62歳オバ記者、令和おばさんに!?ダイエット達成への野心を明かす
新しい元号「令和」になってはや1か月半。
改元直後、「痩せる」と新時代への誓いを新たにしたこの人のダイエット事情はどうなっている…?連載143回目は、「自炊どころじゃなくなった」激務の日々をオバ記者が綴る。
* * *まあ、見てよ、このいちご。
いちごといえば栃木の『とちおとめ』が有名だけど、わが地元、茨城県もなかなかのものでしょ? 地元産の野菜や豚肉を売っている直売所『あけのアグリショップ』は実家から原チャで20分。
ここの棚に一袋250円で並んであったの、全部かっさらったわよ。
ついでに直売所の横の『観音そば』で、“すず天そば”をすする。
地元産のそばの中にそうめん状にしてゆでた大根が混ぜ込まれていてね。
文字通り、涼やかな味! こうしてここで買い物や食事ができるのも何か月ぶりかしら。
母親の介護、バイト、ライター業…ここ数か月、91歳の母親の在宅介護の申請や、大学病院での検査のつきそいで茨城通い。
「娘さんが立ち会ってください」と言うほうは簡単だけど、こっちは片道3時間かけて用事を済ませて東京へとんぼ返り。
翌朝は9時から議員会館でアルバイトをしたり、原稿を書いたり、取材、撮影の日もある。
あっという間に、自炊どころじゃなくなってね。
食事は外食、外食、コンビニご飯。
朝から人けのない近所の『なか卯』で、朝定食なんか食べだすと、そのやさぐれ感ったらないよ。
まさにふうてんの62歳だよ。
それでも最初の1か月はいいのよ。
体重はじりっじりっと週に0.3kg前後のペースで増えていくけど、空腹のまま寝たりするとちょっと戻る。
まだいけそうな気がする。
問題は2か月目だね。
半ばを過ぎると、体重の変化がハッキリとお腹まわりに現れるんだわ。
もっとヤバいのは内太もも。
パンストやジーンズをはいたときの感覚に違和感があるんだわ。
違和感といえばその逆もあって私の場合、”月曜断食”で11kg減量したときは、自分で思っている体形と実際がズレてて、「このサイズだな」思って試着すると、微妙にゆるい。
中にはぶかぶかのもある。
そのたびに「えへへ」と鏡に向かってニヤけていたっけ。
「野菜をしっかり噛めばメインを食べすぎずにすむ」で、いまはその逆コースで、前かがみでパソコンをたたいているときだってお腹の肉が軽くぶつかっているし。
自分の食生活を思えば納得なんだけど、まあ、ダイエットだって、生活だって、山あれば谷あり。
いいときばかりはないけど、風向きしだいでまた“平常営業”に戻れるんだよ。
そんなこんなで、ようやく近所のスーパーへ買い物に行くゆとりができ、久しぶりに自分で作った野菜サラダとドレッシング。
それを今週はパックにつめてバイト先の議員会館に持っていってランチにしていたの。
野菜を噛んであごが疲れると、メインをドカンと食べようという気にはならなくていいよ。
なあ~んて、毎度おなじみ“ダイエット話”を、編集Oくんに聞かせに編集部へ。
ただ聞かせるのもナンだから、国会議事堂の土産物店『思い出や』で買ってきた250円の“令和”の文字入りのクリアファイルをあげようとしたら、なんとまさかの拒否。
「いやいや、ぼくはいいです。
せっかくだから、やりましょうよ、あれを!」で、撮ったのが冒頭の写真。
「令和おじさん」は総理になるとか、「いや、本人にその気はないでしょう」とか言われているけれど、「令和おばさん」の私は、やる気まんまん。
ここからレベルあげていくわよ! ヨガを始めた話は次回ね。
オバ記者(野原広子)1957年生まれ、茨城県出身。
『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。
同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。
バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に出演したこともある。
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