62歳オバ記者、ビリー隊長からお腹周りエクササイズ教わり「グッジョブ!」

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『ビリーズブートキャンプ』の考案者・ビリー隊長からエクササイズを教えてもらうことになったオバ記者。

ビリー隊長と直接会ってみて、気になったのは2つ。

1つはどうやったらお腹周りを引き締めることができるのか?ということ。

もう1つは下世話な話だけど…あのDVDでどれだけ儲かったのか?ということだった。

ビリーの“授業”はこれが最終回。

* * *ビリー隊長、ブームでどれだけ儲かったんですか?ビリー隊長が来日したときのイベント。

多くの”入隊者”が集まった(2007年)ところで『ビリーズブートキャンプ』だけど、当時は52歳の私も手を出したくらいの大ブーム。

私の内なる野次馬が、「なんぼ、儲かりはったのん?」(なぜか関西弁)と聞け、ほら、いま聞けと、けしかけるんだわ。

目の前のビリー隊長はエクササイズしていないときはとっても感じがよくて(エクササイズのときは厳しい!)、何を聞いても答えてくれそう。

「で、『ビリーズブートキャンプ』がいちばん売れたのはどこだったんですか? やはり日本?」と軽いジャブ。

すると、「アメリカです。

『タイボー』というタイトルで、映画の『タイタニック』のDVDよりも売れた」だって。

日本での大ヒットは本人は予想外だったようで、沖縄にいたときに、「みんなあなたのことを知っているよ」と言われて、実際そうだったんでビックリしたんだって。

で、おそるおそる「どれだけ、儲かったんですか?」と聞いてみると…。

「ぼくがもらったのは一部さ。

ぜんぜんだよ。

DVDの販売会社やプロデューサーだっているからね」とのこと。

どうやら、ガッポリ儲かってアメリカンドリーム!というわけではないみたい。

「日本人はエクササイズ、続かなかったね(苦笑)」ビリー隊長にとって日本は憧れの武道の国。

「国民は礼儀正しく、全員が剣道や柔道、空手をしていると思っていたんだ。

極真空手の大山倍達さんが憧れの人で、スペインでテコンドーの世界大会があったとき、大山さんが審判。

本当にうれしかった」と、目をキラキラさせて語る。

「だけど…」ビリー隊長の目が悲しそうに曇る。

「日本人、頑張らない。

目を見ると心から”教えてほしい”と思っているのがよくわかったけど、続かない」って、あわわ、それって私のこと?お腹周りのぜい肉に効くエクササイズにチャレンジ!そう言われると聞きにくいんだけど、最大の私の悩みのタネ、お腹周りのぜい肉に効くエクササイズを教えて。

この“輪っか”がある限り、スラックスをカッコよくはきこなすのは絶対に無理なんで。

「椅子の背もたれにつかまって立って、足を後ろに振り上げるんだけど、そのときになるべく内側に向かって、ハイッ、右、左、右、左」足の角度で、楽にも大変にもなる。

ってことは、楽の方は効いてないってこと。

「右、左、ワンモア、右、左‼」。

内太ももに効果的なエクササイズは合掌のポーズで最後は、内太もものエクササイズをプリーズ。

最近、ここのたるみがひどくって、見るも無残なのよね。

ビリー隊長のように64歳にしてピチパツの太ももになるのは手遅れだとしても、少しでも引き締まったらうれしいわ。

「浅く腰かけて、合掌。

足は肩幅ぐらいに開いて、お腹に力を入れながらゆっくり立ち上がる。

ワン、ツー、スリー、フォー。

グーッド‼」「続いて足を大きく広げて座り、そのまま、内太ももに力を集めるようにして立ち上がり、ワン、ツー、スリー、フォー。

グッジョブ‼」「手の平を前に向け、両手を大きく横に広げ、足も思い切り広げてつま先立ち。

背筋を伸ばして、手の平を後ろに向ける。

つま先を戻す。

ハイ、手の平、前、後ろ、前、後ろ、ナイスっ‼」ニコリともしないビリー隊長から、この一言を言われたいがために頑張っちゃっている私。

きっと私のような人間が、世界中にいるのね。

現在は世界105か国を回りエクササイズを教える日々「ブルガリアなど、105か国を出張で回っている。

兵士のトレーニングとかイベントでのトレーニングとかインストラクターの試験。

アメリカではカリフォルニア大学、ロサンゼルス校では体育の授業も持っている。

そして今度は日本の高校でオンライン授業。

”ブートキャンプ”がブレイクしたころより忙しいね」何度も言うけど、64歳にしてこの体はないよ。

同世代の“出腹”を見慣れている目には新鮮なんてもんしゃない。

さらに思慮深くて、かわいくて、厳しくてやさしい。

そしてリッチマンときたら、最強じゃないですか。

私、ビリー隊長に恋しちゃった…? 通訳をしてくれた奥さまのブランクス・知子さんとビリー隊長のツーショット写真を撮らせてもらおうとお願いしたら、急にむかむかとしてきちゃって、グイと割り込んでしまいました。

どう? グッジョブ?「BILLY’SNETCAMP(ビリーズネットキャンプ)」とは?学校法人角川ドワンゴ学園「N高等学校」が提供する多様な選択授業「AdvancedProgram」の一環として、平成に大ヒットしたエクササイズDVD『ビリーズブートキャンプ』の考案者ビリー・ブランクス氏が指導するオンライン授業。

授業の内容は一部、Instagram(https://www.instagram.com/nhigh_billysnetcamp/)、Twitter(https://twitter.com/NhighB)で公開中。

今回オバ記者が体験したのはこのプログラムで紹介されているエクササイズの一部。

オバ記者(野原広子)1957年生まれ、茨城県出身。

『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。

同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。

バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。

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