冬の部屋の乾燥対策には霧吹き、部屋干し、観葉植物のコンボが有効
冬の乾燥の主な原因は空気中の水蒸気量低下によるもの。
一般的に肌に良いとされる湿度は60~65%で、60%以下になると肌の乾燥が加速し、顔はもちろん、体、髪などにかゆみやかぶれ、小ジワ、パサつきなど、さまざまなトラブルを引き起こす。
平均湿度が60%以下になる冬は、まず湿度を保つよう部屋環境を整え、日々のスキンケア、入浴法などでしっかり保湿する必要がある。
湿度を保つ部屋の環境作りをとくに肌保湿ケアのキーワードとなるのが肌の必須成分“セラミド”。
花王キュレル事業部の久保久子さんはこう語る。
「セラミドはもともと人の肌にある成分で、角質を柔らかくし、肌の潤いを保ち、乾燥や汗、紫外線などの外部刺激から肌を守るバリア機能の要となる、優れた保湿成分です。
セラミドが不足し、肌のバリア機能が低下すると、外部刺激を受けやすくなり、肌荒れ・カサつきなどを起こしやすくなるため、セラミドを守って補うスキンケアで、意識して肌の潤いを保つことが大切です」あなたの肌は大丈夫? 以下のチェック項目が多いほど乾燥性敏感肌の可能性が!【乾燥性敏感肌チェックリスト】□肌荒れやカサつきトラブルを繰り返す□昨日まではなんともなかった化粧水が、今日はしみる□ほお、目元、口元がガサガサ。
皮むけすることもある□髪が肌に触れるだけで気になる□服がこすれて、腰や脇がチクチクする□衣類の素材に気を使う□汗をかいたあと、肌がかゆい。
またはピリピリする□背中がかゆくて眠れない□頭皮のフケ・かゆみが気になる□頭皮をつい、かきむしってしまう(提供/キュレル)それでは早速、乾燥しがちな冬の部屋をしっとり潤う部屋にチェンジを!Point1:空中やカーテンに霧吹きをカーテンを少し湿らす程度にシュッ。
顔・体には、エアゾール缶スプレーの化粧水を空気中で浴びて。
Point2:洗濯物を部屋干しする洗濯物の水分が蒸発して、部屋の湿度がアップ。
濡れタオルをかけておくだけでもOK。
Point3:切り花や観葉植物を飾る「植物の蒸散(水を水蒸気として出すこと)によって、加湿器と同様の効果が得られます」(皮膚科医の山田美奈さん)【続いて、Point4~8をご紹介!】