ダイエットの効果アップにも◎!『距骨を整えて美ボディメイク』著者が体の歪みの原因と対策を解説
足首の真ん中にある「距骨(きょこつ)」という骨を知っている? これをケアすることで、美ボディと健康が同時に手に入れられるのだとか。
柔道整復師の志水剛志さんはアスリートやモデルらが通う整体・鍼灸・美容の融合スパ「フォルトゥーナ」の代表を務め、著書に『距骨を整えて美ボディメイク』(主婦の友社)などがある。
そこで、距骨ケアの第一人者である志水さんに、距骨を整えることの重要性について解説してもらった。
* * *距骨とは、足首の付け根の位置にあり、立つ、歩く、座る、寝るといった日常生活動作にアプローチできる、体の土台となる骨です。
足と脚をつなぐベアリングボールのような役割を果たしているのですが、筋肉が付着していないため日常の動きの中で自然と前後左右にズレてしまうのです。
筋肉への干渉がないため、ズレてもねじれても距骨周りに痛みは出にくく、代わりにひざ痛、腰痛、関節痛、O脚、X脚、外反母趾、猫背、下半身太り、冷え症、便秘といった体の不調として現れます。
いろいろ試したけれどよくならなかったという不調が、距骨を調整したことで改善されたというケースはとても多いんです。
つまり、日頃から距骨の調整をすることで、体の“軸”が整い、それに伴って血液やリンパの流れも改善されるので、不調が治るだけでなく、下半身太りの解消につながったり、くびれのある美しいボディラインに近づけたり、ということができるわけです。
距骨の調整で大事なのが、お腹も一緒にケアすること。
最近わかったのですが、出産を経験したかたや40代以上のかたは、お腹の“中心力”が使えていないことが多い。
お腹が使えないというのは、筋肉、腹膜、横隔膜、内臓などの機能が落ちて、上半身の軸がゆがんでしまうことを言います。
軸がゆがんだお腹は、筋肉が緊張して硬くなったりコリができたりするため、血液の循環が悪くなりやすい。
血液は心臓から出て、足まで行ってまた心臓に戻ってきますが、お腹が使えていないとうまく戻すことができないからです。
すると、内臓の不調だけでなく、ぜい肉が付きやすくなる原因にもなります。
呼吸が浅い、便秘、胃腸がもたれやすい、お腹が冷えるなどの症状は、お腹が使えていないことで起こっている可能性が高いです。
美容と健康のために運動するのも悪いことではありませんが、体のコンディションがよければより効果が出ますし、その逆も言えます。
体の軸がズレた状態で運動をすると、けがのリスクが高まったり、パフォーマンスが下がったりしますから。
なので、運動をプラスするより、まずは距骨とお腹をケアして、まずはマイナスを減らすことから始めることをオススメしています。
日常生活で気を付けたい習慣日常生活では、長時間足を組んで座る、前かがみ姿勢でスマホを見る、寝っ転がったままテレビを見るといった、いわゆる悪い姿勢に気をつけていただきたいです。
とはいえ、生活すること自体が体をゆがませることにつながっているんです。
いつも正しい姿勢でいられたらいいですが、何か作業に集中すると姿勢のことなんて忘れてしまいますよね。
だから、生活の中に距骨とお腹のケアを取り入れることで、ゆがんだ分をこまめにリセットするのが理想的。
お風呂に浸かっているときやそこから寝るまでの時間、オフィス、自宅でのちょっとしたすきま時間にセルフケアを。
それを習慣にしていただけたら、自分の体のクセや状態もわかるようになるので、本来の自分の体に近づけていくことができます。
* * *志水さんが教える「距骨ケア」と「お腹マッサージ」は、2月5日と2月8日に掲載予定。
こちらをチェックして、美ボディを目指してみては?著者:志水剛志さん柔道整復師にして、外反母趾など足のトラブルに詳しい足のスペシャリスト。
業界でもいち早く距骨へ着目し、臨床を重ねて「志水式距骨調整」を確立した。
現在、アスリート、モデル、タレントなども通う整体・鍼灸・美容の融合スパサロン「フォルトゥーナ」「壱番舘整骨院」の代表を務める。
http://fortuna-ichibankan.com/撮影/八木英里奈 取材・文/鈴木知子距骨を整えて美ボディメイク(生活シリーズ)●『ストレッチポール』を基礎から学んで美姿勢&ボディ引き締めに活用●身体の歪みを整えて肩こり・腰痛改善!『SMARTBODYRECOVERY』のプログラムを体験●これでリバウンド知らず!産後20kg減の本島彩帆里さんが守る6つの習慣【美痩せインタビュー】●女性のダイエットは”骨盤”がカギ!専門家が痩せるメカニズムを解説●1種目たった1分間!3ステップで美痩せボディに導く【骨盤調整エクサ】7選