旬食材でコロナ太り解消!デトックスにも最適な「お豆腐とたけのこのキッシュ」【市橋有里の美レシピ】
新型コロナウイルスの感染拡大防止のための長引く自粛生活、そして自宅で過ごすゴールデンウィークを経て、体重の増加や体型の変化が気になっている人は少なくないはず。
近頃は気温がぐっと上がる日も増えて、薄着の季節もすぐそこまで来ているというのに、このまま自粛太りに甘んじてはいられない!ということで、「マラソン界のシンデレラ」と呼ばれた最強美人ランナー市橋有里(いちはし・あり)さんに、旬の食材を使った、ダイエットとデトックスに効果的なヘルシーレシピを直撃!何としても自粛太りに歯止めをかけたいライターFが徹底レポートします!旬のたけのこと豆腐で作る、お手軽ヘルシーキッシュ――たけのこがおいしい季節ですね!有里:はい。
土佐煮や炊き込みご飯にしてもおいしいですけど、今回はちょっとおしゃれに、たけのこのキッシュをご紹介したいと思います。
――おいしそう! でも、キッシュって卵や生クリームをたっぷり使うから高カロリーですよね? 最近、自粛太りが深刻でダイエット中なのですが…。
有里:大丈夫! 今回ご紹介するキッシュは、パイ生地やタルト生地、それに生クリームも使いません。
脂質やカロリーをぐっと抑えているので、ダイエット中でも罪悪感なく食べられますよ!――それはうれしい! 楽しみです!《材料》(2人分)たけのこ…1/4本 豆腐…1/2丁 ズッキーニ…1/3本 ベーコン…2枚 卵…2個 牛乳…100cc とろけるチーズ…50g 塩こしょう…適量《作り方》【1】たけのこ、ベーコンは一口大に切り、ズッキーニは薄くスライスしておく。
【2】フライパンに油をしいて熱し、たけのこ、ベーコンをさっと炒め、塩こしょうで下味をつけて粗熱をとっておく。
【3】ボウルに卵、牛乳を入れてよく混ぜ、とろけるチーズも加えて塩こしょうを少々し、【2】と合わせる。
【4】オーブンを200℃に予熱する。
耐熱容器に8等分くらいに手でちぎった豆腐と【3】を入れてズッキーニをのせ、200℃のオーブンで30~40分ほど焼き色がつくまで焼く。
余分な水分や老廃物をすっきり!旬のたけのこでデトックス――春野菜はデトックスを促してくれるそうですね。
有里:はい。
新陳代謝が活発になる春は、冬場に溜めこんだ老廃物を排出するのに適した時期なのですが、今年は思うように体を動かせないことも多いと思いますので、特にデトックス成分を豊富に含む春野菜を上手に取り入れていきたいですね。
――そうですね。
春野菜のたけのこにもデトックス成分が含まれているのでしょうか?有里:もちろん! たけのこには、体内の余分な水分やむくみの原因となるナトリウムを排出する作用のあるカリウムと、腸内の老廃物を吸着して排出する効果のある食物繊維が豊富に含まれています。
たけのこに含まれるカリウムは、茹でても減りにくいという特徴があるのもポイント。
――調理してもデトックス成分が失われないと思うと、安心できますね。
有里:そうですね。
ちなみに春野菜ではないですが、ズッキーニもカリウムと食物繊維を豊富に含むデトックス食材なんですよ。
――ズッキーニにもデトックス効果が?有里:そう。
腸内の老廃物を排出することは、便秘解消だけでなく、腸内環境を整えて体内の栄養吸収率を高めることにもつながり、美肌効果も期待できます。
――なるほど! おいしく食べてキレイになれるって、最高ですね!「キッシュ=ハイカロリー」を覆すヒントは豆腐にアリ!――ダイエット中でも罪悪感なくキッシュを食べられるって、とてもうれしいです。
有里:そうですよね。
私もキッシュは好きなのですが、やはりカロリーが気になるので、現役の頃からよくこのヘルシーキッシュを作っていました。
カロリー控えめなだけでなく、卵、豆腐、牛乳とたんぱく質たっぷりなので、ダイエット中やウェイトをコントロールしたいときに最適なレシピです。
――パイ生地やタルト生地を使わなくても、食べ応えもありますね。
有里:お豆腐と野菜をたくさん使っているので、満足感を得やすいと思います。
味がボケないように、生地とたけのこにしっかり塩こしょうをしておくのもポイントですよ。
――満足感はあるけど、重くなくてちょうどいいバランスですね。
有里:もう少しコクがほしいというときはチーズの量を増やしてもいいですし、逆にチーズのカロリーが気になるときには、代わりに固形コンソメ1個を入れるレシピもおすすめです。
――いろいろ応用が効くのですね!有里:はい。
今は何といっても旬のたけのこがおすすめですが、季節によって具材を変えながら年中楽しめるレシピです。
パイ生地などを使わない分、ヘルシーなだけでなく作るのも手軽なので、マイ定番に加えてもらえたらうれしいですね。
――確かに、このレシピなら簡単にキッシュが作れますね。
有里:そうでしょう? 今回は15cmのタルト型を使い、くっつき防止にクッキングシートを敷いて焼きましたが、グラタン皿を使えば、クッキングシートなしでも作れます。
ひとりでパパッと作って食べたいとき、おもてなし料理にしたいときなどで使い分けてもいいかもしれませんね。
――なるほど! 罪悪感なしのヘルシーメニューとしても、ちょっとおしゃれな家庭料理としても、とても参考になります! これでダイエットのモチベーションも上がりそう。
有里さん、今回もステキなレシピをありがとうございました!有里:こちらこそ! ダイエットにはストレスや栄養バランスの偏りなど、危険な落とし穴があります。
不足しがちなたんぱく質をしっかり補えてデトックスを促してくれて、旬を味わえるこのキッシュは、たけのこごはんや土佐煮と並ぶ、たけのこの鉄板メニューとして“アリ”だと思います!* * *今が旬のたけのこは、むくみ解消に効くミネラルの一種であるカリウムと食物繊維を豊富に含むデトックス食材。
お豆腐を使うことでカロリーと脂質を抑え、たんぱく質をたっぷり含んだヘルシーキッシュなら、ダイエット中でも安心して楽しめます。
自粛太り対策、薄着の季節に向けた体型のコントロールに役立ててみてはいかがでしょうか。
レシピ考案:市橋有里いちはし・あり。
1977年11月22日、徳島県生まれ。
アスリートフードマイスター・料理研究家・ランニングアドバイザー。
1999年、世界選手権セビリア大会銀メダル獲得。
2000年、シドニーオリンピック日本代表。
「マラソン界のシンデレラ」とも呼ばれ、現在はランニングアドバイザーとして女性誌でランニングモデルをするほか、料理イベントをするなど、活躍の場を広げている。
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