猛暑時の救世主とは?最強“夏バテ”レスキューメニュー「酸辣湯」【市橋有里の美レシピ】

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8月にはいってからというもの、昼夜を問わず厳しい暑さに見舞われている日本列島。

連日のあまりの暑さに、夏バテ気味のかたも増えているのでは?そこで、「マラソン界のシンデレラ」と呼ばれた最強美人ランナー市橋有里(いちはし・あり)さんに、夏バテによる食欲不振や倦怠感をはね飛ばし、たっぷり栄養を補給できるレスキューメニューを直撃!梅雨明けしたばかりだというのに、もはや秋が恋しいライターFが徹底レポートします。

冷房や冷たいもので冷えた体にも◎夏こそ食べたい「酸辣湯」――最近、暑過ぎて冷たいものばかりとっていたんですけど、本当はこういう食事を欲していたのかも。

有里:今年は長い梅雨が明けた途端に厳しい暑さが続いたので、急な暑さに耐えきれず、冷房や冷たいものを求めるあまり、屋内外の気温差で自律神経が乱れたり、冷たいもののとりすぎで胃腸のコンディションを崩してしまったり、というかたも多いと思います。

――私もまさにそんな感じです。

これといった症状はないものの、なんとなく不調というか…。

有里:そんなときこそ、温かいスープがおすすめ。

お酢をたっぷりと使った酸辣湯(サンラータン)なら、夏でも食べやすいですし、疲労回復や腸内環境の改善など、夏バテ気味の体にやさしく働きかけてくれますよ。

――こう暑いと、どうしても冷たいものに目が向きがちですけど、少し弱った体にはこういう温かいスープがしみわたりますよね。

有里:胃腸の冷えは万病のもとですからね。

真夏でも冷たいもののとりすぎには注意して、冷えてしまったなと感じたら、意識して温めることが大切です。

――なるほど、気をつけます!有里:それに、具だくさんのスープならバランスよく栄養も摂れて一石二鳥! 今回の酸辣湯にも、夏野菜やきのこなど、栄養豊富な食材がたくさんはいっていますよ。

――これを食べたら元気が出そう。

楽しみです!《材料》(2人分)しめじ…1パック(他のきのこでもOK) なす…1本 パプリカ…1/4個 卵…1個 鶏がらスープの素…大さじ2 ごま油、酢…適量 こしょう…少々《作り方》【1】なすは皮をむき、食べやすい大きさに。

きのこ、パプリカも同様に切っておく。

【2】鍋に水600ccを入れ、【1】を加えて煮る。

途中、アクが出てきたらその都度、丁寧に取る。

【3】野菜類がしんなりしてきたら、鶏がらスープの素を加え、溶き卵を回し入れる。

ごま油、酢、こしょうで味を調え、器に盛り付ける。

メリットがたくさん!お酢は猛暑の救世主!写真/アフロ――お酢が夏バテに効くのは、さっぱりして食べやすいからですか?有里:もちろん、さっぱりした酸味が食欲を増進させてくれるも理由の1つ。

でも、お酢には他にも夏バテ解消や体にうれしい効果がたくさんあります。

――そういえば、クエン酸が疲労回復に効くというのは、聞いたことがあります!有里:その通り。

お酢に含まれるクエン酸は、筋肉細胞のダメージ回復や血行促進に役立つと言われています。

さらに、唾液の分泌量を増やすことで消化吸収を助ける効果、腸内の悪玉菌を減らす抗菌作用なども注目されています。

――そんなメリットもあるなんて、すごい!有里:お酢のパワーは本当にすごくて、私も現役の頃、中国に合宿に行ったとき、現地の選手が何にでも酢をかけているのを見て衝撃を受け、強さの秘訣は酢にあるのか!?と思ったほど(笑い)。

それから餃子は酢だけで食べて、炒め物や麺類、酢豚にも酢をかけていました。

写真/アフロ――中国人選手の強さの秘訣! でもそれだけいろいろなメリットがあるなら、お酢が強さの一因であってもおかしくないですよね。

有里:そうですね。

他にもお酢には、便秘改善、高血圧抑制、がん抑制などの効果もあるとい言われていて、夏バテ防止に限らず健康に作用するので、毎日少しずつお酢をとるのは、体のためにとてもいいことだと思います。

――最近は飲むお酢なども充実していますしね。

有里:はい。

調味料としてお料理に使う以外にも、ビネガーソーダやドレッシングにしたり、ピクルスを漬けたり、いろいろな楽しみ方がありますね。

――食欲がないときは、冷たいものや適当なものに手を伸ばす前に、お酢レシピを検索してみるとよさそうですね。

有里:すばらしい心がけだと思います!きのこは栄養の宝庫!菌活で免疫力アップ――きのこといえば、ヘルシー食材の代名詞ですね。

有里:そうですね。

低カロリーなのに食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、ビタミンB群、カリウムなど、夏バテに効果的な栄養もたくさん含まれています。

――夏バテにも効果的とは!有里:きのこもお酢同様、さまざまな面から健康に作用するので、直接的に夏バテに効く栄養が含まれているというだけでなく、ベースの健康を促進することで夏バテ防止につながるという側面もあります。

――なるほど。

菌活なんて言葉もよく見聞きしますしね。

有里:そう。

きのこには腸内環境を整えたり、免疫力を高めたりする効果も期待できるので、積極的に摂取して菌活に励むのも、健康習慣の1つと言えると思います。

――今回は、しめじを使っていますけど、他のきのこにも同じような栄養が含まれているのでしょうか?写真/アフロ有里:そうですね。

もちろん種類によって多少の差はありますが、エリンギ、ブナピー、マイタケなど、よく知られているきのこは、どれも食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含んでいます。

――栄養たっぷりのきのこと夏野菜、それにお酢を使った温かい酸辣湯は、最強の夏バテレスキューメニューですね!有里:はい。

近年の夏は、体温に匹敵するか、それ以上の暑さが続き、体にこたえるのは当然です。

大切なのは、暑さによるダメージからの回復力と暑さに負けない力を備えること。

――酷暑に対応できる体作りが大切ですね。

有里さん、今回もステキなレシピをありがとうございます!有里:こちらこそ。

夏バテに限らず、体にうれしい栄養や要素を集結させた酸辣湯は、猛暑に負けない必勝メニューとして“アリ”だと思います!* * *連日の厳しい暑さに負けないためには、日頃のケアや食生活が重要。

お酢や栄養価の高いきのこなど、健康増進に役立つものを意識的に摂取して、健康の底力を上げ、まだまだ続く暑さに負けることなく、夏を楽しみたいですね。

レシピ考案:市橋有里いちはし・あり。

1977年11月22日、徳島県生まれ。

アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。

1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。

2000年、シドニーオリンピック日本代表。

「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをしたり、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。

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