が基本ですが、冷え性の人はお水を沸騰させた白湯を飲んでもOKです。
白湯はお水を温めただけなので、カロリーはありませんしカフェインも入っていません。
水のようにゴクゴクは飲めませんが、ゆっくり啜るように飲むことで体内の渇きの解消に役立ちます。
ミネラルウォーターを活用するダイエットで飲むものは、浄水器を通した綺麗なものなら、水道水でもOKです。
しかし、塩素など有害金属が気になるという人は、お店で販売されているミネラルウォーターを飲むのがおすすめです。
ウォーターサーバーなどもいいでしょう。
ダイエットに効果的なのはミネラルが豊富な硬水ですが、硬水は日本人には馴染みが薄いので、飲みづらく感じるかもしれません。
軟水はミネラルは少ないですが、日本の水と硬度が同じなので飲みやすいのでストレスなく続けたいなら軟水がおすすめです。
お水ダイエットの効果を最大限にするコツ効果を最大にするためには、常温の水を少しずつ飲むことがポイントです。
早く痩せたいからといってがぶ飲みするのではなく、1回にコップ1杯(200ml)をこまめに飲むのが成功のコツです。
常温のものを少しずつ飲む常温にするのにはわけがあります。
冷たすぎると胃腸を冷やしてしまい、内臓の働きが悪くなってしまいます。
内臓がうまく働かなくなると、代謝がダウンして痩せにくく太りやすい体になってしまう可能性があります。
だからと言って熱いお湯を飲むのではない理由は、冷たいものには体温を上昇させて基礎代謝をアップさせる効果が期待できるからです。
冷え性の人は体温を上昇させる機能が低いので白湯の方がおすすめですが、冷え性ではない体質の人なら常温のものを用意して飲むようにしてください。
1度に飲む量はコップ1杯(200ml)が適量です。
喉が渇いたら飲むようにしておけば、徐々にダイエットや美容効果が現れてくるはずですよ。
食事前は2杯飲む普段飲む量は1回あたりコップ1杯(200ml)ですが、食事前は食欲抑制のためにコップ2杯(400ml)飲んでみてください。
だいたい食事の15〜30分くらい前に飲んでおくと、お腹ペコペコ状態が解消されて自然と食べる量を減らすことができます。
食事前はものすごくお腹が空いてガツガツ食べてしまいたくなりますが、ここで一息ついてコップ2杯飲んでおくだけでニセの食欲が抑えられて余分なカロリー摂取を減らすことができます。
とにかく続けることお水ダイエットは短期間で激痩せする方法ではありません。
人によっては1週間で3kg以上痩せたなど大幅減量に成功しているケースもありますが、大幅に痩せている人は食事制限や、断食、運動など+αのダイエットをしているものです。
断食は究極のカロリーカット方法なのですぐに結果が出やすいですが、リバウンドのリスクも高いです。
時間をかけてでも、ゆっくり基礎代謝をアップしていく方がリバウンドのリスクは抑えられます。
とにかく長く続けることがポイントです。
そのためにも、ストレスなく飲めるように自分が気に入ったミネラルウォーターなどを用意しておくといいでしょう。
コーヒーやお茶、ジュースなどよりも美味しく感じられるようになれば、達人の域です。
お水ダイエットでココだけは気をつけよう!毎日自分が飲むべき量を飲んでいるのに、一向に痩せない、むしろ体重が増えてしまったという声もよく聞きます。
むくみは水分の停滞なので、脂肪が増えたわけではありません。
なので正確には「太った」わけではないのですが、体重が増えるのは本末転倒ですよね。
いったいなぜ体重が増えてしまうのでしょうか?飲みすぎ1番多いのが、一度に多くの水を飲みすぎているケースです。
一度に飲むと、尿を作る臓器である腎臓の働きが追いつかなくて、血液が薄まってパンパンになってしまうことがあります。
いわゆるむくみです。
腎臓は1分間に16mlしか尿を作ることができません。
これ以上早いペースでがぶ飲みしてしまうと、飲んだ分が出しきれずに体に溜まってしまいます。
滞った分は細胞の周りに滲み出てむくみとして現われたり、体を冷やして冷えの元になります。
その結果、痩せるどころか太りやすい体質にしてしまうことがあります。
食事中に飲んでいる食事前にコップ2杯(400ml)を飲むのは食欲抑制に役立ちますが、食事中の摂取は控えた方がいいです。
なぜなら、食事中に胃液が薄まると消化能力が下がって食べ物の消化がうまくいかなくなってしまうからです。
その結果、胃もたれや胸焼け、下痢や便秘など胃腸に関する不具合が出てしまうことがあります。
もし食事中にがぶ飲みしていて痩せないというのであれば、飲む量を減らしてみましょう。
一切飲んではいけないというわけではありませんが、せめてがぶ飲みはやめましょう。
冷え性の人は無理をしない体が冷えやすい人のことを、漢方では水滞(すいたい)と言います。
体のめぐりが悪く、血液やリンパ液の流れが滞りがちで、飲む量の割には出る量が少ないなどの特徴があります。
こういう人は、そもそもお水ダイエットで痩せることができない場合もあります。
そもそもの原因が体の冷えだとしたら、お水ダイエットで体を冷やしてしまうと逆にめぐりが悪くなって水分太りになってしまう可能性があるからです。
お水を飲むとずっとチャポチャポ鳴っている、飲むといつまでもむくんだ感じがする、など体の不具合を感じたら、無理せずに他の方法に切り替えてみてください。
例えば白湯ダイエットなら体を温めながらできます。
ダイエット方法は一つではありません。
自分が太ってしまった原因を解消してくれるかどうかを見極めて取り組むようにしましょう。
まとめお水ダイエットで痩せるには、こまめに常温の水を飲むのがコツです。
1日に飲む量は体重によって異なり、体重の4%が目安です。
注意点として、一度にがぶ飲みしてしまうと、胃腸の機能を低下させたり、むくみの原因になるので注意しましょう。
短期間で痩せるわけではありませんが、気長に続ければ代謝がアップしてリバウンドのリスクも抑えられるダイエット方法です。