61歳女性記者、時給1000円の肉体労働を3日間続けたら体重はどうなった?

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日々の体重の増減だけではなく、人生について思い悩む日々が増えているというオバ記者。

ある日、一念発起して向かった先は…。

連載117回目は、ダイエットがうまくいかない人、そして、人生に悩んでいる人にお送りする61歳オバ記者のバイト体験記です。

* * *“壁ドン”と言っても、「壁にドンとつきあたる」ほうの話。

停滞しているのは体重だけじゃなくて、まあ、長く生きているといろんなことがあるわけですよ。

「もう、どうしたもんかな~」と、幾夜も眠れない夜をすごして自分のバカさ加減をクヨクヨしたり、かと思えば不貞腐れたり、怒ったり。

こんなドツボにはまったとき、どうするか。

友達にある決意を伝えると、「あっ、また?」だって。

思えば私の“壁ドン”脱出法は、これひとつだったんだよね。

それは、日ごろとは違う動きをする、つまり“労働”すること。

で、どんなことをしたかというと、大きな会社の倉庫のラインに立って商品の仕分け。

派遣会社のネットの求人広告を見てメールを送ったら、その日のうちに「登録に来てください」。

その場で3日間の仕事を提案されたの。

「働く」ことの根本を思い知らされた仕分けの動きはこんな感じ(現場写真はNGだったため本人熱演によるイメージ、以下オバ記者写真は同)詳しいことは言えないことになってるんだけど、私たちが日ごろ手にしている商品も、見えないところでどれほど多くの人手が関わっているのか、思い知らされたわよ。

いや、正直言うと思い知らされたのはそんなキレイごとではなくて、「働く」ということの根本だね。

その時間は「私」を捨てて、「道具」になる。

当たり前といえば当たり前のことなのに、長年、体より口先を動かしてきたせいか、「道具」になりきれないんだよ。

「あんた、ちゃんと人の話、聞いてるの?」最初に職場のルールを説明されていたときのこと。

耳慣れない言葉が気になって「えっ、それはどういうことですか?」と聞いたら、ものすごくイヤな顔で吐き捨てられたの。

「はい、聞いてます」と答えたものの、その後も「聞いてない」と言われても仕方ないことの連続よ。

まず、渡されたICカードをどこでどう使うか、説明されたはずなのに、やり忘れる。

作業工程をひと通り説明されて、その瞬間は「ふむふむ」と納得しているのに、「では、やってください」と言われると頭、真っ白。

「だから教えましたよね」「あの~、こんなことをしろって、教わりました?」「これで3回目ですよね」疲れを癒してくれた「鶏もも肉」の自作料理こんな動きもあった仕分け作業30代と思しき管理者の女性から怒られるたびに、「すみません」と謝るものの、だんだん腹が立ってきてね。

「ええ、なんですかい? この倉庫は、1回聞いたことを、完璧にできる人だけが働けるんですかい」と、まさか口には出さないけど、お腹の中で啖呵を切っているわけよ。

物覚えの悪い自分にも腹が立つけど、「そういう言い方をしなくても!」とも思う分、「本当にすみません。

以後、気を付けます」と謝り方が大げさになってきたりして。

だけど、そんな“ひとり相撲”も、昼ご飯までだったね。

午前中に沸き起こったいろんなマイナス感情も、ランチを食べるとケロッ、とは言わないけど、誰かに、何かに、慰められたみたいな気分になった。

で、何を食べたかというと、倉庫は朝入ったら、夕方6時の終業まで外には出られない決まりなので、みそと日本酒に漬けた鶏のもも肉焼きと、食パン1枚。

サラダとドレッシング、ミックスナッツを持参。

ものすごく疲れたときのためアーモンドチョコも。

翌日は、おしょうゆ油と日本酒で漬けにした鶏もも肉のソテーで、あとは同じ。

ご飯ものにすると昼休みの後、眠くなって作業ミスが増えるんじゃないかと思ったわけ。

その効果かどうか、午後はミスはするもの、周囲が見渡せるようになり、2日目は体を動かしている間は「無心」になって、そうなるとミスってしないのね。

3日目は、ほぼ完ぺき。

管理者から注意をされることは一度もなく、黙々と1中、手足を動かしていたの。

もしかして修験者の心境ってこんな?なんて思ったりして。

愛用のウォーキングシューズが大活躍!3日間、朝9時から夕方6時まで、途中、午前と午後1回ずつ15分の休憩と、1時間の昼休みを挟んで、ずっと立ったままの作業。

3日目の夕方4時過ぎると、みんな「いてて」と言いながら、足を屈伸したり、アキレス腱を伸ばしたりしだしたの。

でも私は足は疲れてはいてもどこも痛くない。

思い当たるのは、1か月前から履いているこのウォーキングシューズ。

シルク製の5本指靴下を履いていたのもよかったのかな。

倉庫の中を歩き回りながら、ふと「靴の中、気持ちいい!」と思った瞬間が何度もあったの。

3日間の仕事を終えて体重計に乗ってみると…こうして約束通り、時給1000円、交通費支給の3日が終わった今、次はいつやろうかなと、スケジュール帳を見ているんだわ。

そうそう。

3日の労働の翌日の月曜日に断食をしたら2kg減。

1か月以上動かなかった体重がこんなに動くなんて! 10年以上、見たことがない体重計の数字に、何度も量りなおしちゃったわ。

オバ記者(野原広子)1957年生まれ、茨城県出身。

『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。

同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。

バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。

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