勝算あり?ミス・ユニバース日本代表がセーラームーン姿で世界大会に挑むワケ
今年のミス・ユニバースは、語学堪能なセーラームーン?タイで12月に行われる「第67回ミス・ユニバース2018世界大会」に向けた壮行会が11月20日に開催され、今年のミス・ユニバース日本代表に選出された加藤遊海さん(22歳)の衣装がお披露目された。
司会を務めた2011年ミス・ユニバース日本代表の神山まりあさん、美馬寛子さん、加藤遊海さん、阿部桃子さん、西村宏堂さん(左から)さらにミス・ユニバースジャパンのナショナルディレクターの美馬寛子さんと、2017年の日本代表で世界大会のナショナル・コスチューム賞を獲得した阿部桃子さん、世界大会のヘアメイクを担当するメイクアップアーティストの西村宏堂さんが、世界大会での思い出話も繰り広げた。
思い切りのいい迫力のあるメイクで勝負!美しいグリーンの衣装で登場した阿部さんは、昨年の世界大会の思い出について「ちょうど去年の今頃に宏堂さんとお会いしました。
大会中、緊張感たっぷりのときに、優しく話しかけてくれたんです。
外国語が飛び交う中、久しぶりに日本語を話す安心感がありましたし、キラキラ輝いて素敵だなって思いました」とニッコリ。
自身も2008年のミス・ユニバース日本代表としての経験を持つ美馬さんは、「90か国もの女性が集まることはなかなかないもの。
朝、昼、晩と、ドレスやメイク、ヘアも自分で変えないといけない。
それも精査対象になるんですよ。
準備できる期間は少なかったですが、とてもいい経験でしたね」と懐かしそうに回顧。
2012年からミス・ユニバースのヘアメイクを担当する西村さんも、「大会では、世界の美女たちがその国の美をつきつめるし、ヘアメイクも栄養管理もプロがついて自信を持って胸を張ってやっています。
そんな一生懸命な姿を見ることは、表現することの素晴らしさにも触れられて、自分自身の勉強にもつながりますね」と語った。
90か国もの世界の美女たちが集結するミス・ユニバースの世界大会。
たくさんの美女たちが一同に介すから大会だからこそ、西村さんのメイク術にも秘訣があるよう。
「世界大会では、日本人ってユニークな存在。
だから国内の大会では上品さ、優しさを追求しますが、世界大会になるとアジア人も少ないので、その魅力をしっかり出せるよう思い切りのいい迫力のあるメイクにするように心がけます」(西村さん・以下同)。
さらに、世界大会のメイクを担当していくうちに、日本人としての自信をもらえたという。
「私はアメリカに11年暮らしているんですが、最初は背が低いことや、目が細いことがコンプレックスでした。
だけど、ミス・ユニバースでみなさんが自信を持って世界の中で輝いている姿を見たら自信をもらえました。
それは身体的なことだけじゃなくて、歩き方や話し方、しなやかな髪といった、たたずまいだったり、仕草だったり。
それが世界でも通用するし、日本人も輝けるという希望をもらえています」今年の日本代表は、素直さとピュアさが魅力的会場に設置されたランウェイに呼び込まれた加藤さんは、赤いくのいち姿で登場。
そして国の伝統的な出立ちでアピールするナショナル・コスチュームでは『美少女戦士セーラームーン』の衣装に早着替えすると、そのすらりと伸びた美しい長い手足に会場からはどよめきが。
通常、着物といった日本古来の衣装をモチーフすることの多いナショナル・コスチュームだが、今回選ばれたのは“セーラームーン”。
その真相が気になるところだ。
「今までに伝えられなかった新しい日本の魅力を届けたいということで、世界でも注目されているアニメ文化をお披露目したかったんです。
そんなとき、宏堂さんと話していてセーラームーンがいいんじゃないかって(笑い)」と美馬さんが告白。
すると、加藤さんのメイクを手がけた西村さんは、「大きいつけまつげに、ピンクのチークとリップ。
日本人のかわいらしさを表現しました。
私自身、セーラームーンが大好きなので!」と返した。
25年以上も前に誕生したセーラームーン。
22歳の加藤さんが生まれる前に人気を博していたキャラクターだけにその感動もひとしおの様子で、「日本だけでなく、世界で愛されているキャラクターなのでとても光栄です」と大感激。
司会者からも「生まれる前から人気ですもんね!」と語り掛けられると、「生まれてました…!」と満面の笑み。
会場に来ていたみんなの頭に“?”が浮かんでいると、「生まれてないよ!」と美馬さんがすかさずツッコミを入れるシーンも(笑い)。
日本語、英語、マレー語、中国語の4か国語を操る加藤さんの、そんなピュアな一面ものぞかせた壮行会。
最後に加藤さんが、「5歳から15歳までマレーシアで育ち、中学時代にはいじめにもあいました。
人と上手にコミュニケーションを取れなかった時期もありましたが、そんな自分と同じ経験したかたがたの希望になれるよう、ミス・ユニバースにチャレンジしています。
(マレーシアの大自然に囲まれて育ったので)ジャングルから出てきた私がこのような舞台に立てるのは、奇跡だと思っています。
それは周りのサポートあってこそ。
だから、応援していただいているみなさまの力を自分のパワーに変えて全力で頑張ります!」と意気込みを語り、イベントを締めくくった。
【データ】「ミス・ユニバース2018 世界大会壮行会」11月20日開催取材・文/船橋麻貴●高橋真麻、朝のヘアケア時短テクを学ぶ!彼氏のために伸ばした髪をイガリシノブ流で“ゆるふわ”に●『リーガルV』出演・宮本茉由 白い歯を保つオーラルケア語る●“旬女”4人が登場!桐谷美玲は胸元開いたセクシードレス姿を披露【ファッションチェック】●佐々木希のギャルメイク、宮崎あおいの子役時代など新米ママ6人の「若かったね~」写真●内田理央がいち早く体験!知らなきゃヤバイ「2019年トレンドメイク術」のポイント