【最新整形事情】ヒアルロン酸、ボトックスが定番人気!注目はアンダーヘア脱毛!?

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10月2日に放送されたテレビ番組『有田哲平と高嶋ちさ子の明日は我がミーティング』(TBS系)が話題だ。

テーマは整形。

高嶋ちさ子(50才)は、有村架純(25才)の実姉で整形経験がある有村藍里(28才)の話を聞き、その場で初の整形を決断。

切らずにリフトアップする施術『ウルセラ』を体験し「若返った気がする!」と素直に喜んだ。

そこには後ろめたさも悲壮感も存在しない。

歯医者やエステに行くような、オープンでカジュアルな空気が流れている――。

インスタ映えのために、介護のために…さまざまな目的で(写真/アフロ)日本の整形数は113万7976件と、世界第3位(国際美容外科学会による美容外科実施統計より、2016年)。

女性誌等で美容記事を担当する近藤須雅子さんが解説する。

「美容外科手術では、1位のアメリカは痩身と豊胸、2位のブラジルは豊尻。

日本は二重まぶたや隆鼻など顔のパーツが主。

日本の医師は、繊細な日本人の皮膚でも傷痕が残らない高い技術と美的センスを身につけていて、世界でもトップクラスだと思います。

美容医療を受けるのを目的に日本に来る中国人も少なくありません」都内の美容外科クリニックに勤務する看護師の岩田朋美さん(仮名)は、昨今の整形に対する意識の変化を実感している。

「先日、80代の女性がまぶたのたるみが気になると来院し、二重埋没をしました。

その仕上がりを見てうらやましかったのか、50代の娘さんが同じ埋没をされて、さらにその孫である20代の女性が切開手術をして二重にしました。

昔は親からもらった体にメスを入れるなんて!と反対する親御さんが多かったものですが、今は娘が納得のいく容姿になれば自信が持てるだろう、と資金援助する親御さんも増えていますね」ここまで急速に“整形のカジュアル化”が進んでいる背景には、医師側の進化があると前出の近藤さんは言う。

「2000年頃は、美容外科のある大学病院は国内に数えるほどしかなく、そもそも大学病院が行うようなものではないと低く見られていました。

それが、今では美容皮膚科や美容外科を目指す医師も多く、美容クリニックも激増し、ずいぶん身近なものになりました。

医療用レーザーなどの進化で、シミを取るのもアザやほくろを取るのもほとんど変わりませんし、治療範囲が少し広がっただけともいえます」アルロン酸で手の甲がふっくら(写真/アフロ)中高生から80代女性まで、今や世代を問わずに整形クリニックを訪れるというが、特に多いのは、40~60代女性だという。

「40~60代女性がいちばんやっているのは、ボトックスとヒアルロン酸です。

2009年に厚生労働省の承認がおりた、温度管理が徹底された安全性の高いアメリカからの輸入薬品『ボトックスビスタ』の登場で、ボトックス治療が浸透しました」こう話すのは、大手美容クリニックに勤務していたカウンセラーの北島愛子さん(仮名)。

ボトックス治療とは、ボツリヌス菌を打つことで、筋肉の動きを麻痺させるもの。

表情を変えると出る眉間や目尻のしわの改善に効果がある。

一方ヒアルロン酸治療も、安定的な人気で、無表情でも消えないほうれい線などのしわにヒアルロン酸を注入することで、肌のへこみを埋め、ふっくらさせる作用がある。

20代には鼻に入れて高くする施術、中高年世代にはほうれい線や目のくぼみ、やせた唇に注入するヒアルロン酸施術が人気だという。

愛知県在住の主婦・池田寿江子さん(仮名・59才)は、息子の結婚式のため、整形デビューをした。

「人生最後の晴れ舞台だと思って、眉間にボトックス、ほうれい線にはヒアルロン酸を注入しました。

そしたら息子の友達から褒められて。

その幸福感を胸に今も生きています。

旦那は何も気づきませんでしたけれど…」50代の人気整形部位は以下の通りだ。

若い世代には依然として二重手術が人気を集めているが、同時に目のまわりにヒアルロン酸施術を受ける人も多いという。

就職して2年目の須崎歩さん(仮名・25才)は、涙袋にヒアルロン酸を注入した。

「今まで二重テープで二重を、メイクで涙袋を作っていたけど、メイクを落とした時の自分を見るのが苦しかったんですよね。

彼氏の前でもすっぴんになれないし。

だから整形してすごく楽になれました」大学3年生の前野愛華さん(仮名・21才)は、口元の施術を受けた。

「自撮りの時は正面でキメ顔なので気づかなかったのですが、友達がアップした動画に映った自分が口角を下げてしゃべっていて、すごく不細工だったんです。

唇の両端にボトックスを打つと、筋肉が口角を下げようとする力を麻痺させるので、いつでも口角があがったニコニコ顔に」20代の人気整形部位は以下の通りだ。

手の甲の血管にヒアルロン酸を入れたのは、東京都在住の自営業・田中貴美子さん(仮名・51才)。

「年の割には…と顔には気を使っていたつもりなんですが、でもある時、息子から“手はおばあちゃんだけどね”って言われたんです。

冗談っぽい口調でしたが、すごくショックだったので、翌日クリニックに行きました。

施術後は、骨っぽさや筋っぽさが取れて、ふっくらとした甲に。

自分の手に見とれてしまいます」田中さんが受けた手の施術のようにヒアルロン酸やボトックスの施術の部位は多様化している。

「最近は肩にボトックスを打つかたが増えています。

もとは肩こり解消のための施術でしたが、肩の筋肉の動きを止めるので、肩の盛り上がりが解消され首から肩のラインがすっときれいに」(前出・元クリニック勤務・北島さん)アンダーヘアが黒いうちに脱毛(写真/アフロ)ヒアルロン酸やボトックス以外で注目を集めているのは、アンダーヘアの脱毛や乳首の美白など、局部の美容医療だ。

東京都在住の会社員・加藤佑子さん(仮名・54才)は話す。

「50才を超えて、初めてアンダーヘアの完全脱毛をしました。

友達と温泉に行くことが多く、そのたびに年を重ねて薄くなったアンダーヘアを見られることが苦痛だったんです。

レーザーは黒いものにしか反応しないので、白くなる前の最後のチャンスだと思って挑戦しました(笑い)」実際に50才オーバーの脱毛希望者は多いという。

「若い世代は異性を意識して希望するかたが多いですが、年配のかたは温泉やジムに行って裸になった時、同性の裸を見てケアを意識するようです。

もっと言うと、来るべき介護を受ける日のために、陰毛があると手間をかけるからと完全脱毛する人もいるようです」(前出・近藤さん)“整形はもはや隠すものではない”という新しい価値観に根付いている。

実際にSNS上で「#整形」と検索をかけると、自らの整形をカミングアウトするばかりか、術後の経過を写真付きで公開する女性も少なくない。

自身も整形したことを公表している著述家の北条かやさんは話す。

「多くの人がSNSで自分を発信する時代、YouTuberや読者モデルをしている子たちにとって、公表してしまった方がキャラ付けをしやすいという側面がある。

隠し事がないと好感度が上がりますから」これから先、私たちと整形の関係はどのようになっていくのだろうか。

「容姿や外見のネガティブな要素を抑えて年齢感をマネジメントできれば、人と会ったり外出するのをためらうことなく生き生きと生活できると考える人は増えています。

できることなら“美容長寿”を目指したいということですね。

これからの美容治療もパーマや白髪染めのような身だしなみの一部になるかもしれません」(近藤さん)※女性セブン2018年11月1日号●【芸能人の整形事情】頬のリフトアップが人気で、最近の注目は「あごヒアルロン酸」●カイリー・ジェンナー、唇の美容整形中止に反響●ダレノガレ明美やしずちゃんも受ける話題の“ボトックス注射”って?●女優のアンナ・ファリスが衝撃告白「豊胸手術は最高の気分」●「美」磨きのプロ、エステティシャンがプライベートでこっそり使っている最強美容ツールとは?

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