お酒を飲みながら運動してもいいの?運動嫌いの飲んべえでも楽しい「ビールピラティス」【体験レポ】
ようやく秋!と思いきや、残暑が厳しいこの季節は、めんどうな運動なんかよりビールに夢中になるもの(私だけ?)。
ビールがぐいぐい進む暑さを言い訳に、体も心もたるみまくっているライターF。
体を引き締めたいのに目の前の誘惑には勝てないのだ。
そんな中、「ビールを飲みつつピラティスができるイベントがある」という噂をキャッチ。
こんなにもおいしい話があるのか…? そう疑問を抱きつつも、ことの真相を確かめるべく、「zenplacepilates(ゼンプレイスピラティス)」の麻布十番スタジオへ向かった。
いざビールが飲めるピラティススタジオへ今回体験するのは、8月24日(土)、25日(日)に行われた「麻布十番納涼まつり」に合わせたイベントレッスンとして開催されたビールピラティス。
なんでも、2015年頃にドイツのヨガインストラクターが始めた、ビールヨガをもとに企画したオリジナルのイベントだとか。
とはいえ、お酒と運動を組み合わせるなんて、酒好きのライターFにとっては万々歳ではあるけれど、どんな効能があるのだろうか。
そんな記者らしい質問はさておき、ライターFはビールにつられてすぐさまスタジオにイン!すると、インストラクターのChiekoさんが、ハイネケンとコロナを配ってくれるではないか…! その瓶を手にしたライターFは、取材そっちのけで大喜び。
30℃を超えたこの日、すぐにでも飲み始めてしまいそうだ。
…これ、大丈夫か?ビールを飲めて体も伸ばせて最高?早くビールを飲みたい気持ちを抑えていると、早速レッスンがスタート。
ビール瓶をそれぞれヨガマット左右の上方に置き、安楽座をかいてストレッチ。
呼吸を意識しながら上体を斜め方向に曲げていき、起き上がると同時に片方のビール瓶を持つ。
そして一口ゴクリと味わうと、「うまっ」とつい心の声がポロリ。
続けて、体の左右にビール瓶をスタンバイ。
瓶を押し付けるように上体をひねっていく。
すると体が硬いことに定評がある(?)ライターFでも、瓶があることで無理なく体を曲げられるではないか。
さらに片方の瓶を床に押し付け、もう片方の手で瓶を持ち天井に向けて持ち上げていくと、脇腹と肋骨が伸びて気持ちいい! こ、これはビールも飲めるわ、上手にストレッチができるわで一石二鳥!ご褒美ビールのために、腹筋もなんのそのビールを飲めることにテンションが上がりまくっているライターF。
今日はいつもに増して、気分上々だ。
きっと次の動きも余裕だなぁなんて内心思っていたら、瓶を持って両腕を伸ばし、上体を後方に倒していく動きをすることに。
「自分の腹筋で支えて、体が倒れない位置まで頑張りましょう」とChiekoさんが言う通り、上体を倒していくと腹筋がプルプルプル…。
運動不足のライターFはもう限界! これを何回か繰り返し、体が悲鳴を上げたところで「交互にビールを飲みましょう」とChiekoさん。
おお、これは極上のご褒美! これがあるならもう少し頑張れそう。
そして仰向けになってお尻やもも裏を伸ばす動きが終わると、ももにビール瓶を挟み、頭を持ち上げていく。
このビール瓶めがけて上体を起こしていくという腹筋運動の始まりだ。
10回ほど繰り返した後、ビール瓶を両手で持って上体を左右斜め前にひねっていく。
これが地味につらくて、顔が少し歪んでしまう。
だけど手には大好きなビールだ、負けるなライターF!無事にこの動きが終わると、ビール瓶を足先に挟んで上体を起こすという腹筋運動が再び。
「腹筋をしっかり使って上体が起こせたら、ビールを一口飲んでいいですよ」とChiekoさん。
この言葉にやる気が出たライターF。
もちろんビールのために腹筋運動を繰り返すのだった。
もう限界か?さらに腹筋は続く…ここまでに、何口かビールを飲んだライターF。
苦手な運動だけど、開放的な気分になって清々しい気持ちだ。
仰向けになり、足を持ち上げて90度に。
この状態で左右に倒す動きをしたら、片方の手で瓶を上に掲げて、さらに足を左右に倒す。
腹筋はもとより、瓶を持ち上げる腕もけっこうしんどい。
日頃の運動不足がここにきて響いているのであった。
自らのたるんだ腹筋を恨みつつ、レッスンは続いていく。
瓶を左右の腰あたりにセットし、足を上げて上体を起こし、瓶をつかんだらその瓶をもっと前方に移動させる。
上体を起こすごとにどんどん前方へ瓶が移動していくので、続けるごとに腹筋に効いていくのがわかる。
しんどさにギブアップしたくなるけれど、この動きが終わると“一口ビールを飲んでOK”というお達しがあったから、ついつい頑張れてしまうのだ。
ビール瓶が運動のガイド役に怒涛の腹筋運動が終わると、背中や足を伸ばす動作も。
ビール瓶をマットの上方に起き、うつ伏せで瓶をつかんで背中をそらしていく。
またしても瓶が動きのガイド役になってくれるから、無理なく背中を伸ばすことができる。
続いて片方のビール瓶をつかんで、反対の足と一緒に上げ下げする動き。
10セットくらい行うと、瓶の重みもあって腕にも負荷が! 他の人よりもビールの減りが早くてよかった、と内心思うライターFなのであった。
最後は、ビール瓶を両手に持って立ち、お尻を後方に下ろしていくスクワット的な運動で締めくくり。
この間もビールをちょこちょこ飲めるから、つらい気持ちも和らぎ、最後までレッスンについていくことができた。
ビールのおかげで楽しくレッスンを終えることができた今回のイベント。
ビールを使ったピラティスにどのような効果があるのか、Chiekoさんに聞いてみた。
「ビールはピラティスと同じように、血流もよくなるし、気分も高揚させてくれる効果があります。
今回はそれを2つ同時に行うことで、相乗効果を得られる可能性があるし、より楽しくレッスンができます。
それにビール瓶を手に持つことで、集中力が高まり、手先まで意識したしなやかな動きができるようになりますね」普通のピラティスとは一味も二味も違った運動。
今回のビールピラティスのように大好きなご褒美をきっかけに、苦手な運動を好きになるかもしれない。
【データ】「zenplacepilatesbybasipilates 麻布十番スタジオ」住所 :東京都港区麻布十番1-7-1 MGB麻布十番3F電話番号:03-6721-1165会費 :[月4会員]1万692円(税込)、[月6会員]1万4688円(税込)、[フリー会員]1万6632円(税込)アクセス:大江戸線南北線麻布十番7番出口より徒歩1分https://www.basipilates.jp撮影/小山志麻 取材・文/船橋麻貴●【ライザップ式お酒の飲み方】ダイエット中は赤ワインにチーズが正解!●【やせおか】痩せる極意2 糖質の低いアルコールとおつまみを選ぶ●お酒は太る?美容によくて太りにくいお酒は赤ワインがおすすめ、その選び方を解説●【太らない外食】居酒屋、焼肉、寿司で選ぶべきメニューが丸わかり!●ピラティスの効果は?ヒップ、お腹、脚などを刺激するマシンピラティスに挑戦!【体験レポ】