身は左から!魚のキレイな食べ方マナー|丸ごと一尾、切り身、干ものにわけて解説
魚を食べる際に難しいのは、何といっても骨の扱い。
でも、コツを覚えればきれいに食べられます。
丸ごと一尾、切り身、干ものの食べ方を克服すれば、一目置かれること間違いなし!いまさら聞けない魚を上手に食べる方法、教えます!(写真/GettyImages)【目次】身はひっくり返さないのがマナー尾頭付き魚の食べ方干ものの食べ方切り身魚の食べ方身はひっくり返さないのがマナー「魚の身は左側から食べるのが基本です。
尾頭付きは腹側の身の味が濃いため、淡泊な背側から食べ始めて交互に食べるとおいしく味わえます。
切り身や干ものは、骨が少ない腹側から箸をつけると食べやすいですね」と、マナーアドバイザーの松本繁美さん。
◆皮は味付けされているので身と一緒に食べる尾ひれや背びれは最初に外すとよく、皮は味付けされていることが多いため、身と一緒に食べたい。
「下身を食べるときは、切り身や干ものも例外なく裏返さないのがマナー。
中骨や小骨が取りづらいときは、左手で皿を支えて安定させると取りやすくなります。
尾頭付きなら左手で頭を押さえてもOK」(松本さん)食べない皮や骨はその都度皿の左奥に寄せると、皿を終始きれいに保つことができる。
いまさら聞けない魚の食べ方マナーを、詳しく教えてもらった。
尾頭付き魚の食べ方背側と腹側を交互に食べ、皮や骨は皿の左奥へまとめる。
【1】上身を背側から食べ始める外せるひれは箸で外して皿の奥に寄せ、上身を食べる。
中骨に沿って箸で切れ目を入れたら、背側の頭に近い部分から食べ始め、尾に向かって背側と腹側を交互に食べ進める。
【2】頭を押さえて中骨を外す上身を食べ終えたら、左手で(懐紙があれば添えて)頭を押さえ、中骨を尾側から持ち上げる。
できれば頭も一緒に取り、中骨とともに皿の奥に寄せる。
【3】下身を背側から食べる下身も上身と同様、背側の頭に近い部分から腹側と交互に尾に向かって食べる。
【4】皮や骨を皿の左奥に寄せる食べ終わったら、残った皮や骨を皿の左奥にまとめる。
外食の場合は、懐紙を皮や骨の上に被せて目隠しをすると上品。
干ものの食べ方手前から食べ始め、小骨はこまめに取り除く。
手前から食べ始める手前の身の頭側から、尾に向かって食べ進める。
はらわた部分には小骨が密集しているため、できるだけ取ってから食べる。
小骨が口に入ってしまった場合はさりげなく箸で取り除いて。
中骨を外して残りを食べる中骨は頭の付け根で折り、尾とともに身からはがす。
残りの身を食べたら、残った皮や骨を皿の左奥にまとめる。
切り身魚の食べ方骨が少ない左側から食べ、大きな骨は見えてから取る。
左手前から食べ始める魚の種類や部位によるが、比較的骨が少なく、身がふっくらしている手前の左側から食べ始めると食べやすい。
骨は食べ進めながら外す大きく頑丈な骨は最初に無理やり外そうとせず、身を食べ進め、骨全体が見えてから外す。
骨にもおいしい身が付いているため、箸で骨から外して食べるとよい。
教えてくれた人:松本繁美さんマナーアドバイザー、エル・ステーションLTD.代表。
研修や客員講師、メディアの監修で活躍。
イラスト/細川夏子※女性セブン2020年12月10日号https://josei7.com/●コーヒーや紅茶を飲む際のマナー|ミルクや角砂糖はスプーンにのせてから入れるのが◎●冷え性や風邪の予防に効果的な魚とは?体を整える「ホットサラダ」【市橋有里の美レシピ】●ビタミンD あんこうの肝などに含まれ、摂取は魚の缶詰が◎