美肌や冷え解消、風邪予防にも!簡単にできる薬膳料理レシピ6品
薬膳料理は、便秘やむくみ、高血圧に肌荒れ、ちょっとした疲れなどの解消に期待大! そんな薬膳のおいしくて簡単なレシピを紹介。
教えてくれたのは、調理師、国際中医師、国際中医薬膳師の井澤由美子さん。
絶品の6品はこちら!「美肌クリーム参鶏湯」 腎の養生で若返りマイレージを貯め、老化を抑制白きくらげは美肌のカギを握る肺を潤す効果の高い白きくらげ。
のどを潤し風邪予防に、肌のカサつきを防いでシワやシミを撃退と冬にピッタリ。
韓国の美容食・参鶏湯を、家庭用にアレンジ。
貴婦人の美容食と言われる白きくらげをたっぷり加えて老化知らずの肌に。
《材料》(2~3人分)骨つき鶏肉…300g 白きくらげ…20g 山いも…10cm なつめ…2個《作り方》【1】鶏肉は塩麹大さじ2(分量外)をなじませておく。
白きくらげは30分ほど下茹でし、皮をむいてぶつ切りにした山いもと一緒にハンドミキサーにかける。
【2】別の鍋に鶏肉とかぶるくらいの水、酒少量(ともに分量外)を入れ沸騰したら、弱火で20分煮込む。
【3】【1】の白きくらげと山いも、お好みでなつめを加えてさらに10分ほど煮込む。
器に盛り、お好みでセリ(分量外)を添える。
「黒豆とえびのオイスターソース炒め」 えびの抗酸化パワーで若さと元気をキープ黒豆に含まれるアントシアニンという色素成分はポリフェノールの一種で、免疫力アップや老化防止、視力低下を抑える働きも。
えびの成分に含まれるアスタキサンチンが老化の元である活性酸素を撃退。
黒豆との相乗効果で年齢が出やすい肌も老化知らずに。
《材料》(2人分)むきえび…12尾 黒豆(加熱してあるもの)…大さじ3 小松菜…3株(5cm長さに切る) ごま油…小さじ2 酒…小さじ2 黒ごま…大さじ1 粗塩…少量 しょうが…1/2片 オイスターソース…小さじ1~2 しょうゆ…小さじ1《作り方》【1】えびは酒、黒ごま、粗塩をふりなじませておく。
【2】フライパンにごま油をなじませ、細切りにしたしょうがを入れ、香りが出たら小松菜、黒豆、【1】を加えて炒め、調味料を加えてなじませる。
「黒ごまと小豆のお汁粉」 黒ごまと小豆の優しい甘みに癒される黒ごまは黒豆同様、腎を補い老化を予防する黒ごま。
白髪予防や骨を強くする効果が期待でき、めまいや耳鳴りなどにも。
黒ごまの風味を楽しめる、上品な甘みが特徴のお汁粉。
腎を補う黒ごまと食物繊維やビタミンたっぷりの小豆が美肌をサポート。
《材料》(2人分)黒ごま(ペースト)…大さじ3~5 煮小豆…大さじ3 水…1と1/2カップ《作り方》【1】小鍋に水と黒ごま、小豆を入れて温める。
【2】器に盛り、さらに好みの量の小豆、あればクコの実(ともに分量外)を加えていただく。
「春菊と菊花のくるみ酢和え」 気を鎮めて高血圧を予防食卓を彩る副菜おかずくるみに含まれるオメガ3脂肪酸が血液をサラサラにし、カリウムが塩分を排出。
高血圧を予防する。
血流を整え、むくみや腰痛を解消する働きもうれしい。
ストレスや疲労による気の高ぶりは高血圧の引き金。
気の巡りを良くする春菊と菊花で、上昇を予防。
血流を整えるくるみも一緒に。
《材料》(2人分)春菊…1束 菊花…2個 白ごま・くるみ…各適量 酢…小さじ2 めんつゆ(3倍濃縮)…小さじ1~2 オリーブオイル…大さじ1 しょうゆ…少量《作り方》【1】フライパンにごまとくるみを入れ弱火で乾煎りする。
すり鉢に入れて、酢、めんつゆ、オリーブオイルを加えてすりおろす。
【2】鍋に湯を沸かし、塩(分量外)を加え春菊を茹で、ザルに上げる。
同じ湯に酢少々(分量外)を加えて菊花をさっと茹で、春菊と菊花を冷水に落としてザルに上げ、水気を絞る。
【3】【2】にしょうゆを回しかけ、春菊を食べやすく切ってさらに絞る。
【4】【1】と和え、器に盛る。
「シナモンと柑橘とはちみつの葛よせ」 葛のとろみがクセになる保温・血流促進デザートシナモンは胃腸の冷えをとって働きを活発にし、体の奥からじんわりと温めてくれる。
手足の冷えや腰痛を改善し、香りにはリラックス効果も。
冷たいものの摂りすぎは冷えやむくみの原因に。
体を温め血流を良くするシナモンと、殺菌作用が高いはちみつの健康甘味。
《材料》(2人分)葛粉…小さじ2~3 はちみつ…大さじ2 シナモン…1/2本 水…1と3/4カップ 柚子・きんかん・レモン果汁…各適宜《作り方》【1】小鍋に水とシナモンを入れて沸かす。
葛粉に水大さじ2(分量外)を混ぜて水溶き葛粉を作り、混ぜながら鍋に加えてとろみをつける。
【2】鍋の火を止めて器によそい、はちみつと果汁を搾って混ぜる。
お好みで、食べるときにはちみつをかける。
「ハブ茶」 香ばしくて飲みやすい!毎日飲んで高血圧を予防ケツメイシとはエビス草という植物の種子のこと。
高血圧予防のほか、眼精疲労や目の疲れからくる頭痛、便秘にも効果が。
ハブ茶には、体の余分な熱を取り除き血圧を下げる効果が。
無農薬玉ねぎの皮を加えるとさらに効果がアップ!《材料》(2人分)ケツメイシの種子…適量 そばの実…適量 水…1と3/4カップ《作り方》【1】ケツメイシの種子、そばの実は弱火で乾煎りする。
【2】小鍋に水を入れて沸かし、【1】を入れて煮だす。
撮影/菅井淳子※女性セブン2018年12月20日号●薬膳料理はスーパーにある食材で簡単に!美容薬膳家・熊澤枝里子さんのむくみ改善レシピ●アンチエイジング効果も期待できるゴルゴンゾーラレシピ2品●医師が教える「老けない食事術」!抗酸化力の高い食材を使ったレシピ5品●冷え、風邪、便秘、ダイエットに!お茶のパワーを15の種類別に解説●薬膳達人が伝授!ダイエット&便秘解消に効くみそ汁レシピ